SEOは1つのキーワードで対策したら終了ではなく、複数ページ・複数キーワードで上位表示を狙うと効果的な施策のため、複数キーワードを分析できる一括分析は、記事候補をまとめて調査する場合に非常に便利な機能になっています。
一括分析ではCSVとHTMLの2種類が出力可能となっており、HTML形式はファイル上で絞り込みなど追加で操作を行うことが可能です。
一括分析ファイル(HTML版)の見方
HTML版のファイルでは、左側に分析対象となったキーワードが表示されており、記事作成のリストと同じような見方ができるようになっています。
右側には各キーワードの情報詳細と記事作成上では表示されていない「必要な文字数」についての情報も記載されています。こちらを使えば、文字数から逆算してキーワードを選ぶことも可能です。
また、キーワード詳細の右側には「カニバリする可能性のあるキーワード」が表示されており、記事を書く前の段階でカニバリ候補のキーワードを除外するために有用です。
カニバリする可能性のあるキーワードの横には「検索結果の重複」が表示されていますが、これはリストに①表示しているキーワードと②カニバリするキーワード(今回の場合は①「システム手帳 バイブルサイズ」と②「システム手帳 バイブル サイズ」「システム手帳 バイブル」)をどちらも検索にかけた時に、出てくる検索結果が何%被っているか?というものを見ています。
仮に検索結果の重複が60%であれば、検索結果が10件中6件被っているということになり、別々のキーワードとして記事を書いてしまうとカニバリをする可能性が高いため、まとめて1記事の中で扱った方がいいキーワードとして認識することが可能です。
ぜひ、特定の記事ジャンルについて書く前には、一括分析機能でカニバリ候補のチェックをしてから書き始めるように習慣づけていただければと思います。
HTML版で可能な追加操作について
リストへの追加とカニバリ候補の除外
各キーワードには「リストに追加」というボタンが設置してあり、クリックすると左側のリストに追加したキーワードとして選択することが可能です。
記事を書く候補になったキーワードはリストに追加して管理しましょう。
また「カニバリする可能性のあるキーワード」が表示されているキーワードをリストに追加した場合、自動的にカニバリ候補となっているキーワードを選択できないようになります。これは、記事の誤作成を防ぐための機能です。
CSV版の一括分析の場合、カニバリの候補が出たとしても、リスト内から除外するのに、キーワードを探して削除したり、色をつけて分類したりといったように一手間かかっていましたが、HTML版では自動的に除外ができるようになりました。
より快適に記事作成の候補整理ができるため、ぜひリスト機能をご活用ください。
フィルタ機能での絞り込み
HTML版の左上には「フィルタ」の機能があり、難易度、月間検索数、おすすめ記事形式など、表示されている項目で絞り込みができるようになります。
特に難易度や文字数の情報は、記事を書くかどうかという選択をする上で重要な情報なので、フィルタを使って優先度を決めるのにお使いいただければと思います。
また、カニバリする可能性があるキーワード候補を持っているキーワードのみ絞り込むこともできるので、先程のリスト機能と併せて、対策するべきキーワード候補を圧縮するためにも使用できる機能になっています。
ファイルの保存
HTML版ではリストを作成したりフィルタをかけた状態でファイルを保存する事が可能です。右上にあるエクスポートボタンを押すと、別名で保存することができます。
今後書く予定のキーワードを絞り込んだり、リストアップしたら、別名で保存して候補を管理するのがおすすめです。
▼HTML版のサンプルファイルをDL