新しく記事を作る予定があり、記事のキーワードはすでに決まっている場合は、「記事作成」を使って作業します。
作業手順(調査25分+ライティング作業)
1. キーワード情報を確認する(約10分)
↓
2. アドバイスに従って記事を書く(1時間〜)
キーワード情報を確認する
すでにキーワードが決まっていたとしても、いきなり記事を書くのはNGです。
まずは、キーワードの検索ニーズや必要な記事の条件、上表示する可能性を事前に確認する必要があります。
記事作成「トピックを探す」で「GSC連携なし」を選択し、これから記事を書こうとするテーマ(キーワード)を入力します。例えば、「就活の面接」に関しての記事を書こうとする場合は、「就活 面接」と入力します。
また、記事をアップするドメインが決まっている場合は、トップページのURLを入力します。URLを入力すると、指定サイトの検索エンジン評価も加味してキーワード難易度を判定しますが、URLは任意ですので空欄でも分析は可能です。
月間検索数が500以上のキーワードを選ぶ
分析が終わると左にキーワードの一覧が表示されますが、すでにキーワードは決まっているので、指定キーワードをクリックしてキーワード詳細を表示します。
まずチェックするポイントは、月間検索数です。月間検索数が少ないと、せっかく時間をかけて記事を作成しても集客効果がありません。最低でも500以上、理想は1000以上が必要です。
次に難易度とお勧め記事形式をチェックします。
難易度は、検索結果の1ページ目に表示する難易度です。「難易度が高い=上位表示できない」という意味ではなく、「難易度が高い=時間、手間がかかる」という意味なので、時間をかけてでも狙うべきキーワードであれば、狙いましょう。
お勧め記事形式は、「単一ページ」か「構造化ページ」のどちらかが表示されます。単一ページは、1ページの記事を作るだけで上位表示する可能性があります。
対して構造化ページは、競合が強く、1記事だけでは上位表示する可能性が低いキーワードです。構造化ページのキーワードで上位表示を狙うには、「必要な子記事数」に表示される子記事ページが一緒に必要になります。
次に、上位表示するジャンルをチェックします。
上位表示するジャンルは、指定キーワードで上位ページがどんな方向性で記事を書いているかを分析します。
記事を書く際は、上位表示するジャンルに沿った内容で記事を書かないと検索エンジンの上位判断基準から外れてしまうため、どんなに良記事であっても上位表示されません。
記事を書くためのレポートを出力する
キーワード情報の確認が終わり、「このキーワードで記事を書くぞ」となったら、記事作成に必要なデータをレポート出力します。逆に、この時点で「このキーワードは無理かも」と思ったら、潔く別のキーワードを探してください。
レポートは、「記事作成データをダウンロード」をクリックするとダウンロードできます。レポートは、HTMLレポートとCSVレポートの2種類です。
HTMLレポートは、すべての情報を掲載したレポートです。通常は、こちらを使用してください。
CSVレポートは、タイトルやメタディスクリプション、見出し、本文中で使うキーワード候補のみを表示しています。自社内に記事作成テンプレートがある場合は、CSVデータから必要な情報をコピペすると便利です。
HTMLレポートは、画面右上の印刷ボタンでPDFにすることもできます。複数スタッフで記事作成を行っている場合は、レポートを共有するとコミュニケーションが円滑に進みます。
HTMLレポートの中身は、記事に必要な文字数や書くべき方向(上位表示傾向)、タイトルや本文などで使用するキーワードなど、新しく記事を作成するうえで必要な情報がすべて揃っています。
なお、自社内で記事のディレクションからライティングまで行う場合とライティングを外注している場合では、レポートの使い方が少し変わってきます。
自社内で記事を書く場合
自社内で記事のディレクションからライティングまで行う場合は、記事作成レポートをチームで共有して進めます。レポート最下部の上位ページの見出しを参考にして、記事の見出しやタイトルなどの記事構成を決めてから取り掛かると作業がスムーズです。
ライティングを外注する場合
ライティングを外注する場合は、パスカルのレポートをそのまま渡すと縛りが強すぎてライターさんの自由度が失われることがあります。
まずは、最小限に必要な情報だけを渡して、上がってきた原稿に対して校閲(こうえつ)する流れで進めると良いと思います。
ちなみに、最小限に必要な情報とは、ペルソナ、記事の方向性、タイトル、大見出し、中見出し、文字数くらいでよいと思います。
まとめ
記事の作成をパスカル抜きで行うと、検索ニーズの洗い出しから上位表示の可能性、上がる記事構成など、ほとんどの作業が職人芸です。
個人的には、ここで登場する「記事作成」がもっとも便利だなと思う機能です。正直、いまではパスカル抜きで記事を書く気になりません。
記事は、集客してナンボです。どんな素晴らしい記事を書いても、見てもらえなければ、ないのと一緒ですからね。
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