本ページでは、カルテ適応症・投与量チェックの操作の流れについてご案内いたします。
2-1 「点検」ボタンをクリック
2-3 適応症チェック・非適応症チェック
2-4 適応症登録・修正
2-5 投与量チェック・投与日数チェック
2-6 投与量・投与日数変更
2-7 点検終了
動画でのご案内もございますので、ご参考いただけますと幸いです。
▼【オプション】適応症チェック・投与量チェック(操作方法)
▼【オプション】適応症チェック・投与量チェック(点検ルール設定)
1.カルテ適応症・投与量チェックの操作の流れ
・カルテ適応症・投与量チェックによる点検処理はカルテ画面の「点検」ボタンをクリックすることで実行できます。
・カルテで「点検」ボタンをクリックすると、まず『適応症チェック』『非適応症チェック』が開始され、チェック結果に問題がない場合『投与量チェック』『投与日数チェック』へと進みます。
・すべての点検結果に問題がない場合は、「点検が正常終了しました」のメッセージが表示され、点検が終了します。
※「有効な傷病名」とは、下記要件を満たしている傷病名です。
・労災・自賠責保険との紐付けがされていない傷病
・診察日時点で既に開始されており、かつ転帰が入力されていない傷病
💡留意事項
・「事前編集モード」「診察中」「会計待ち」「会計完了」どのステータスでも点検可能です。
・すでに診察が完了しているカルテに対し点検を実行する場合は、カルテの保存が必要になります。「点検」ボタンをクリック後「カルテの変更を保存」の画面が表示されます。「保存する」をクリックしカルテ内容を保存すると点検処理が開始されます。
・複数タブでカルテを作成し「点検」ボタンをクリックした場合、開いているカルテタブのみ点検対象となります。
2.各チェック項目で表示される画面、留意点
2-1 「点検」ボタンをクリック
・カルテに診療行為を入力後、画面右下の「点検」ボタンをクリックします。
💡留意事項
・「点検」ボタンをクリックし赤字で点検結果が表示された場合でも他ボタンの
クリックや他画面への遷移が可能です。
2-2 「有効な傷病名が登録されていません」アラート
・有効な傷病名が登録されていない状態で「点検」ボタンをクリックすると、「有効な傷病名が登録されていません。」とアラートが表示されます。
・編集中のカルテの診察日に有効な傷病名に対し適応症・投与量チェックが行われるため、”有効な傷病名”をご登録ください。
💡留意事項
”有効な傷病名”とは、下記要件を満たしている傷病名です。
・労災・自賠責保険との紐付けがされていない傷病
・診察日時点で既に開始されており、かつ転帰が入力されていない傷病
2-3 適応症チェック・非適応症チェック
適応症チェック
・「点検」ボタンをクリックした際に『適応症チェック』結果に問題があると、
以下のように問題がある診療行為に⚠️マークがつき赤く表示されます。
・⚠️マークをクリックすると「有効な傷病名を追加してください。」のメッセージと該当の診療行為に適合する傷病名の候補リスト5件が表示されます。
点検ルール上”疑い病名”が不可の傷病名は「+◯◯◯(疑い不可)」のように記載されます。
💡留意事項
・傷病名の候補リストはレセプトチェックを行なった過去のUKEファイルにおいて、該当の診療行為に対し頻用された傷病名を元に表示しており、UKEファイルに頻出する傷病名を学習して表示順が変更されるような仕様になっています。
・「特定疾患療養管理料」「特定疾患処方管理加算」は傷病名に”特定疾患”が登録されている場合、”主病”でなくとも点検が正常終了となり、「点検が正常終了しました」のメッセージが表示されます。
・傷病名が特定できない医薬品(例:シナール配合顆粒等の混合ビタミン剤等)は適応症設定ルールは存在しますが、デフォルトで「点検対象外」になっています。
適応症チェックを行う場合は、点検対象にチェックを入れてください。
・「単純撮影」「造影剤使用撮影」等は”部位コード”(例:胸部、膝関節等)の登録がない場合、適応症チェックが行われず点検が正常終了となります。
また、”部位コード”の登録がないまま会計画面へ進むと”部位コードを入力してください”とエラーが出ますので、必ずご登録ください。
非適応症チェック
・「点検」ボタンをクリックした際に非適応症チェック結果に問題があると、以下のように問題がある診療行為に⚠️マークがつき赤く表示されます。
・⚠️マークをクリックすると「禁忌傷病名が登録されています。」のメッセージと禁忌傷病名が表示されます。
💡留意事項
『適応症チェック』『非適応症チェック』のルールを変更したい場合は、レセプトチェックの点検ルール設定>適応症設定にて変更します。
詳細は【カルテ】[レセプトチェックオプション]適応症設定を変更する(点検設定の変更方法)をご参照ください。
2-4 適応症登録・修正
適応症チェックに問題がある場合
『適応症チェック』の結果、⚠️マークが出た診療行為に対し、適応症の登録を行います。
