Q:メールの添付ファイルの拡張子によって進行先を切り替えたいのですが、うまくいきません。
A:オペレーションを追加することで可能になります。
理由
「進行先を切り替える」や「分岐」の切り替え対象にできるのは、
テキスト形式の「取得した値」のみです。
添付ファイルは、ファイル形式の「取得した値」のため、
そのままでは分岐や進行先の切り替えに使用できません。
🔽例:添付ファイルが「進行先を切り替える」対象に出て来ない
対応方法
ファイル名をテキスト情報の「取得した値」に変換する必要があります。
📌 今回は「正規表現によるデータの抽出」を使う方法を解説します。
他には下記の方法があります。
「データ抽出」> 「特定の文字列以降を抽出」
AI機能の「テキスト抽出」
準備
メールトリガー、Gmailトリガーなどを作成する。
トリガーの設定画面でテストを行い、添付ファイルが「取得した値」に入っている状態にする。
🔽例:実際に添付ファイル付きのメールを送り、「Test.pdf」を取得しています。
1. 「データ抽出」 > 「正規表現によるデータの抽出」を作成
設定画面に下記を入力します。
抽出対象:{{添付ファイル}}
{{添付ファイル1}}
などの「取得した値」を入れる
抽出箇所を正規表現で指定:^.*\.
と入力
置換後の文字列:入力しない
テストを実施し、「取得した値」に拡張子のみが入っていれば成功です。
「置換後の値」にカーソルを当て、出てくる鉛筆マークをクリックし、
項目名を「置換え後の値」から「拡張子」に変更しておくと、この後の設定時にわかりやすくなります。
2. 「分岐する」や「進行先を切り替える」を作成
「分岐する」や「進行先を切り替える」を作成し、
先ほど取得した値を、「分岐対象の取得した値」に設定します。
例「分岐する」
オペレーション:「正規表現によるデータの置換」
取得した値:「拡張子」
🎉 以上の流れで、拡張子による分岐が可能になりました。
完成例
注意点
分岐は下記のように設定します。
オペレーション:メールトリガーを設定
取得した値:添付ファイル、添付ファイル1など
分岐条件:取得した値が空
📌 「分岐」「進行先を切り替える」は有料プランでのみご利用いただけます。
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