Q:「取得した値」としてカンマ区切り(例:1111, 2222, 3333)の内容を取得済みなのに、「繰り返し処理」の設定で利用できません。
※「繰り返し対象の取得した値」の「オペレーション」にて候補が表示されない
A:
なぜ起きるのか?
「取得した値」の内容がカンマ区切りであっても、連携アプリ・取得方式によっては複数の値として認識せず、カンマを含む1つの文字列として認識するケースがあります。
その場合、「繰り返し処理」や「リスト型のアウトプットを個々のアウトプットに分割」が利用できません。
■複数の値として認識する例
GoogleスプレッドシートのA1~A3にある値を「値を取得する(A1:A3、列方向)」で取得した場合
■カンマを含む文字列として認識する例
GoogleスプレッドシートのA1に「A,B,C」という値が入力されており、その値を「値を取得する(A1、選択なし)」で取得した場合
対処方法
値をリスト形式で取得する必要があります。
2種類の方法がありますので、いずれかでご実施ください。
1️⃣取得する値を追加する
JSONの形式次第では、「取得する値を追加」から、入力形式を「リスト形式」に指定して値を追加することができます。
※JSONの形式次第となるため、場合によってはできかねます。
手順:該当トリガーやオペレーションにて、テストボタン押下後、「取得する値を追加」にて値を指定し、「リスト形式」を指定して保存してください。
参考ページ:「取得する値」を追加する方法
📌 Tips
「取得した値」の入力形式が「テキスト」の場合、繰り返し処理等では利用できません。
各オペレーションに初期設定されている「取得した値」の入力形式は変更できません。取得する値を手動で追加する時のみ、入力形式を指定できます。
2️⃣Googleスプレッドシートの関数で加工し、取得する
手順:
加工作業用にGoogleスプレッドシートにて新しいシート(タブ)を用意します。
Yoomのオペレーションで Googleスプレッドシート「セルに値を入力」もしくは「範囲に値を入力」を作成します。
スプレッドシートID, シート名:1で作成したものを指定します。
値:下記関数を入力します。{{取得した値}}
はリスト形式に変更したい値の名前に変更してご利用ください。=TRANSPOSE(SPLIT("{{取得した値}}",","))
🔽例:設定画面
🔽例:オペレーション実施後のスプレッドシート
次のオペレーションに Googleスプレッドシート「値を取得する」を作成します
スプレッドシートID, シート名:1で作成したものを指定します。
範囲:b.でスプレッドシートに縦に記入した列の値をすべて取得できるよう指定ください。
方向:列方向
テストを行い、「取得した値」にデータが入った状態にします。上記を行うと3で「取得した値」がリスト形式になり、その後のフローで「繰り返し処理」などの設定に利用できます。
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