本ページでは、帳票自動印刷機能の概要と設定方法についてご案内いたします。
⚠️ ご利用にあたっての注意事項
カルテをご契約の医療機関様は、追加費用なしでご利用いただけます。
ご利用には、院内のPCへ「CLINICS印刷ツール」のインストールが必要です。
本機能の設定にあたっては、院内のネットワーク構成や接続されている各種プリンター・ドライバー設定など、医療機関様ごとの現地端末環境を確認および操作する項目が多岐にわたります。
そのため、医療機関様ご自身での作業を前提とさせていただいております。お電話やチャット等のサポートでは正確な状況把握や原因特定が困難なため、お問い合わせをお受けすることができません。
【お願い】
設定作業が難しい場合や、弊社での設定作業をご希望の場合は、2026年10月以降に提供予定の「設定オプションサービス(有償)」のお申し込みをご検討ください。
1. 帳票自動印刷機能とは
帳票自動印刷機能は、会計確定時に処方箋・領収書・明細書を自動的に印刷する機能です。
従来は手動で印刷操作を行う必要がありましたが、本機能により印刷作業が自動化され、会計業務の効率が向上します。
1-1. 主なメリット
会計業務の効率化:会計で発生する印刷操作が自動化されます。
操作ミスの削減 :印刷忘れや印刷漏れを防ぐことができます。
患者回転率の向上:特に患者回転率が高い診療科において効果を発揮します。
1-2. 自動印刷される帳票
初期のリリースでは、以下の3種類の帳票が自動印刷の対象です。対象の帳票については今後拡張していく予定です。
領収書兼請求書
診療明細書
処方箋(対象は院外処方のみです。電子処方箋の処方箋も対象です)
2. 事前準備
💡 環境準備
印刷ツールは「Windows 11 (Home/Pro/Enterprise)」の端末のみが対象です。
LTSC版のPCには対応しておりませんのでご注意ください
必要に応じてホワイトリストに以下の追加を行ってください。
print-agent-dist.prod.fireice.click(ポート 443)
print-agent-exchange.prod.fireice.click(ポート 443)
print-agent-pdf.prod.fireice.click(ポート 443)
*-ats.iot.ap-northeast-1.amazonaws.com(ポート 443・8883)
設定画面の「接続先一覧を見る」からも内容を確認することができます。
印刷ツール のインストール
1.設定の自動印刷設定画面で「セットアップする」をクリックします。
2.インストーラーのダウンロードボタンをクリックします。
3.ブラウザ上にインストーラーが表示されるのでダブルクリックします。
*:表示されない場合はPCのダウンロードフォルダからも確認可能です。
4.インストール画面が表示されるので設定を進めます。
5.印刷ツール名を入力し、「連携する」をクリックします。
6.追加した 印刷ツール が設定画面上に表示されます。
3. 自動印刷設定の手順
3-1.プリンタの表示名を設定する
【共通設定(全PCで共通の設定)】
「共通設定」をクリック後、表示された画面で表示名を入力します。
*:「受付横」や「診察室」など用途に合わせてご自由に設定ください。
3-2.書類ごとにプリンタを割り当てる
【共通設定(全PCで共通の設定)】
処方箋・領収書・明細書の3種類の書類それぞれに対して、以下の設定を行います。
(基本設定)
自動印刷 :「有効」に設定すると、その書類の自動印刷が有効になります。
印刷ツール :印刷を実行する 印刷ツール を選択します。
出力プリンタ:実際に印刷を行うプリンタを選択します。
【「請求額なしの会計」および「請求修正した会計」の自動印刷をOFFにする設定】
書類ごとに合わせて、以下の条件に合致する会計確定時の自動印刷および別タブ表示をスキップ(OFF)する設定が可能です。
領収書兼請求書
請求額なしの会計:公費や調整金等により請求額が0円の会計確定時に自動印刷をスキップします。
請求修正した会計:一度確定した請求を修正した際の差額入金・返金時の自動印刷をスキップします。
診療費明細書
請求額なしの会計:公費や調整金等により請求額が0円の会計確定時に自動印刷をスキップします。
(※請求修正後の差額入金・返金時は領収書のみを発行する運用のため、明細書側には「請求修正した会計」の設定値はありません)
💡補足事項
・初期値はチェックなしのため、すべて自動印刷対象となります。
・処方箋は当該設定の対象外です(0円会計であっても発行が必要となるため)。
(印刷オプション)
以下の印刷オプションを書類ごとに設定できます。
オプション | 説明 |
自動印刷 | 「有効」に設定すると、その書類の自動印刷が有効になります。 |
印刷ツール | 印刷を実行する 印刷ツール を選択します。 |
出力プリンタ | 実際に印刷を行うプリンタを選択します。 |
発行部数 | 印刷する部数を指定します。(1〜99部) |
用紙サイズ | A4 / レシート(80mm)などから選択します。 |
向き | 縦 / 横から選択します。 |
片面 / 両面 | 片面 / 両面(長辺綴じ) / 両面(短辺綴じ)から選択します。 |
カラー | カラー / モノクロから選択します。 |
余白 | プリンタの既定 / なしから選択します。 |
倍率 | 50%〜200%の範囲で指定します。 |
💡注意事項:書類別のデフォルト設定
処方箋:用紙サイズ「A5」、余白「プリンタの既定」がデフォルトです。
領収書:用紙サイズ「A5」、余白「プリンタの既定」がデフォルトです。
明細書:用紙サイズ「A4」、余白「プリンタの既定」がデフォルトです。
【ツール個別設定】
