本ページでは、労災・自賠責における休業証明の入力方法・レセプトへの反映についてご案内いたします。
診療状況において入力方法が異なりますので、該当となる入力方法をご参照ください。
1.労災・自賠責保険の療養期間内の当月に受診がある場合
例:療養期間内である12月1日と12月14日に受診あり、14日に休業証明を請求する
・提出するレセプト:12月分
・労災・自賠責保険の療養期間:11月1日〜期限なし
・証明期間:11月1日〜12月31日
💡ポイント:
・カルテオーダー順は、必ず下記順番にて入力します。
【カルテのオーダ順】
・休業証明
・証明期間のコメントコード:11月1日〜12月31日
【レセプト表記】
・療養期間(赤枠):当月の療養期間が表示されます。
・実日数(青枠):当月の実日数が表示されます。
・証明期間(緑枠):カルテ画面で入力した証明期間が表示されます。
2.労災・自賠責保険の療養期間内の当月に受診がなく休業証明のみ請求する場合
例1:証明期間が同月内である場合
療養期間内の12月に受診はないが、12月に休業証明(証明期間が同月内)のみ請求する
・提出するレセプト:12月分
・労災・自賠責保険の療養期間:令和5年10月1日〜期限なし
・証明期間:令和5年11月10日〜11月20日
ポイント💡:
・置換用のコメントコード「【レセプト】労災自賠責ー療養期間置換」を活用することで、休業証明のみのレセプト作成が可能です。
・カルテでオーダーする際、必ず下記順番にて入力します。
【カルテのオーダ順】
・休業証明
・証明期間のコメントコード:11月10日〜11月20日
・置換用のコメントコード:【レセプト】労災自賠責ー療養期間置換
・令和 年 月 日のコメントコード:令和5年11月10日(証明期間の開始年月日)
・令和 年 月 日のコメントコード:令和5年11月20日(証明期間の終了年月日)
【レセプト表記】
・療養期間(赤枠):カルテ画面で入力した置換の療養期間が表示されます。
・実日数(青枠):「999日」と表示されます。
・証明期間(緑枠):カルテ画面で入力した証明期間が表示されます。
例2:証明期間が複数の年月に跨ぐ場合
療養期間内の12月に受診はないが、12月に休業証明(証明期間が月を跨ぐ)のみ請求する
・提出するレセプト:12月分
・労災・自賠責保険の療養期間:令和5年10月1日〜期限なし
・証明期間:令和5年10月20日〜11月10日
💡ポイント:
・レセプトの療養期間は、初月と末日が同一年月となるように記録する必要があるため、置換用のコメントコードを活用します。
・この例の場合、レセプトの療養期間は「10/20-10/31」、または「11/1-11/10」とします。
・「10/20-10/31」としてレセプトを提出するオーダー例を下記でご紹介します。
・カルテでオーダーする際、必ず下記順番にて入力します。
【カルテのオーダ順】
・休業証明
・証明期間のコメントコード:10月20日〜11月10日
・置換用のコメントコード:【レセプト】労災自賠責ー療養期間置換
・令和 年 月 日のコメントコード:令和5年10月20日
・令和 年 月 日のコメントコード:令和5年10月31日
【レセプト表記】
・療養期間(赤枠):カルテ画面で入力した置換の療養期間が表示されます。
・実日数(青枠):「999日」と表示されます。
・証明期間(緑枠):カルテ画面で入力した証明期間が表示されます。
3.労災・自賠責保険の療養期間外に休業証明のみ請求する場合
例:療養期間外である12月10日に休業証明のみ請求する
・提出するレセプト:12月分
・労災保険適用期間:11月19日〜11月30日
・証明期間:11月19日〜11月30日
💡ポイント:
・休業証明用の「労災・自賠責保険」「傷病名」の新規登録が必要です。
・カルテでオーダーする際、必ず下記順番にて入力します。
【休業証明用の労災・自賠責保険を登録について】
・療養開始日(赤枠):証明期間開始日(令和6年11月19日)
・療養終了日(ピンク枠):休業証明をオーダするカルテの診察日(令和6年12月10日)
【休業証明用の傷病名を登録について】
・傷病名の開始日:「証明開始日」を入力(2024/11/19)
・その他保険:新規で作成した労災・自賠責保険を選択する
※休業証明書用の傷病名となりますので、ご請求が完了したら削除していただいても問題ありません。
【カルテのオーダ順】
・休業証明
・証明期間のコメントコード:11月19日〜11月30日
【会計について】
新規登録した「休業証明用の保険」を選択して会計します。
「休業証明用の傷病名」に紐付けている保険と一致しているか確認の上、請求へ進んでください。
【レセプト表記】
・療養期間(赤枠):カルテ画面で入力した証明期間が表示されます。
・証明期間(赤枠):カルテ画面で入力した証明期間が表示されます。
・実日数(青枠):実日数は「999日」と表示されます。
💡補足:
(1)休業証明のレセプトをオンライン請求する際、ASPエラー(エラーコード:4455)が発生する場合がありますが、「請求確定(エラー分を含む)」を押下し、そのままご請求ください。
参考資料:令和 7 年 1 月版
(2)置換コメントコード「【レセプト】労災自賠責ー療養期間置換」を使用できるレセプトは令和3年4月診療分以降であり、対象の保険の種類は下記の通りです。
・労災保険レセプト(短期給付・傷病年金)
・公務災害レセプト(労災準拠のみ)
・自賠責保険レセプト(労災準拠のみ
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