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ゲスト会員の識別方法

ゲストを配信対象外に設定する

1か月以上前に更新

Shopifyでは会員登録をせずに、ゲストとして購入することも可能です。その場合でもeasyPointsのポイントは付与されますが、ポイントを利用するには会員登録が必須となります。

したがって、Klaviyoのフローの内容によってはゲスト会員様を対象外にする必要があります。

Klaviyoのデフォルト機能ではShopifyの登録の有無を識別することはできないため、Shopify Flowを用いて自動でタグを付与し、それを元にKlaviyo内で識別する方法を推奨しております。


Shopify Flowを用いた「対象外」タグの付与

Shopify FlowはShopifyが運営している自動化アプリであり、無料で利用可能です。

まずはアプリをインストールいただき、フローを設定しましょう。

Klaviyoのフローとも類似しており、トリガーによりフローの開始を定義し、フィルターによって条件分岐等を追加し、アクションを自動で行うという仕組みになっております。

1. ゲスト購入時にタグを付与する

フローの開始トリガーを"Customer created"(新規顧客の作成)に設定し、"State"(アカウントの状態)が"DISABLED"(無効)なお客様に対象外のタグを設定しましょう。

タグの追加は"Add customer tags"のアクションで実行可能で、タグの名称も自由に設定可能です。画像では"no-Klaviyo"というタグを設定しています。

Shopifyではゲスト顧客でも顧客データ自体は作成されます。この場合、「無効」なアカウントとして新規に顧客データが作成されるため、新規作成の中から"DISABLED"属性のアカウントを指定することで「新規のゲスト顧客」を対象にタグを付与することができます。

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2. アカウント有効化時にタグを取り除く

1のフローでは新規ゲストに対して対象外タグを付与することができますが、その後お客様がアカウントを有効化した際にKlaviyoでメールがお届けできるように、タグを取り除く必要があります。

"Customer account enabled"(アカウントの有効化)というトリガーがございますので、その際のアクションとして"Remove customer tags"(タグを取り除く)アクションを実行するように設定しましょう。この際、必ず1のフローで追加したタグと同じ名称を入力してください。

これにより、アカウント有効化時には自動で対象外タグが取り除かれます。

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3. 手動でアカウントを無効化した際にタグを追加する

Shopifyではストア側の手動操作によりお客様のアカウントを無効化することができます。

基本的に手動操作になるため、同時にタグの操作をしていただいても結構ですが、Shopify Flowで"Customer account disabled"(アカウントの無効化)をトリガーにすることで自動的にタグを付与することも可能です。

1のフローと同様に"Add customer tags"を用いて対象外タグを付与しましょう。

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既存のアカウントにタグを付与する方法

ここまでの設定で新規の登録時やアカウントの有効化、無効化時にタグが付与・除去されますが、すでにアカウントを作成済みで、特にアクションを起こさないゲスト会員様は引き続きKlaviyoによるメール配信の対象となります。そのため、Shopifyから無効なアカウント情報を書き出した上でCSVによるタグの一括付与が必要となります。

Shopifyの顧客一覧を customer_account_status = "DISABLED" によって絞り込み、一覧をエクスポートすることができます。

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書き出したCSVファイルの"Tags"の欄に対象外を指定するタグを入力し、Shopifyにインポートします。

その際、「同じメールアドレスまたは電話番号を持つ既存の顧客情報を上書きする」にチェックをつけてください。これにより、既存顧客のタグ情報が上書きされ、対象外タグが付与されます。​

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タグを用いてKlaviyoのフローから除外する方法

ここまでのShopify Flowの設定により、すべてのゲスト顧客に対象外を指定するタグが付与できました。最後に設定したタグを用いて実際にKlaviyoのフローの対象外に設定しましょう。

例えば画像のような有効期限のお知らせを送信するフローがあった際、FLOW FILTERに"Shopify Tags doesn't contain no-Klaviyo"’(Shopifyタグにno-Klaviyoを含まない)という条件を追加することで、ゲストではない会員様のみをフローの対象にすることができます。
ゲストも含まれてしまう可能性があるフローを作成する際は、こちらのフィルターをご利用ください。

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