既存記事をリライトしたいが何を目安に記事を選んだら良いかわからない!という時に、Googleアナリティクス(GA4)で作業における費用対効果が高いページを割り出すことができます。
使用するのは、Googleアナリティクス(GA4)の”エンゲージメント”です。
エンゲージメントが高いページは検索ユーザーにとってパフォーマンスが高いコンテンツと言えますので、改善して順位を向上させることで購買やお問い合わせといったCV(コンバージョン)の増加を見込めます。
エンゲージメントが高く順位が低いページの順位を上げるのはインパクトが出やすい施策ですが、すでに上位10位以内の場合でも、少し上位に食い込めるとクリック率が大幅にUPしますので高い効果が見込めます。
このとき大事なのは、エンゲージメントを落とさず順位アップを狙うことですので、大きく記事内容を変更するのではなく、加筆して加点要素を作っていく考え方です。
もし、改善しきっていれば、子記事を作成してサイトの専門性を上げることで、結果的にターゲットキーワードのページも向上させるやり方が有効です。
この記事では、そんなリライト候補となるページをGoogleアナリティクス(GA4)で見つける方法をご紹介いたします。
Googleアナリティクス(GA4)の”エンゲージメント”とは?
Googleアナリティクス(GA4)には”エンゲージメント”という「ユーザーがそのコンテンツにどれだけ興味を持っているか」という指標があり、下記のいずれかに該当するセッションが”エンゲージメントのあったセッション数”としてカウントされます。
10 秒を超えて継続したセッション
キーイベントが発生したセッション
2 回以上のページビューもしくはスクリーンビューが発生したセッション
上記がセッション全体でどのくらいあったか?という割合がエンゲージメント率です。これが高いページを割り出してご確認ください。
Googleアナリティクス(GA4)でエンゲージメント率が表示されている箇所
Google Search Consoleが連携されている場合
Googleアナリティクス(GA4)とGoogle Search Consoleが連携している場合は、以下の手順でエンゲージメント率の高いページを確認できます。
左側メニューのレポートを選択。
左側の項目からGoogle Search Consoleを選択。
「Google オーガニック検索レポート: ランディング ページ + クエリ文字列」を選択。
エンゲージ率の高いページを確認。
Google Search Consoleが連携されていない場合は「探索」を使用する
Googleアナリティクス(GA4)がGoogle Search Consoleと連携していない場合は、「探索」を使用してエンゲージメント率の高いページを抽出できますので、以下の手順でご操作ください。
1 左側のメニューから「探索」を選択。
2 「変数」の「ディメンション」を選択。
3 「ページ/スクリーン」の項目を開き、「ページタイトル」と「ランディングページ+クエリ文字列」のチェックボックスを選択し、右上の確定ボタンを押す。
4 「変数」の「指標」を選択。
5 「セッション」の項目の「エンゲージメント率」と「ページ/スクリーン」の項目の「ランディングページ+クエリ文字列」のチェックボックスを選択し、右上の確定ボタンを押す。
6 ディメンションと指標にそれぞれ必要な項目が入りましたので、次に「設定」のタブを開き「行」にディメンションを「値」に指標をドラック&ドロップで移動させる。
上記手順で、エンゲージメント率が高いページを一覧で見られます。表示ページを増やす場合は、「行」の設定の「表示する行数」を変更してください。
各ページのエンゲージメント率をご確認いただき、SEO対策する記事候補としてご検討ください。