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「興味・関心」キーワードと「比較・検討」キーワード
「興味・関心」キーワードと「比較・検討」キーワード
藤井 avatar
対応者:藤井
4年以上前に更新

検索キーワードは、検索する目的によって大きく3つに分類できます。

・インフォメーショナルクエリ(情報収集型)

・トランザクショナルクエリ(取引型)

・ナビゲーショナルクエリ(案内型)

インフォメーショナルクエリ(情報収集型)

インフォメーショナルクエリとは、情報収集のための検索です。例えば、ラクトアイスとアイスの違いについて知りたいときは、「ラクトアイス アイス 違い」といったキーワードで検索します。このような情報収集を目的としたキーワードをインフォメーショナルクエリと呼びます。

Googleでは、検索目的の75%以上がインフォメーショナルクエリと言われておりますので、コンテンツマーケティングでは、このインフォメーショナルクエリをいかに集客できるかが一番のポイントになります。

トランザクショナルクエリ(取引型)

トランザクショナルクエリとは、問い合わせや資料請求、サンプルの応募など、商品購入目的などにつながる検索です。

このトランザクショナルクエリで上位表示できれば、一番ホットな見込み客を獲得できるため、多くの企業がSEOやリスティング広告などで対策しているキーワードです。

ナビゲーショナルクエリ(案内型)

ナビゲーショナルクエリとは、アマゾンやウィキペディア、facebookなど、特定のサイトに行くための検索で、「指名検索」に近い検索です。

サイトブランドが浸透してくると、自社サービスや自社サイト名などのナビゲーショナルクエリが増えます。このナビゲーショナルクエリ数がブランド浸透の目安になります。

「興味・関心」と「比較・検討」キーワード

記事作成データのレポートでは、上位表示するジャンルで、キーワードを「興味・関心(青色)」と「比較・検討(緑色)」に分類しています。(上図)

青色に多くの丸が集まっている場合は、興味・関心キーワード、緑色に集まっている場合は、比較・検討キーワードです。

コンテンツマーケティングの「興味・関心」「比較・検討」ステージ

コンテンツマーケティングでは、見込み客を「興味・関心」「比較・検討」のステージに分けて考えます。

興味・関心ステージは、まだあなたの商品やサービスを知らない潜在顧客です。このステージのユーザーが検索するキーワードのほとんどは、インフォメーショナルクエリです。

例えば、この商品、知ってますか?

これは、顔の気になるところをコロコロ転がして小顔になる「Refa」ローラーです。(商品名は「ReFa CARAT FACE」)

この「Refa」を知らない人が、小顔になりたいと思った場合、次のようなキーワードで検索するはずです。

小顔になりたい

小顔 マッサージ

頬の引き締め

顔 たるみの原因

etc...

この段階は、「小顔になりたい」というニーズを満たすための情報を探している段階、つまり、「インフォメーショナルクエリ」です。

もし、あなたが「ReFa CARAT FACE」を販売しているとしたら、まずは、これらのインフォメーショナルクエリで上位表示する記事を作成して、いかに「興味・関心」ステージの潜在顧客を多く集客できるかがもっとも重要な鍵になります。

なぜなら、インフォメーショナルクエリは、前述したように、Google検索全体の75%以上も占めているので、他の検索型と比べて圧倒的に集客数が多いからです。

コンテンツマーケティングは、認知ステージの潜在顧客を集客して、自社商品やサービスを知ってもらい、最終的に購入してもらうことを戦略的に行うためのマーケティングです。

トランザクショナルクエリは、比較・検討ステージ

トランザクショナルクエリは、情報収集が終わり、購入検討段階に入ったユーザーが検索するキーワードです。

商品名やサービス名で検索するため、コンバージョン率が高く、検索から購入までの期間が短いのが特徴です。

昔からSEOやリスティング広告の多くは、このトランザクショナルクエリに対して行うことが多かったのですが、上位表示の難しさや広告費の高騰などの理由から、認知ステージの潜在ユーザーを育てるコンテンツマーケティグにシフトする流れが加速しています。

インフォメーショナルクエリ(興味・関心ステージ)の記事の書き方

インフォメーショナルクエリは、情報収集が目的です。ですから、記事の冒頭から売り込み満載の内容にするとユーザーに嫌われますし、そもそも上位に上がってきません。

インフォメーショナルクエリの記事は、記事の中盤まではユーザーに役立つ情報を書いて、中盤以降から徐々に商品の案内を織り交ぜて書くと効果的です。

よく役立つ記事だけにフォーカスして、フッターやサイドバーに商品リンクを張っただけの「売り」が超控えめなページをみかけますが、記事のなかで徐々に商品案内へ移行する記事と比べてクリック率(ページ遷移率)が低いためお勧めしません。

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