●候補リストに表示されている傷病名を登録する
・登録する該当の傷病名をクリックします。
・「傷病名を追加」画面が表示されます。必要項目を入力・修正し傷病名を
「追加」します。
●候候補リスト以外の傷病名を登録する
・「+傷病名を追加する」をクリックします。
・傷病名を検索の上選択し、必要項目を入力・修正して傷病名を「追加」します。
非適応症チェックに問題がある場合
非適応症チェックの結果、⚠️マークが出た診療行為に対し、適応症の修正もしくは薬剤の変更・削除を行います。
●禁忌症リストに表示されている傷病名を修正する
・禁忌となる傷病名をクリックします。
・「傷病内容を編集」画面が表示されます。必要項目を修正し傷病名を「変更」します。
適応症登録・修正完了
・再度「点検」ボタンをクリックし、問題がなければ「点検が正常終了しました」と表示され点検が完了します。
2-5 投与量チェック・投与日数チェック
『適応症チェック』『非適応症チェック』に問題がない場合、次に『投与量チェック』『投与日数チェック』が行われます。
投与量チェック
・「点検」ボタンをクリックした際に『投与量チェック』結果に問題があると、以下のように問題がある医薬品に⚠️マークがつき赤く表示されます。
・⚠️マークをクリックすると「処方量の上限を2以下に設定してください。」
(※メッセージの数量は一例です)のメッセージが表示されます。
投与日数チェック
・投与日数チェックは内服薬のみ対象です。
・「点検」ボタンをクリックした際に『投与日数チェック』結果に問題があると、以下のように問題がある診療行為に⚠️マークがつき赤く表示されます。
・⚠️マークをクリックすると「処方日数を56以下に設定してください。」
(※メッセージの数量は一例です)のメッセージが表示されます。
・『投与量チェック』『投与日数チェック』のルールを変更したい場合は、レセプトチェックの点検ルール設定>投与量設定にて変更します。
詳細は【カルテ】[レセプトチェックオプション]投与量設定を変更する(点検設定の変更方法)をご参照ください。
💡注意事項
①カルテ投与量チェックのルールを変更する場合、レセプトチェックの投与量設定とは設定箇所が一部異なります。
注)用量がすべて0の場合は点検対象外となります。
②投与年齢に下限がある医薬品は、下限未満の年齢区分で投与量設定が未設定であると、下限未満の患者に処方した場合でも点検が正常終了となります。
2歳未満禁忌ですが、投与量設定にて月齢24ヶ月未満の年齢区分が未設定であるため、2歳未満の患者に処方された場合でも点検が正常終了となります。
③添付文書に一日用量の記載がない医薬品(例:外用薬)は投与量設定がされていません(全て”0”に設定されています)。必要に応じて投与量設定を行ってください。 |
💡留意事項
・同じ医薬品を異なるグループで入力していた場合、グループをまたいで投与量や投与日数を合算しての点検は行われません。
(入力例)
・剤形の異なる同じ医薬品を入力した場合は、投与量や投与日数は合算しての点検は行われず、個別に点検が実施されます。
(入力例)
・同じ医薬品を別の「投薬」グループで重複して入力した場合は投与量や投与日数は合算されて点検が行われます。
(入力例)
・適応症により異なる投与量設定がされている医薬品が処方され、かつ傷病名欄に投与量設定の異なる傷病名が複数登録されていた場合、投与量・投与日数チェックは数値が大きい(高い)設定に合わせて点検が実施されます。
(入力例)
初期設定で「逆流性食道炎」は一日最大用量2錠、「ヘリコバクター・ピロリ感染症」は一日最大用量4錠に設定されています。
仮にどちらの傷病名も登録されていた場合、一日の最大用量は数値が大きい(高い)設定(1日4錠)に合わせて点検が実施されます。
2-6 投与量・投与日数変更
投与量チェックに問題がある場合
『投与量チェック』の結果、⚠️マークが出た診療行為に対し、投与量の修正を行います。
・「投与量上限」以下、「投与量下限」以上となるよう修正します。
投与日数チェックに問題がある場合
『投与日数チェック』の結果、⚠️マークが出た診療行為に対し、投与量の修正を行います。
・「投与日数」上限以下になるよう修正します。
投与量・投与日数の変更完了
・再度「点検」ボタンをクリックし、問題がなければ「点検が正常終了しました」と表示され点検が完了します。
2-7 点検終了
『適応症チェック』『非適応症チェック』『投与量チェック』『投与日数チェック』が問題なく完了すると「点検が正常終了しました」と表示されます。
ご不明な点などございましたら、CLINICSカルテチャットサポートデスクまでお問い合わせ下さいませ。
チャットサポートデスクへは、受付一覧画面・カルテ入力画面左下の吹き出しアイコンを押していただき、「メッセージを送信」よりお問い合わせください。
(オーダー内容や点数に関しては、令和2年度診療報酬改定時の情報となります)