最終更新日:2025年10月31日
📋 目次
1. 登録前に確認すること
教育訓練詳細設定(マスター設定)は、教育訓練の実施履歴を登録する際の
「選択肢」となる基本情報をあらかじめ定義する画面です。
💡 ここで登録した情報が、派遣元管理台帳や労働者派遣事業報告書の教育訓練欄に反映されます。
主な利用目的
教育訓練履歴を登録する際に訓練内容をプルダウン選択できるようにする
事業報告書(第2面・第6面)の教育訓練集計に自動反映させる
⚠️ 注意
登録していない訓練内容は、履歴登録画面で選択できません。
訓練の分類(法定教育・キャリアアップ教育)を明確に設定しておくと、報告書出力時の誤集計を防げます。
2. 教育訓練を登録する
【派遣】タブ>【マスター】>【教育訓練詳細設定】を開きます。
画面右上の「新規登録」をクリックします。
以下の入力項目をすべて入力します。
「登録」ボタンをクリックします。
入力項目一覧
項目名 | 説明 |
名称 | 教育訓練の名称を入力します。例:「ビジネスマナー研修」「安全衛生教育」など。 |
種別 | 訓練の種類を選択します。 |
内容区分 | 「種別」がキャリアアップの場合に表示されます。 |
(労働者の種別)種別1 | 訓練対象となる労働者区分の主分類を選択します。 |
(労働者の種別)種別2 | 対象労働者区分の副分類を選択します。 |
訓練の方法 | 訓練の実施形態を選択します。 |
訓練の実施主体 | 訓練を実施する主体を選択します。 |
訓練費負担 | 訓練費の負担区分を選択します。 |
賃金支給 | 訓練中の賃金の扱いを選択します。 |
1コマあたりの実施時間 | 1回の訓練に要する時間を時間単位で入力します(例:2)。 |
備考 | 任意入力欄です。訓練内容や対象、注意点などの補足を自由に記載できます。 |
💡 「種別」を変更すると、画面上で関連する入力欄(内容区分・訓練方法・主体など)が自動的に切り替わります。
3. 教育訓練を編集・削除する
教育訓練詳細設定の一覧画面を開きます。
編集または削除したい行の右側にある「編集」または「削除」ボタンをクリックします。
編集内容を修正後、「更新」ボタンを押して保存します。
⚠️ 注意
削除した訓練内容は、過去の履歴登録で参照できなくなります。
既に登録済みの履歴がある場合は、削除前に影響範囲を確認してください。※過去の教育訓練の情報は残しておくことを推奨します。
4. 教育訓練情報の反映先(最新報告様式準拠)
登録した教育訓練内容は、以下の帳票に自動反映されます。
帳票名 | 反映箇所 | 補足 |
派遣元管理台帳 | 教育訓練実施欄 | 労働者派遣法第30条の2第1項に基づく教育訓練記録。 |
労働者派遣事業報告書(第2面) | 教育訓練(キャリアアップに資するものを除く) | 労働安全衛生法に基づく教育(安全衛生教育)などの実績を報告。 |
労働者派遣事業報告書(第6面) | キャリアアップに資する教育訓練 | キャリアアップ訓練(入職時、職能別、階層別等)の実施内容を報告。 |
5. 安全衛生教育の設定時に注意すること
「種別」で安全衛生教育を選択した場合、画面構成が以下のように切り替わります。
表示項目 | 内容 |
教育の内容及び法令該当番号 | 労働安全衛生法・労働安全衛生規則に定める教育区分を選択します。 |
教育の方法 | 教育実施形態を選択します。 |
教育の実施主体 | 教育を行う主体を選択します。 |
その他の項目 | 「訓練費負担」「賃金支給」「1コマあたりの実施時間」「備考」は共通入力です。 |
⚠️ 注意
「安全衛生教育」種別では、「内容区分」や「訓練方法(OJT/Off-JT)」は非表示になります。
法令該当番号を正しく設定することで、事業報告書第2面の「教育訓練(安全衛生)」欄に正確に反映されます。
💡 教育内容番号(1号〜10号)は、労働安全衛生規則第35条に基づき定義されています。
安全衛生教育を行う際は、該当する番号を選択してください。
6. 詳細マニュアルを開く
📎 教育訓練管理マニュアル(PDF)
▶ ダウンロードはこちら※4~8ページ参照
