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既存ページのSEOを行う(対策キーワードは決まっていない)
既存ページのSEOを行う(対策キーワードは決まっていない)
藤井 avatar
対応者:藤井
一週間前以上前にアップデートされました

既存ページをどんなキーワードでSEOしたらいいかわからないってときは、「トラフィック」×「競合分析」を使います。

作業手順(調査30分+SEO作業)

1. 既存ページの流入キーワードを調べる(約15分)

2. 競合分析で改善箇所を俯瞰する(約15分)

3. SEO作業を行う(1時間〜)

既存ページの流入キーワードを調べる


まずはそのページに流入してきているキーワードがあるか調べます。

流入分析でトラフィックを選択し、既存ページのURLを入力します。ページが決まっていない場合は、「ドメイン全体」、ページが決まっている場合は「URL完全一致」を選択し、「検索順位が高い順にキーワードを取得する」を選択して分析します。

流入しているキーワードの一覧が表示されますので、流入キーワードの中から対策キーワードと対策ページを選ぶのがベストです。

なぜなら、特に対策していないのに、すでにある程度まで順位が上がっているわけなので、バッチリ改善してあげることで、高確率で順位アップになるからです。

キーワードを選ぶ基準としては、①月間検索数が多いこと ②検索ニーズが既存ページの内容にマッチしていることの2点。月間検索数で並べ替えをして、一番適したキーワードを1つ選んでください。

もし、トラフィックでキーワードが1つも表示されなかったら?

キーワードリストが表示されない場合は、指定URLに流入しているキーワードはないということです。

この場合は、別の方法でキーワードを探す必要があります。効率的にキーワードを探す方法として、競合サイトの流入キーワードから探す方法があります。

競合サイトの流入キーワードを調べる ※流入キーワードがない場合


同じく、流入分析のトラフィックをクリックします。URLには競合サイトのトップページを入力します。

分析対象は、キーワード候補がたくさん出る「ドメイン全体」にして、「検索順位が高い順にキーワードを取得する」を選択して分析します。

競合サイトの流入キーワードの一覧が表示されるので、自分のページに合いそうなキーワードを探します。

探すポイントは、月間検索数がある程度(500以上)あることです。もし、適したキーワードがない場合は、別の競合サイトで同じように分析して、キーワードが見つかるまで探します。

競合分析する


キーワードが決まったら、競合分析「競合分析」を選択して、キーワードとURLを入力して分析をクリックします。※画像上

また、トラフィック画面からショートカットで競合分析を開くこともできます。※画像下

競合分析で改善箇所を俯瞰する

競合分析は、SEOシグナルと呼ばれる検索エンジンの順位決定要素のなかでも特に重要な約50項目に関して分析します。

ここがパスカルの一番の特長なのですが、指定キーワードで上位表示している上位30〜50位(プランによって異なります)のページをリアルタイムに取得して、SEOシグナル50項目について統計分析します。

統計分析した結果、上位の傾向値(最適値)に対して、貴方のサイトがどこに位置するのかを分析します。

パスカルは主観がまったく入っていない

最適値は、オーソドックスな四分位法を用いて分析しており、同時に検索順位との相関を分析するために、スピアマンの順位相関係数を用いています。

統計手法に関しては、かなり専門的な内容になるので、詳しい説明は省略しますが、簡単に言うと「主観がまったく入っていません」ということです。

SEOは、人によって「ページの文字数が重要」という人がいたり、「いやいや、サイト内のページ数でしょ」という人がいたりと、人の主観に振り回されることが多々あります。

パスカルは、そのような主観をまったく入れず、実際に上位に表示しているページを統計分析することで、上位傾向を数値で表すようにしています。つまり、上位ページの傾向に貴方のページを近づけることで、結果的に順位を上げていきましょう、という考え方です。

--- 画面説明に戻ります。

競合分析の画面上部には、キーワードの月間検索数と現在の検索順位を表示しています。

さらに、SEOで重要な5つのグループ(コンテンツ、タグ、インデックス、ドメイン、被リンク)のスコアを表示しています。このスコアを上げていくことで、上位ページの傾向に近づけることができます。