印刷ツール単位で出力先のプリンタを分け合い場合は以下の設定方法をご参照ください。プリンターが1台のみの場合や出し分けが不要の場合は「ツール個別設定」は不要です。
印刷ツール一覧で対象の印刷ツールの行にある「設定」をクリックし、「帳票別プリンタの個別設定」で書類ごとの送信先プリンタを選びます。各行の「テスト印刷」で、選んだプリンタから印刷されることを確認してから「保存」してください(詳しくは 3-3 を参照)。
3-3. テスト印刷を実行する
設定が完了したら、テスト印刷を実行して正しく印刷されるかを確認します。テスト印刷には次の 2 つの入口があり、確認したい設定に応じて使い分けます。
【共通設定のテスト印刷】書類ごとの共通設定を確認する
「共通設定」を開き、確認したい書類(処方箋・領収書・明細書)の行にある「テスト印刷」をクリックします。
その書類に割り当てた印刷ツールとプリンタから、設定した印刷オプション(用紙サイズ・余白など)でサンプル帳票が印刷されます。
印刷結果を確認し、必要に応じて印刷オプションを調整します。調整した内容はすぐに保存されるので、もう一度「テスト印刷」をクリックして確認できます。
*:書類の「自動印刷」が有効で、印刷ツールとプリンタが両方設定されており、印刷ツールがオンラインの場合にクリックできます。
【印刷ツール設定のテスト印刷】PC ごとに割り当てたプリンタを確認する
印刷ツールをインストールした直後の動作確認や、「ツール個別設定」で PC ごとに割り当てたプリンタを確認したいときに使います。
印刷ツール一覧で、確認したい印刷ツールの行にある「設定」をクリックします。
「帳票別プリンタの個別設定」で、確認したい書類の行の送信先プリンタを選び、同じ行の「テスト印刷」をクリックします。
選んだプリンタから、その書類の印刷オプション(共通設定で保存した値)でサンプル帳票が印刷されます。印刷結果を確認できたら「保存」をクリックします。
*:「テスト印刷」は「保存」の前でも実行できます。設定を確定するには「保存」が必要です。
*:送信先プリンタが「医療機関全体の「共通設定」に従う」のままの書類は、共通設定で割り当てたプリンタからサンプル帳票が印刷されます。共通設定でプリンタが未設定の場合は「印刷先プリンタが未設定です。」と表示されます。
4. 自動印刷を行う
4-1. 自動印刷のタイミング
帳票の自動印刷は、入金確定時 に実行されます。
入金確定操作(入金画面の「確定するボタン」クリック)を行うと、設定された3種類の帳票(処方箋・領収書・明細書)が自動的に印刷されます。
*:「入金額が0円」の場合は、算定確定のタイミングで実行されます。
自動印刷が表示されると画面下にメッセージが表示されます。
💡 自動印刷対象外のケース
オンライン診療の会計: 自動印刷は行いません。(対面診療のみ対象)
診察種別により自動で判定されるため、事前の切り替え設定も不要です。
melmo(メルモ)へのアップロード時: 対面診療であっても、入金/請求確定画面で「請求書をmelmoにアップロードする」にチェックを入れた場合は、自動印刷がスキップされます。
請求額なし(0円)の会計設定時: 設定画面の「共通設定」にて「請求額なしの会計」にチェックを入れている場合、請求確定時に請求額が0円の会計は自動印刷されません。
4-2. 再会計時の動作
再会計を行った場合も、会計確定時と同様に自動印刷が実行されます。
4-3. 印刷失敗時の対応
自動印刷に失敗した場合は、「自動印刷できませんでした。」といった警告メッセージが表示されます。その場合は、画面右上の「帳票印刷」ボタンから手動で再印刷してください。
「帳票印刷」ボタンを押すと再度自動印刷を実行します。
矢印ボタンを押すと、各帳票が別タブで開くので手動印刷を行なってください。
よくあるご質問
Q1. 自動印刷を一時的に停止できますか?
A. はい、各書類の「自動印刷:無効」にすることで、その書類の自動印刷を停止できます。
Q2. 複数のプリンタに同時に印刷できますか?
A. いいえ、各書類につき1台のプリンタを指定します。ただし、処方箋・領収書・明細書でそれぞれ異なるプリンタを指定できます。
Q3. 印刷オプションは後から変更できますか?
A. はい、いつでも自動印刷設定画面から変更できます。変更後は「共通設定」の該当書類の「テスト印刷」で動作を確認してください。
トラブルシューティング
Q1. 印刷ツールをインストールできません
・「LTSC」版のWindowsをお使いの場合、印刷ツールはご利用いただけません。
・「設定」→「システム」→「バージョン情報」を開き、エディション名に「LTSC」と入っていないかご確認ください。
Q2. インストールしたのに「PCから未検出」のままです
・印刷ツールを入れたパソコンで、Chrome から設定画面を開いてください。
・別のパソコンや他ブラウザからは連携できません。それでも変わらない場合は、パソコンを再起動してからもう一度お試しください。
Q3. 「別の環境と連携済みの可能性があります」と表示されます
・印刷ツールをアンインストールして、もう一度インストールし直してください。
・以前に別の場所で使っていたパソコンで表示されることがあります。入れ直すと連携できるようになります。
Q4. 使いたいプリンタが一覧に出てきません
・印刷ツールを入れたパソコンで、そのプリンタが使える状態になっているかご確認ください。
・パソコン側でプリンタが使えるようになってから、カルテの設定画面を再読み込みすると表示されます。
Q5. 設定したのに自動で印刷されません
次の3つをご確認ください。
・帳票ごとの「自動印刷」が有効になっているか
・出力するプリンタが選ばれているか
・印刷ツールを入れたパソコンの電源が入っているか


















