Googleは、Google ウェブ検索のスパムに関するポリシーのなかで、Google 検索の検索結果ランキングを操作することを目的としたリンクは、リンクスパムと見なされる場合があると言っています。
つまり、順位アップのみを目的にしたリンクは、すべてスパムに該当する危険がある、ということですが、逆に言うと、順位アップのみを目的にしない、しかも、ページに訪れたユーザーにとって意味のあるリンク構築をすることは、スパムに該当しないということになります。
そこで、最近では、次の2つの方法で、訪問ユーザーにとって意味のあるリンクビルディングの手法が注目されています。
被リンクを増やす方法その1:変則相互リンク
あなたのサイトに特定のキーワードで10位以内に入っている記事はありますか?
もしあれば、その記事内で紹介されたら喜ぶ企業を考えてください。
例えば、あなたが不用品回収会社のマーケティング担当だとします。
過去数年間で書き溜めた記事のうち、次のキーワードで検索順位が10位以内に入っています。
1.不用品回収 引っ越し業者 2位
2.不用品回収 おすすめ 3位
3.不用品回収 大手 7位
ただ、一番上げたいキーワード「不用品回収 名古屋」で上がっていません。
このような場合、上記1〜3の記事を使って「不用品回収 名古屋」ページへ変則的な相互リンクを「依頼」します。
具体的には、1の記事で紹介されたら喜ぶ会社はどこか?と考えるわけです。
そうです、引っ越し業者ですよね?
つまり、いくつかの引っ越し業者をリストアップして、次のようにメールで依頼するのです。
"弊社の記事で「不用品回収 引っ越し業者」というキーワードでGoogleの2位に表示している記事があります。この記事内で御社を紹介させていただきたいのですが、よろしいでしょうか?
その代わり、以下のページに対してリンクを張ってもらえないでしょうか?リンクを設置するページは、御社サイトのニュースページでも記事ページ(※できれば自社のビジネスに関係性のある記事)も構いません。
URL:(ここにリンクを張ってもらいたいURL)
何卒よろしくお願い致します。"
メールを受け取った引っ越し業者は、検索上位に入っている記事内で無償で自社を紹介してくれるわけですから、ほとんどの人が好意的に受け取ります。
この方法の成功率が高いため、現在、国内外問わず、リンクビルディング(被リンク強化)の正攻法になりつつあります。
ちなみに、上記2の記事ならバッティングしない同業(商圏が違う業者など)を紹介するのも手ですし、3の記事では、自社も紹介しつつ、大手会社を紹介するのもユーザーにとって質の高い記事になります。
基本的に同業他社でも、検索上位に来ている記事で自社を紹介しているオファーなら、ほとんどの会社が喜びます。お互いの会社にとって有意義な提案なので、成功率が高いわけですよね。
被リンクを増やす方法その2:上位ページのリンク元にオファー
もう一つの方法は、上位表示しているページの被リンク元を調べて、自社も掲載してくれるようにオファーする方法です。この方法は、以前から海外でもっともポピュラーなリンクビルディング手法です。
まずは、上位ページの被リンク元を調べます。
パスカルの競合分析で、左メニューの 被リンク > 被リンク数 をクリックします。
上位ページの右の「詳しく」をクリックすると、上位ページにリンクしているリンク元一覧が表示されます。
被リンク元ページをひとつずつ開いて、自社も紹介してくれそうなリンク元をリストアップして、メールでオファーします。
一方的なリンクのお願いだと無視されるケースが多いので、自社内でも紹介する文面を入れると返信率が高くなります。