SEOシグナル分析の見かた

SEOシグナル分析は、左にシグナルの項目名、右の青色背景が上位ページの最適数値範囲、丸が指定ページの位置です。丸の大きさは順位への影響度を表しています。

まずは、下までスクロールして全体を俯瞰してください。

見方はとても簡単です。青色の背景色から外れている項目が改善が必要な箇所です。また、青色の背景色に入っていても、吹き出しで「さらに強化」と表示されている項目に関しても要改善の項目です。さらに、丸が大きなものは順位影響が強い項目なります。

つまり、青色背景色から外れている項目を改善する。作業する優先順位は、丸の大きなものから順に行う。ということです。わかりやすいですよね?

SEO作業の初期段階では、この「全体を俯瞰する」という行為がとても重要です。

全体を俯瞰することで、どれだけの作業工数がかかりそうなのかイメージできるので、作業スケジュールが立てやすくなります。

では、実際の作業に入っていきます。

競合分析画面だけでも、どこをどのように改善すればよいかが分かるようになっていますが、さらに具体的に、改善箇所をピンポイントで指摘する機能がパスカルにはあります。

方法は2つ。ひとつは、最適値から外れている丸の上にポインターを持っていくとポップアップが表示されます。「改善箇所を見る」をクリックすると、別タブで指定箇所の改善アドバイスが表示されます。この方法は、特定の改善箇所だけ見たい場合に使います。

もうひとつは、画面右下の「ページの改善箇所をみる(SEO作業)」をクリックする方法です。同じく別タブで改善アドバイスが表示されますが、この方法は、すべての改善アドバイスを表示しますので、実際に作業する場合は、この方法がお勧めです。

SEO作業を行う


SEO作業画面は、右に改善アドバイス、左下にHTMLソースを表示します。右の改善アドバイスをクリックすると、左下のソースの該当箇所がハイライトします。

この画面のままで作業してもよいのですが、アドバイスをスクロールしなからの作業になるので少し手間です。そこで、この画面をレポートに出力して作業することをお勧めします。画面右上のエクスポートアイコンから「レポートとして表示する」をクリックします。

SEO作業レポート

SEO作業レポートは、コンテンツ、タグ、サイト内リンク、その他、HTMLソース で構成されています。レポート上部には、各項目における改善数が表示されます。

下にスクロールしていくと改善箇所と具体的な改善アドバイスを表示していますので、改善アドバイスに従ってページを改善してください。

改善作業でのポイント

コンテンツ要素は、もっとも検索順位に影響しやすい項目です。コンテンツは、常に100点を目指して改善しましょう。間違いなく順位が好転します。

タグに関しては、お使いのCMSによっては、修正ができない箇所もあると思います。修正できない箇所が多い場合は、よりコンテンツを強化するようにしてください。

また、改善が不可能なドメインエイジや改善に長期間を要するインデックスなどの要素が競合サイトと比べて大幅に劣っている場合は、①他の要素、特にコンテンツを競合以上に強化して弱い要素をカバーする。②長期的に記事を作成して、インデックスを上げていく。③このキーワードを諦めて、別のキーワードを探す。のどれかで対応してください。

アップ作業と改善箇所の確認

改善したページをアップした後、改善箇所が正しく反映しているかを確認してください。

パスカルは、リアルタイムに上位ページを統計分析できるように、常時1時間単位で分析結果のキャッシュ(保存データ)をクリアしています。

アップしたページを再分析する場合は、毎時00分(例 12:00,13:00,14:00...)をまたいで分析してください。改善内容が反映され、スコアが上がっていればSEO作業は完了です。

まとめ


今回の「SEOするページは決まっているけど、どんなキーワードでSEOしたらいいかわからない」というシーン、結構多いと思います。

ページありきでSEOするか、キーワードありきでSEOするか。

鶏が先か、卵が先か・・

説明のなかで、流入キーワードがない場合は、競合サイトの流入キーワードから良さそうなキーワードを探す、っていうのがありましたが、流入キーワードがない時点でコンテンツ評価が低いので「そのページはSEOしない」という選択肢もありです。

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