本ページでは、カルテの承認機能(承認状態の確認、未承認カルテ一覧の使い方、カルテ自動確定の設定)についてご案内します。
1. 機能概要
機能追加の背景
医師以外のスタッフによるカルテ入力が発生する場合に、医師による確認・確定の状況を分かりやすく管理する目的で本機能を追加いたしました。
医師による確認・確定のプロセスをシステム上で明確に記録できるようにするとともに、確定(承認)が行われていない診療録の確認漏れを防ぐことで、より安全で管理しやすい運用環境を整備いたしました。
機能の仕組み
承認機能は、代行入力されたカルテを医師が確認し、確定(承認)した状態を管理する機能です。カルテごとに「承認済み」「未承認」の状態が表示され、未承認のカルテを一覧で確認することができます。
あわせて、医師による確認・保存が行われなかった未承認のカルテを夜間にシステムが自動で確定する「カルテ自動確定」もご利用いただけます。
💡補足事項:現在、承認機能の対象は診療録(カルテ)のみとなります。
💡本機能自体を無効(OFF)にする設定値はございません。
2. 承認状態のルール
医師がカルテを保存すると「承認済み」になります。内容の変更の有無にかかわらず、医師の保存操作が承認となります。
医師以外のスタッフが内容を変更して保存すると「未承認」になります。
医師以外のスタッフが保存しただけで内容に変更がない場合は、承認状態は変わりません。
過去に作成されたカルテの扱い
承認機能の公開前に作成されたカルテには、承認/未承認の状態はありません(アイコンも表示されません)。
公開後に過去のカルテを開いて保存操作を行った時点から、そのカルテの状態管理が開始されます。
3. 承認状態の確認方法
カルテ画面
カルテ画面にアイコンが表示されます。アイコンにカーソルを合わせると、「未承認のカルテです」「承認済みのカルテです」と表示されます。
2号用紙
カルテ2号用紙に、時点の承認状態として「承認済み」または「未承認」が表示されます。
編集履歴
カルテ画面の「編集履歴」で、保存ごとの履歴を確認できます。一覧には、次の2つの列が表示されます。
担当医以外:診察の担当医以外が保存した版に「◯」が付きます。
自動:夜間の自動確定によって作成された版に「◯」が付きます(カルテ自動確定が有効な場合)。
自動確定の版はカルテの内容が変更されていません。「編集者」には入力者ではなく、確定者が表示されます。
通知
未承認のカルテがある場合、ベルマークに「未承認のカルテがあります」と表示されます。通知のリンクから、未承認一覧を開くことができます。
4. 未承認カルテ一覧の使い方
STEP 1 未承認カルテ一覧を開く
設定 > 「カルテ未承認一覧」を開きます。
診察日時・氏名・カルテ番号・担当医・更新日時・更新スタッフが一覧で表示されます。「担当医」で絞り込むこともできます。
STEP 2 カルテを確認し、保存する
内容を確認し(修正が必要な場合は修正のうえ)、保存します。
保存すると「承認済み」になり、カルテ未承認一覧から消えます。
5. カルテ自動確定の設定
カルテ自動確定を有効にすると、未承認のカルテを夜間にシステムが自動で確定します。自動確定をご利用にならない場合は、設定は不要です(引き続き、医師の保存操作により承認します)。
有効にするための準備
サービス仕様適合開示書に記載の、代行操作・自動確定の仕様を確認してください。
自動確定機能をご利用になる場合は、院内で利用する運用管理規程への反映・整備が必要です。
改訂版のひな形および変更点を先行公開しておりますので、ダウンロードしてご利用ください。
【運用管理規程の主な変更点】
6条(利用者の責務): 代行入力の全面禁止を廃止し、医師の指示に基づく代行入力を許容。医師による内容確認・確定操作(保存=承認の記録)の責務を明記。
7条(システムの機能要件): 未承認診療録の識別機能、自動確定機能等の機能要件を追加。
8条(新設): 自動確定機能を利用する場合の運用ルール(確定者の考え方、未承認確認の方法、誤り訂正、運用開始の条件等)を規定。
条番号の繰り下げ: 旧8条以降 → 9条以降
(※自動確定機能をご利用にならない場合、8条相当の整備は必須ではありませんが、代行入力を実施している場合は6条相当の見直しを推奨いたします)
⚠️ 注意事項:
運用管理規程の整備は、自動確定を有効にする前に行うことを推奨します。
設定には、医療機関管理権限が必要です。
設定方法
STEP 1 カルテ自動確定の設定画面を開く
設定 > 「カルテ機能」> 「カルテ自動確定」を開きます。
STEP 2 自動確定担当医を選択する
「自動確定担当医」を選択します。
STEP 3 確認事項にチェックを入れて有効にする
「仕様適合開示書に記載の代行操作・自動確定の仕様を確認しました」と「院内で利用する運用管理規程に、代行入力と自動確定に関する規定を整備済みです」にチェックを入れます。
「変更を保存」を押します。
自動確定の仕組み
夜間に、医師以外のスタッフの入力が最終となっている未承認のカルテが自動で確定されます。
自動確定の対象は、有効にした日以降に未承認となったカルテです。有効にする前から未承認のままのカルテは、自動確定されません。
確定者は、そのカルテの担当医です。担当医が退職などで確定者になれない場合は、設定した自動確定担当医が確定者になります。
自動確定による記録は、編集履歴の「自動」列に「◯」が付き、スタッフの操作による確定と区別されます。
自動確定を無効にする
「カルテ自動確定」の画面を開き、「自動確定を無効にする」の「無効にする際の注意事項を確認しました」にチェックを入れ、「無効にする」を押します。
無効にすると夜間の自動確定は行われなくなり、医師が保存しない限りカルテは承認済みになりません。
6. よくあるご質問
Q1.過去のカルテがすべて未承認になりますか?
A1.いいえ。承認機能の公開前に作成されたカルテは状態を持たないため、未承認一覧には表示されません。公開後にそのカルテを開いて保存した時点から、状態の管理が始まります。
Q2.自動確定を有効にしないと、承認機能は使えませんか?
A2.いいえ。承認済み・未承認の表示や未承認一覧は、自動確定を有効にしていなくてもご利用いただけます。自動確定は、あわせてご利用いただける任意の機能です。
Q3.未承認の状態だとレセプト作成に影響がありますか?
A2.いいえ。レセプトデータの作成、請求には影響ございません。











