アップロード対象の図面を選定する
まずは、CADDi Drawerにアップロードしたい図面の対象を決定していきましょう。
機種別や、部品の種別(機械部品、組図、配管部品)等、貴社の利用実態に合った図面群を選定することがおすすめです。
対象図面選定のコツ
あらゆる部門の社員の方々が使う、情報のハブとなることを想定して、図面を選定しておくと、導入初期からスムーズに利活用が進む傾向があります。
日常業務の中で見る可能性のある図面は、全てアップロードすることをおすすめします。
[コツ]
図面枚数を絞り込ない
製図時期の新旧を問わない
図面の種類を問わない
CADDi Drawerには、「非図面ファイル」 = 図面以外のドキュメント(製品仕様書、不具合報告書、作業手順書、等)をアップロードすることも可能です。
貴社での活用シーンを想定した際、利用可能性がある場合、アップロード対象に含むかどうかを、カスタマーサクセス担当にご相談ください。
ただし、非図面ファイルのテキストデータの読み取り機能(文字の読み取り精度等)は、予告なく変更となる可能性がございます。
アップロード対象をキャディに連絡する
図面と、図面以外のアップロードしたいデータの範囲を、以下のような表に整理してみましょう。
整理が終わったら、キャディに共有しましょう。
| 対象範囲(任意) | ファイルの拡張子 | ファイル数 |
図面 | A機種 |
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| B機種 |
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図面以外 | 仕様書 |
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| 不具合報告書 |
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図面の重複を弾く判定方法を決定する
貴社の図面の利用実態に合わせ、登録時に重複を弾く設定を行うことが可能です。
以下の①~④のいずれかの組み合わせの中から、任意の方法を選択しましょう。
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| A.ファイル名の一致による重複判定 |
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| あり | なし |
B.ファイルのデータの一致による重複判定 | あり | ①(推奨) | ②(推奨) |
| なし | ③ | ④ |
キャディでは、①か②を推奨しております。
◆「A.ファイル名の一致による重複判定」をありにした場合
全く同じファイル名を持ったデータを登録しようとした際に、CADDi Drawerへの登録がはじかれるようになります。
◆「B.ファイルのデータの一致による重複判定」をありにした場合
同じ図面をアップロードしようとした場合、重複登録がはじかれるようになります。
ファイルあるいはページのデータが、バイナリレベルで完全に一致した場合、CADDi Drawerが同じデータとして認識して、登録をはじきます。
例:
パソコン上に保管されている図面ファイルAをコピーし、ファイル名を変更した図面ファイルBを用意。
この図面Aと図面BをDrawerにアップロードする
この場合、両図面のデータ値が同じのため、CはDrawerに登録されない。
なお、ファイルの中身のデータが変わると、別ファイルと認識されるため、登録されます。
図面の出力を開始する
出図する図面の範囲が決まったら、貴社の社内システムから、図面の出力を開始しましょう。
場合によっては、出力に日数がかかる場合や、貴社の情報システム部門との綿密な連携が必要な場合もあるため、早めに出力に着手することをおすすめいたします。
図面準備 よくある質問
Q. ファイル形式は、何に対応していますか?
A. PDF、TIFF、PNGが対応可能です。
その他の形式の場合、貴社にて、上記形式に変換した後にアップロードをお願いいたします。
Q. スキャンした紙図面をアップロードしても良いでしょうか?
A. 可能です。
読み取り精度向上の準備のため、事前にキャディまでご連絡をお願いいたします。
Q.1つのファイルに複数枚の図面がまとまっている場合、Drawer上ではどのように表示されますか?
サムネイル画面では、複数枚に分かれた全ページがそれぞれ表示されます。
例えば全10ページが1つのファイルになっていた場合、すべてのページがバラバラになり、Drawerのサムネイルには10枚表示されます。
また、バラバラになった図面の詳細画面から、「n図面を表示」をクリックすると、そのファイルを構成している複数の図面が、まとめて別ページで表示されます。