メール配信をしても、必ずしも設定した全ての見込み顧客にメールが届くとは限りません。相手方のセキュリティによりメールが弾かれてしまうなど、様々な理由でメールが正常に送信されない場合がございます。
※これは、アイセールスに限らず、他のMAツールやメール配信システムでも同様です。
そしてメールが正常に送信されなかった場合、そのことを通知するメールとしてメールサーバーより「バウンスメール」が届きます。
この記事では、バウンスメールを減らし、送信元のメールアドレスの信用性を低くしないようにする方法をお伝えします。
バウンスを減らすためには、以下の様なことに気をつけましょう。
1.配信状況をモニタリングする
返信率だけでなく、バウンス率にも注意を払いましょう。常時モニタリングを行うことにより、潜在的な問題を未然に防いだり、大きな問題に発展する前に気づくことが可能になります。
メールが届かなかった見込み顧客にアイセールスから再配信を行うことは、以下の理由によりお勧めしません。
①再度配信しても届かない可能性が高い
②届かないメールを送るたびに、それまで正常に届いていたメールまで届かなくなる可能性が高まる
メールが送られなかった見込み顧客に対しては、G-mailなど、普段お使いのメーラーでメールをお送りいただくことをお勧めします。
また、今後これらの見込み顧客にメールを配信しない場合には、
バウンスになった見込み顧客グループを作成し、配信先から外す
「連絡禁止」にしてメールが送られないようにする
2. 宛先リストをクリーンに保つ。
不正なメールアドレスや、反応の一切ない受信者は定期的に宛先リストから削除しましょう。バウンス率はレピュテーションに影響があるため、リストをクリーンに保つことで高い到達率が期待できます
※レピュテーション(評価)とは
送信元のメールサーバをそれまでの実績から評価し、迷惑メールであるかどうか判断します。レピュテーション(評価)が低いという結果が出ると、メールを受信しないこともあります。メールを正確に配信するためには、自社IPのレピュテーション=信頼度を上げることが大切です
メールの宛先リストを充実させることは非常に重要ですが、宛先リストのクリーニングもそれと同じくらい重要です。
宛先リストのクリーニングとは、無効なアドレス、バウンスしたアドレス、反応のないアドレスを削除することです。これにより以下のような効果があります。
・送信レピュテーションを高く保つ
・エンゲージメントを高める
・ブラックリストに登録される可能性を減らす
では、どのくらいの頻度でどうやって宛先リストをクリーニングすればいいのでしょうか?4つのヒントをご紹介します。
①クリーニングの頻度を決めましょう
アイセールスでは宛先リストを半年毎にクリーニングするようおすすめしています。宛先リストが非常に大きい場合はもっと頻繁に行った方がいいですし、小さい場合は頻度を下げても構いません。
毎回メールの送信後にエンゲージメントをチェックすると、どのくらいの頻度でクリーニングを行ったらよいかが分かってきます。頻度を決定したあとは、その頻度がよいかどうか定期的に見直すようにしてください。
ちなみに、業者から宛先リストの購入はお勧めしません。宛先リストを購入すると、一時的にリーチできる宛先数は増えるかもしれませんが、ブラックリストに登録されてしまうリスクを高めます。
②ロールアドレスを削除する
support@、info@など、各種窓口として利用されるアドレスは宛先リストから削除しましょう。個人アカウントではないためメールを読んでもらえない可能性が高いです。また、担当者が変わった場合にあなたのメールを迷惑メールと見なすかもしれません。
③バウンスしたアドレス、無効なアドレスを削除する
多くのメール配信システムでは、ハードバウンスが2度発生したらそのアドレスは自動で削除されます(i:Salesではそのようなことはありません)バウンスしたアドレスや無効なアドレスにメールを送り続けると、到達率の低下など様々な悪影響が出ます。
④反応のないアドレスを削除する
抵抗があるかもしれませんが、エンゲージメントを下げないよう、反応のないアドレスは削除しましょう。受信しても読まれないメールがいかに多いか考えてみてください。
メールに配信停止リンクを付けることは必須ですが、多くの人は配信停止を行いません。もし数か月メールが開かれなかった場合には、アドレスを宛先リストから削除しましょう。
GmailやYahooなどインボックスプロバイダは、メールを配信するかどうかを判断する為にエンゲージメントをチェックしています。相手のメールサーバーにメールが拒否される理由をできるだけ作るようにしましょう。