CLINICSカルテの「AI要約アシスト機能」では、医療機関様の運用や診療科に合わせて、対象言語の変更や、頻出単語を登録できる「辞書機能」などのカスタマイズが可能です。 本ページでは、各機能の設定・操作方法についてご案内します。
1. 辞書機能を利用する
医療機関様ごとに、頻出の「傷病名」「薬剤名」「院内用語」などを独自辞書としてあらかじめ登録できる機能です。AIが登録された単語を優先的に参照することで、誤認識を防ぎ、要約修正の手間を削減できます。
1-1. 辞書の作成方法
AI要約画面右上の [設定] > [要約設定] を開き、[辞書管理] をクリックします。
辞書一覧画面で [新規作成] をクリックします。
「辞書を作成」画面にて、以下の項目を入力します。
①辞書名:「内科用」「整形外科用」など、管理しやすい名前を付けます。
②キーワード:「よみがな」「表記」「カテゴリ」を入力し、[追加] をクリックします(連続して追加可能です)。
③必要なキーワードをすべて追加し終えたら、[保存] をクリックします。
💡 補足事項:
登録上限: 1つの辞書の中に、最大100個までのキーワードを登録できます。
複数パターンの作成: 診療科別や目的別など、運用に合わせて複数の辞書を作成して使い分けることが可能です。
後からの編集: 登録内容は、辞書一覧の [編集] ボタンからいつでも変更・追記が可能です。
1-2. プロンプトへの辞書の紐づけ(推奨)
基本的には、こちらの方法で辞書をあらかじめプロンプトに紐づけていただく運用を推奨いたします。プロンプトを選択するだけで、紐づけた辞書が自動的に反映されるようになります。
プロンプトの編集画面を開きます。
「辞書」欄で、そのプロンプトに使用したい辞書を選択します(複数選択可能です)。
[保存] をクリックすると、以後そのプロンプトを選択した際に、紐づけた辞書が自動でセットされるようになります。
1-3. 診察での利用方法
プロンプトを選択すると、そのプロンプトに紐づけられた辞書が自動的にセットされます。スポットで追加したい辞書がある場合は、[辞書を選択してください] から追加でチェックを入れてください(複数選択も可能です)。
AI要約画面内の [辞書を選択してください] をクリックします。
表示された一覧から、その診察で使用したい辞書にチェックを入れます(複数選択も可能です)。
通常通り録音・要約を開始すると、選択した辞書の内容を反映した要約が生成されます。
💡 補足事項:
プロンプトの切り替え:プロンプトを切り替えると、切替先のプロンプトに紐づく辞書がある場合は辞書選択欄がその辞書に更新されます(紐づく辞書がない場合は現在の選択が維持されます)。
選択状態の引き継ぎ:手動で選択し直した辞書は、次の診察にもそのまま引き継がれます。
2. 多言語設定を変更する(外国語の文字起こし対応)
日本語だけでなく、英語、中国語、韓国語の音声認識および文字起こしに対応しています。医療機関管理権限が付与されているアカウントで設定を行ってください。
2-1. 設定手順
カルテ画面右上の [設定] > [AIアシスト設定] を開きます。
「要約アシスト」タブの多言語設定で、診察で利用したい言語の [有効] にチェックを入れます。
※日本語は常に有効(固定)となります。
画面下部の [設定を更新する] をクリックすると、設定が即座に反映されます。
⚠️ 日本語の誤認識を避けるための運用のポイント
音声認識システムは、複数の言語が同時に有効になっている場合、日本語の発話を「外国語(特に英語など)として誤って認識」してしまう確率が上がることがあります。
そのため、多言語での診察が日常的に発生する場合を除き、普段使用しない外国語は [無効] に設定しておくことを推奨いたします。
3. カルテ情報を参照して要約する
※ライトプラン以上をご契約いただいている医療機関様が対象です。
