1. 定義
MDDとは、Max DrawDown、Maximum DrawDownの略字で、DrawDownの中で最も大きな値を意味します。 日本では最大ドローダウンと呼ばれています。落幅の中で一番大きい値がMDDなわけです。
それでは、ドローダウンは何を意味するのでしょうか?
資産がピークから底まで落ちた割合を意味します。
ちょっと難しいので、絵で見てみましょう。
2018年1月から2018年10月までポートフォリオ1を運用すると仮定しましょう。そうすると以下の絵のようにポートフォリオ1は下げ幅が一度発生し、その値は、(65-130)/130=-50%です。下げ幅が一度だったので、MDDは50%です。2018年3月から5月までの仮想通貨の下落は本当に恐怖の時間でした。 例え、10月になってから年明け比+60%も上昇したとしても、利益を得ることはできませんでした。
「ポートフォリオ1の資産価値の変動 」
それでは今度は同じ期間にポートフォリオ2を運用すると仮定しましょう。そうすると、以下の絵で見られるようにポートフォリオ1とは異なり、下げ幅が二度発生しました。そしてその値は、(70-100)/100=-30%と160-220)/220=-27%です。したがって、この二つの値のうち、大きな値である30%がMDDと言えます。
「ポートフォリオ2の資産価値の変動 」
2. 意味
それでは投資家の理想的なポートフォリオはどのようなものだったのでしょうか。正解はありませんが、ポートフォリオ1の2018年3月から5月までの期間はMDD 50%であり、相当苦しいはずです。比較的にポートフォリオ2はMDD 30%でもう少し心理的に安心ではないでしょうか。
このようにMDDが高ければ高いほど投資家は、心理的に耐えられません。暗号資産の市場は特にMDDが高い市場です。
MDDを最大限下げて、投資家たちが心理的に気軽な暗号資産への投資ができるようにお手伝いするのがHEYBITの役目です。