令和2年5月13日現在、厚生労働省の通知に基づき、コロナ関係の公費として下記２種類の公費を使用することが可能です。

・093 感染症予防・医療法（ＰＣＲ検査等に係る補助）
短縮名称：ＰＣＲ検査
（「新型コロナウイルス核酸検出の保険適用に伴う行政検査の取扱いについて」令和２年３月４日健感発 0304 第５号厚生労働省健康局結核感染症課長通知。同月 25 日改正。より）
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​・094 感染症予防・医療法（新型コロナ軽症者等に係る補助）
短縮名称：コロナ軽症
（「新型コロナウイルス感染症の軽症者等に係る宿泊療養及び自宅療養における公費負担医療の提供について」令和２年４月 ３０日健感発 0430 第３号厚生労働省健康局結核感染症課長通知。より）
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上記公費の登録方法、算定時の注意点を本記事にてご案内いたします。

・負担者番号：各補助事業ごとに割り振られた番号を入力します。
　「新型コロナウイルス感染症に係る行政検査の保険適用に伴う費用の請求に関する診療報酬明細書の記載等について」p.2に記載されている該当の実施機関の公費負担者番号（「集計コード欄」）を記載します。※画像は東京都文京区の例を記載
​※上記資料はORCAの算定方法も記載されておりますが、CLINICSカルテにおける算定に関しては次項「3.算定時の注意点」を必ずご確認ください
​・公費の種類：「093 ＰＣＲ検査」
​・受給者番号：「9999996（7 桁）」
​・適用期間：「令和２年４月１日」〜「期限なし」
​・確認年月日：通常通り入力した日付を入力します。
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・負担者番号：各補助事業ごとに割り振られた番号を入力します。
　「新型コロナウイルス感染症に係る公費負担医療対応【速報版】」p.2に記載されている各医療機関が所在する都道府県の公費負担者番号を記載します。※画像は東京都の例を記載
​※上記資料はORCAの算定方法も記載されておりますが、CLINICSカルテにおける算定時に関しては次項「3.算定時の注意点」を必ずご確認ください
​・公費の種類：「094 コロナ軽症」
​・受給者番号：「9999996（7 桁）」
​・適用期間：「令和２年５月１日」〜「期限なし」
​・確認年月日：通常通り入力した日付を入力します。
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下記の通り、公費毎にカルテ作成・会計（分点）の必要がございます。
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・ＰＣＲ検査料：「093 ＰＣＲ検査」にて算定

「ＳＡＲＳ−ＣｏＶ−２核酸検出（検査委託）」とコメントを追加するより「実日数算定」を入力します。
※フリーテキストで「実日数算定」と追加した場合は、実日数が反映されませんのでご注意ください。

例：「ＳＡＲＳ−ＣｏＶ−２核酸検出（検査委託）」をオーダーする場合

※「検査」タブより”SARS”と入力すると検索可能です。

💡補足： レセプト実日数の表示について

・保険と公費の受診日数が同じ場合（例：保険・公費共に実日数1日）、

公費対象の受診日数（下図①）の表示は省略されます。
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・保険と公費の受診日数が異なる場合（例：保険3日、公費1日）、
公費対象の受診日数（下図①）は表示されます。

・分点の方法は【カルテ】異なる保険組み合わせで診察する際のカルテ作成、会計方法（分点）をご確認ください。

①カルテ画面（１医保）

・通常の請求内容（PCR公費対象外の請求項目）を入力します。

②カルテ画面（２医保）

・「ＳＡＲＳ−ＣｏＶ−２核酸検出（検査委託）」とコメント追加より「実日数算定」を入力します。

※「検査」タブより”SARS”と入力すると検索可能です。

・他レセプト摘要欄に必要なコメントを入力します。

③レセプト
「ＳＡＲＳ−ＣｏＶ−２核酸検出（検査委託）」の検査判断料が出来高算定でレセプトへ反映されます。

①カルテ画面（１医保）

・通常の請求内容（PCR公費対象外の請求項目）を入力します。

②カルテ画面（２医保）

・「ＳＡＲＳ−ＣｏＶ−２・インフルエンザ核酸同時検出（検査委託）」とコメント追加より「実日数算定」を入力します。

※「検査」タブより”SARS”と入力すると検索可能です。

・他レセプト摘要欄に必要なコメントを入力します。

③レセプト

「ＳＡＲＳ−ＣｏＶ−２・インフルエンザ核酸同時検出（検査委託）」の検査判断料が出来高算定でレセプトへ反映されます。

💡留意事項

「ＳＡＲＳ－ＣｏＶ－２・インフルエンザウイルス抗原同時検出」も入力方法は

同様です。

ご不明な点などございましたら、CLINICSカルテチャットサポートデスクまでお問い合わせ下さいませ。
チャットサポートデスクへは、受付一覧画面・カルテ入力画面左下の吹き出しアイコンを押していただき、「メッセージを送信」よりお問い合わせください。