AI要約画面の「参照情報」欄から、カルテに入力済みの情報をAI要約に反映させることができます。録音音声だけでは補えない患者背景の情報をAIが参照することで、より精度の高い要約の生成が期待できます。
本機能は録音した音声に対しての参照情報を指定するものです。ご利用には音声録音が必要です。
3-1. 使い方
カルテ画面でAI要約ドロワーを開きます。
「参照情報」欄をクリックし、AIに参照させたいカルテ情報を選択します。
通常どおり録音・要約を生成します。選択した参照情報が音声データとあわせてAIに送信され、要約結果に反映されます。
3-2. 選択できる参照情報の種類
以下のカルテ情報を参照対象として選択できます。
項目名 | 詳細 |
患者基本情報 | 患者様の氏名などの基本情報です。 固定項目となります。 |
診療記録 | 主訴所見、処置行為の情報です。 当日を含む最新5件の診療履歴を参照します。 |
投薬 | 投薬タブの情報です。 |
常用薬 | 副作用タブ > 常用薬の情報です。 |
測定値 | 測定値タブの情報です。 |
傷病名 | 傷病名タブ > 傷病名の情報です。 |
既往歴 | 傷病名タブ > 既往歴の情報です。 |
アレルギー | 副作用タブ > アレルギーの情報です。 |
禁忌薬 | 副作用タブ > 禁忌薬の情報です。 |
副作用薬 | 副作用タブ > 副作用薬の情報です。 |
検査結果 | 検査タブの情報です。 |
問診 | 問診タブの情報です。 |
患者メモ | メモタブ > 患者メモの情報です |
サマリ | サマリタブの情報です。 |
3-3. 活用例
初診患者の問診内容を参照し要約に反映したい
アレルギーや禁忌薬の情報をAIに把握させたうえで要約させたい
直近の検査結果や測定値を要約に組み込みたい
前回診察のサマリーを踏まえた要約を生成したい
💡 補足事項:
参照情報はカルテに登録済みのデータが対象です。未入力の項目は参照されません。
一度選択した参照情報の項目は次の診察にも自動で引き継がれます。患者様が変わる際は必要に応じて選択項目をご確認ください。
4. 補足情報を入力する
※スタンダードプラン以上をご契約いただいている医療機関様が対象です。
診察音声に含まれない情報(外部の問診結果・検査結果・他院での診断内容など)を要約に反映したい場合、AI要約ドロワー内の「補足情報」欄にテキストを入力することができます。入力した内容は音声データとあわせてAIに送信され、要約結果に反映されます。
本機能は録音した音声に対しての補足情報を入力するものです。ご利用には音声録音が必要です。
4-1. 使い方
カルテ画面でAI要約ドロワーを開きます。
「補足情報」欄に、要約に反映させたい情報を入力します(最大1,000文字)。
通常どおり要約を生成・再生成します。
4-2. 活用例
外部の問診サービスの結果をコピー&ペーストして反映したい
録音終了後に患者様から追加の申告があり、要約に追記したい
看護師が事前に測定したバイタルが会話に含まれなかった
他院での確定診断・検査結果・処方内容を反映したい
💡 補足事項:
補足情報は要約の生成・再生成のタイミングで保存されます。
「もっと詳しく」などの修正指示には対応していません。追加情報の入力欄としてご利用ください。
5. 過去の要約履歴を確認する
AI要約画面の「要約」欄には、同一診察内で生成された過去の要約履歴が保存されます。生成日時・担当者名をもとに履歴を選択することで、過去に生成した要約内容をいつでも確認できます。
5-1. 使い方
AI要約画面の「要約」欄右側に表示されている日時・担当者名をクリックします。
過去の要約履歴がドロップダウンで一覧表示されます。
確認したい履歴を選択すると、その時点で生成された要約内容が表示されます。
5-2. 活用例
要約を再生成した後、以前の生成内容と比較したい
別の担当者が生成した要約を確認したい
誤って要約を上書きしてしまった際に以前の内容を参照したい









