ミシュランガイドの審査員は、レストランが提供する料理の質のみを基準にレストランを選出します。レストランのサービス、食器、雰囲気は考慮されていません。これらの要素は記録されますが、レストランに星を与える決定の一部にはなりません。

ミシュラン賞は、当社の審査チームの匿名かつ独立した食事体験に基づいて毎年授与され、毎年再評価されます。

インスペクターは、世界のどこにいても同じ評価基準で調査をします。素材の質、料理技術の高さ、味付けの完成度、独創性、そして常に安定した料理全体の一貫性などが考慮されます。

ミシュランスターズ

ミシュランの星は、インスペクターの厳選したレストランに与えられる栄誉です。

評価システムが始まった1926年当初、ミシュランの星はひとつだけでした。その後1931年から1933年の間にシステムが拡大し、三つ星による評価になりました。

星の定義:

一つ星: 近くに訪れたら行く価値のある優れた料理。

二つ星: 遠回りしてでも訪れる価値のある素晴らしい料理。

三つ星: そのために旅行する価値のある卓越した料理

ミシュラン・ビブグルマン

一般的な考えに反して、ミシュランガイドで推奨されるレストランは、高価な「高級レストラン」ばかりではありません。高級レストランから村のパブ、トレンディなビストロから屋台まで、ミシュランガイドはあらゆる人、あらゆる機会、あらゆる価格帯に適した情報を提供します。

1997年以来、リーズナブルな価格で3コース料理を提供するコストパフォーマンスの高いレストランには、特別賞であるビブグルマンが授与されます。ビブグルマンを検討する際の価格の上限は、国ごとの生活費によって異なりますが、審査員は世界どこでも同じ高品質を探し求めます。

ビブグルマンとは、価格以上の満足感が得られる料理を提供するレストランに授与されます。ビブグルマンは、素晴らしい料理は必ずしも高額である必要はないと証明しています。ビブグルマンのレストランは、¥と¥¥の間の価格帯にあり、「カジュアルなシーンに」または「エンターテイメントなシーンに」に相当します。

ビブグルマンについての詳細は、「ビブグルマンとは？」をお読みください

ミシュラングリーンスターとは、評価に関わらず、持続可能なガストロノミーに対し、積極的に活動しているレストランに光をあてるシンボルです。レストランセレクションでも注目を集めています。

フードロスや資源管理への配慮、お客様の関心を高める持続可能な取組み、人材育成、また食材の生産地や旬にも注意を払います。これらのイニシアチブは各レストラン独自の課題やリソースに従って、様々な形で表現されます。

つまり、一定の公式や基準はないのです。ミシュランガイドは、シェフたちの素晴らしい取組みを認識し、新しいアクションへの創造力を促進し、そしてロールモデルとして業界に影響を与えることを望んでいます。