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プロジェクトメンバーの高度な権限制限

編集者ロールの参加メンバーの操作範囲をメンバーごとにカスタマイズできる機能です。Businessプラン以上で利用できます。

2週間以上前に更新

対象プラン:Businessプラン以上


高度な権限制限とは

高度な権限制限機能とは、編集者ロールの参加メンバーごとに操作範囲をカスタマイズできる機能です。この記事では、この機能の詳細や設定方法などについて解説します。

Point: プロジェクトメンバーのロール(権限)管理

Studioでは、プロジェクト単位でWebサイトの作成・管理・運営を行います。

プロジェクトには複数のユーザーをメンバーとして招待でき、オーナー・支払いオーナー・編集者のいずれかのロール(権限)を割り当てて共同作業が可能です。

  • オーナー:プロジェクト全体の管理をするロールで、プロジェクト内の全ての操作が可能です。

  • 支払いオーナー:オーナーと同等の操作権限に加え、プロジェクトの決済情報の操作が可能です。

  • 編集者:プロジェクトのコンテンツ制作や一部の管理ができるロールで、プラン変更や支払い履歴の閲覧や操作が制限などはできないが、エディタやCMSでの操作が可能です。

スクリーンショット:高度な権限制限を設置する様子。

Tips:メンバー招待時点では高度な権限設定の調整はできません。招待後にダッシュボードで設定してください。

権限制限の詳細

編集者ロールのメンバーごとに、以下の操作権限を個別にカスタマイズできます。

デフォルトではすべての操作が可能ですが、制限を設定した操作は実行できなくなります。

  • 公開設定を制限する(Business Plusプランのみ)

  • エディタ編集を制限する

  • CMS操作を制限する

  • フォーム回答の閲覧を制限する

1. 公開設定を制限する(Business Plusプランのみ)

サイト公開に関連する操作ができなくなります。

できない操作

できる操作

  • サイトの公開・更新・独自ドメイン設定

  • ライブプレビューURLの生成・削除

  • ページごとの公開範囲の設定

2. エディタ編集を制限する

エディタ上での編集作業が、コンテンツ編集モードでの操作に制限されます。

3. CMS操作を制限する

CMSダッシュボードでの操作が一部制限されます。

できない操作

できる操作

  • モデルの追加・削除・複製

  • モデル名・アイコンの編集

  • コレクションの作成・複製

  • コレクション名の編集

  • プロパティの新規作成・削除

  • プロパティ名の編集

  • アイテムの新規作成・編集・ステータス変更

  • 既存プロパティの編集・並び替え

  • 既存コレクションへのアイテム追加・ステータス変更

4. フォームの回答の閲覧を制限する

公開サイトからのフォーム回答結果の閲覧ができなくなります。

できない操作

できる操作

  • 公開サイトからのフォーム回答結果確認

  • エディタ上でのフォーム配置と編集

  • フォームの全体・個別設定

  • ライブプレビューを使ったフォームの動作確認

  • ライブプレビューから送信された回答の閲覧

  • ライブプレビューから送信された回答に限り、CSV形式のデータダウンロード

ユースケース

  • コンテンツ更新担当者の権限制限

    ブログやニュース記事の更新のみを担当するメンバーに、「CMS操作を制限する」以外の制限設定を有効にすることでCMSのみの操作に限定できます。これにより、サイトのデザインやレイアウトが誤って変更されないよう防止することができます。

  • 顧客情報管理の権限制限

    お問い合わせフォームの回答を特定のメンバーに閲覧させたくない場合は、「フォーム回答の閲覧を制限する」を有効にします。これにより、顧客の個人情報を適切に管理し、情報セキュリティを強化できます。

  • CMS構造の保護

    CMSモデルやプロパティの設定を保護したい場合は、「CMS操作を制限する」を有効にします。これにより、コンテンツ更新担当者はアイテムの追加や編集のみを行うことができ、CMSの構造自体を変更することはできなくなります。

権限の変更方法

権限制限の変更は、プロジェクトのオーナーまたは支払いオーナーのみが可能です。

  1. [メンバー]タブを開きます。
    プロジェクトのダッシュボードから[メンバー]タブへアクセスします。

  2. 編集者のメンバー権限をクリックします。
    メンバーごとに機能制限をクリックし、制限したい項目を選択します。 設定後は即座に反映されます。

スクリーンショット:高度な権限制限を設置する様子。

ダウングレード時の注意点

プランをダウングレードする際、変更先プランで利用できない権限制限が有効化されている編集者は、プロジェクトから自動的に削除されます。

制限が設定されていない編集者は、ダウングレード後も編集者としてプロジェクトに残ります。

権限制限のある編集者のダウングレード時の扱い:

ダウングレードに伴う動き

Businessプランへのダウングレード

公開操作に制限がある編集者は、プラン変更日に自動的にプロジェクトから削除されます。

Personalプラン以下へのダウングレード

いずれかの制限が設定されている編集者は、プラン変更日に自動的にプロジェクトから削除されます。

よくある質問

旧プランのライター権限の代替えとして、高度な権限制限の利用は可能ですか?

A. 高度な権限制限を利用しても、旧プランのライター権限と同一の制限を設定することはできません。

旧プラン(旧Business、CMSプラン)で提供されていたライター権限は、CMSダッシュボードとデザインエディタにのみアクセスでき、アクセスした先での操作も一部制限されています。

高度な権限制限を使い4つ全ての権限を制限した場合、ダッシュボードの「ホーム・CMS・フォーム・アナリティクス・プラン&お支払い」全てのタブへアクセスが可能で、本記事で紹介する操作が制限されています。

そのため、ライター権限の代替えとして高度な権限制限を使う場合、下記の操作範囲の違いにご注意ください。

ライター権限と高度な権限制限で4つ全ての権限を制限した場合の違い:

高度な権限制限で4つ全ての権限を制限した場合、ライター権限とは違い下記の操作が可能になります。

  • ダッシュボードの「ホーム・CMS・フォーム・アナリティクス・プラン&お支払い」へのアクセス

  • ライブプレビューから送信されたフォーム回答の閲覧

  • フォームの全体・個別設定

  • ライブプレビューから送信された回答に限り、CSV形式のデータダウンロード

  • ライブプレビューURLの削除

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