記事作成で選択したキーワードの情報をもとに、上位表示した場合のCV(コンバージョン)数やCVから得られる予想売上をシミュレーションできます。
例えば、あなたはアロマオイルの販売していて、「アロマオイル ディフューザー」というキーワードで上位表示を狙っているとします。
「アロマオイル ディフューザー」の月間検索数や難易度は下の画像の通り。
このキーワードで上位表示を達成できた場合、どのくらいのCV数と売上になるかを予想します。
シミュレーションの設定アイコン(歯車)をクリックして設定画面を表示します。
目標検索順位の設定
目標順位は、順位アップしたい目標順位を設定してください。現実的な順位、例えば、5〜10位程度を指定してください。
目標順位を選択すると、右にCTRが表示されます。CTRは、検索結果からあなたのサイトへ流入するユーザー数の割合です。順位が高くなればCTRも高くなります。
検索順位とCTRの関係は、「検索順位とCTRの関係数値」をご覧ください。
CVポイントの設定
CVポイントは、ちょっと考える必要があります。
オンラインショップの場合は、通常、商品購入がCVポイントになります。ですから、CVポイントの名前は「商品購入」と入力します。もし、商品カテゴリごとにCVを分けて検証している場合は、「ディフューザー」や「オイルランプ」のようにカテゴリ名で入力してもOKです。
転職サイトなどの会員向けサービスを行っている場合は、CVポイントは会員登録になると思います。この場合、CVポイントの名前は「会員登録」と入力します。
また、アフィリエイトサイトを運営している場合は、広告のクリックがCVポイントになりますので、CVポイントの名前は「広告クリック」にすると良いでしょう。
次に、CVR(コンバージョン率)の入力です。
CVポイントの平均CVRを入力します。CVRは、CV数を総流入ユーザー数で割ったものです。まだ計算していないのでしたら、マーケティングを考えるうえで必須数値になりますので、常に計測することをお勧めします。
例えば、「アロマオイル ディフューザー」というキーワードでサイトに訪れたユーザーが月間 100人 います。そのうち、1人がディフューザーを購入した場合、1人 ÷ 100人(%)= 1% がCVRとなります。
新規のキーワードの場合、CVRがまだわかりませんので、運営サイトの平均CVRを設定しておくと良いと思います。
CVポイントが複数ある場合
BtoBのサービスを提供していて、契約までのフローが「資料請求 → 製品トライアル → 契約」のように、CVポイントが複数ある場合は、CVポイントを複数設定します。
上記例で言うと、CVポイント①は「資料請求」、CVポイント②は「製品の契約」になります。
CVポイント①:資料請求 CVR 1.5%
CVポイント②:製品契約 CVR 30.0%
CVポイント①に関しては、Webサイト上で計測する数値ですが、CVポイント②は、非Web上の数値です。製品トライアルをした人の何%が契約になるかがCVRになります。
CVポイントを複数設定する場合は、[+CVポイント追加] ボタンをクリックしてください。
LTV(ライフタイムバリュー)の設定
LTVは、ひとりの顧客があなたの会社で生涯使う売上の平均総額です。
例えば、「アロマオイル ディフューザー」というキーワードでディフューザー(12,000円)を購入した人が、1ヶ月後にアロマオイルセット(3,000円)を購入した場合、LTVは 15,000円 になります。
また、サブスクリプション(月額定額料金)のサービスを提供している場合は、契約から解約までの期間の平均値 ✕ 月額料金 がLTV値になります。
月額料金が1万円で、解約までの平均期間が2年間の場合、1万円 ✕ 24ヶ月=24万円 となります。
もし、LTVが計算しにくい場合は、1CVあたりで発生する売上を入力してもOKです。
シミュレーション結果
設定が完了すると自動でシミュレーション計算します。
キーワード「アロマオイル ディフューザー」で次のように設定してみました。
目標順位:5位
CVポイント名:ディフューザー
CVR:1.5%
LTV:15,000円
結果は、
予想流入数: 35 / 月
CV数: 0.5 / 月
予想売上: 7,875円(年間 94,500円)
という予想になります。