Zキャリア プラットフォームでは求人票ごとに成功報酬額を設定することができます。また、管理画面を通じて、その設定額を変更することも可能です（求人の成功報酬変更のやり方はこちら）。では、求人票の成功報酬を上げることによって、どのようなメリットがあるのでしょうか？

成功報酬を上げるメリットは複数ありますが、大きく2つにまとめられます。

紹介事業者には求職者の集客コストや人件費などがかかっているため、成功報酬が低ければ低いほど赤字になる可能性が高くなります。逆に成功報酬が高ければ、それだけで黒字幅が増え、事業としての利益につながります。10万円の差が赤字か黒字かを分けることもあるわけです。

例えば、仮に求職者4人の内定が出た場合、1件あたりの成功報酬が40万円なら合計160万円ですが、1件あたり成功報酬50万円なら合計200万円となり、40万円もの差が生まれます。紹介事業者も限られた時間で最大限の利益を出さなければなりませんから、より成功報酬の高い求人のほうがコストパフォーマンスが良いと判断され、相対的に求職者が推薦されやすくなります。

さらに成功報酬が高ければ高いほど、内定・入社がもたらすインパクトが大きくなります。紹介事業者は求職者により積極的に提案＆アドバイスするようになりますし、内定に向けて最後まで伴走していきます。求職者とのコミュニケーション量が増え、求職者の選考離脱や内定辞退を防ぐインセンティブが働きます。

もちろん、紹介事業者は成功報酬の金額だけでなく、必須要件や仕事内容、求職者本人の意向なども踏まえて人材を推薦しています。また成功報酬が低くなれば紹介事業者も手を抜く、というわけでもありません。それでもやはり似たような求人票であれば、成功報酬の高い求人票のほうが、紹介事業者もひとつひとつの選考をより一層重視する傾向にあります。

一方で、成功報酬を増やしてもその求人に合致する人材が増えるわけではありません。

例えば、「北海道勤務のできる、営業経験3年以上の20代男性」を求める求人票があったとします。この求人の成功報酬を2倍にしても、必須要件に合致する人材が2倍に増えるわけではありません。人材の母数を増やしたい場合は、必須要件（スキル、経験、学歴等）の緩和をご検討ください。

また、成功報酬を無理に高くしてしまい、採用予算をオーバーしてしまっては元も子もありません。トータルでの採用のコストを見極めながら成功報酬を設定していくことが重要です。

※本記事に記載の内容は、2025年2月時点のZキャリア プラットフォームの仕様・サービス内容等に基づいています。