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MicrosoftTeamsでファイルつきメッセージを送付する方法
MicrosoftTeamsでファイルつきメッセージを送付する方法

2023年12月27日時点の仕様です。

Yoom 運営事務局 avatar
対応者:Yoom 運営事務局
一週間前以上前にアップデートされました

概要

MicrosoftTeamsでファイルつきメッセージを送付するには、OneDriveの経由およびファイル形式による分岐を行う必要があります。

本記事では設定方法について説明いたします。

設定方法

フローボット全体像(こちらからテンプレートをコピーできます)

フローボット作成の流れとしては以下の形です。

  1. ファイルを添付するフォームトリガーを準備

    ※今回は例としてフォームを使用しております。

  2. OneDriveにファイルをアップロード

  3. 「データを操作・変換をする」の「正規表現によるデータの抽出」でGUID(ファイルID)を取得

  4. 「データを操作・変換をする」の「正規表現によるデータの抽出」でファイルURLの一部を取得

  5. 「分岐」で、4で取得したファイルURLが空であるかどうかで分岐

  6. アウトプットが空になっている方向に対して、ExcelとWord以外のファイルを送信するTeamsのメッセージ送付アクションを設定

  7. その他の方向に対して、ExcelとWordファイルを送信するTeamsのメッセージ送付アクションを設定

フォームトリガーの準備

以下のように添付ファイルタイプの質問を含むフォームトリガーを準備し、フォームの表示確認と詳細設定画面で実際にデモファイルを添付して保存してください。

※今回、例としてフォームトリガーを使用しています。別のトリガーやオペレーションでファイルを取得する方法でも問題ございません。

フォームの質問項目設定▼

フォームの表示確認と詳細設定画面でデモファイルを添付する設定▼

OneDriveにファイルをアップロード

次にOneDriveへのファイルアップロードを行います。

トリガー設定後、直下の+マークを押し以下の設定を行い、テスト・保存します。

  • オペレーション

    • アプリと連携する/OneDrive

  • アクション

    • ファイルをアップロード

  • ドライブID

    • 候補からOneDriveのドライブIDを選択

  • 格納先フォルダ名

    • ファイルをアップロードしたいフォルダ名の一部を入力

  • 格納先のフォルダのアイテムID

    • 欄をクリックし、上記入力したフォルダ名で絞られたフォルダの候補から指定フォルダを選択

  • ファイル名

    • 任意のファイル名を拡張子を含めて入力(フォームで取得したファイルのアウトプットを{{ファイル}}のようにし、ファイル名として引き継ぐこともできます)

  • ファイルの添付方法

    • アウトプットを使用する

  • アウトプット名

    • フォームに添付されたファイル(デフォルトで表示されます)

設定画面▼

このオペレーションを行うことで、以下のアウトプットが取得できます。

  • アップロードしたファイルのアイテムID

  • ファイル名

  • ファイルURL

  • eTag

「データを操作・変換する」でGUIDを正規表現で抽出

次に、GUIDの取得を行います。

先程のオペレーション下の+マークを押し、以下の設定をしてテスト・保存します。

  • オペレーション

    • データを操作・変換する

  • 変換タイプ

    • 正規表現によるデータの抽出

  • 抽出対象

    • 添付した画像のように、ファイルアップロードのアクションで取得したeTagを埋め込み

  • 抽出箇所を正規表現で指定

    • (?<={).*?(?=})を入力

  • アウトプット名

    • わかりやすい任意の名称(今回はGUIDと設定します)

設定画面▼

ファイルアップロードアクションで取得したeTagの埋め込み方法▼

「データを操作・変換する」でファイルURLを正規表現で抽出

次に、ファイルURLの取得を行います。

先程のオペレーション下の+マークを押し、以下の設定をしてテスト・保存します。

  • オペレーション

    • データを操作・変換する

  • 変換タイプ

    • 正規表現によるデータの抽出

  • 抽出対象

    • 添付した画像のように、ファイルアップロードのアクションで取得したファイルURLを埋め込み

  • 抽出箇所を正規表現で指定

    • .*(?=&action)を入力

  • アウトプット名

    • わかりやすい任意の名称(今回は【抽出したファイルURL】と設定します)

設定画面▼

ファイルアップロードアクションで取得したファイルURLの埋め込み方法▼

「分岐する」で進行方向を切り分ける

次に、分岐する設定を行い、ファイルの種別によってルートを切り分けます。

先程のオペレーション下の+マークを押し、以下の設定をして保存します。

  • オペレーション

    • 分岐する

  • 分岐対象のアウトプット(オペレーション)

    • 先程ファイルURLを抽出したオペレーション

  • 分岐対象のアウトプット(アウトプット)

    • 抽出したファイルURL

  • 分岐条件(条件)

    • アウトプットが空になっている

  • 分岐条件(値)

    • 空欄(入力しない)

Microsoft Teamsでチャンネルにメッセージを送る(空になっているのルート)

次に、切り分けたルートでアウトプットが空になっている方向にTeamsのメッセージ送付を設定します。

アウトプットが空になっているルートの+マークを押し、以下の設定をしてテスト・保存します。

  • オペレーション

    • アプリと連携する/Teams

  • アクション

    • チャンネルにメッセージを送る

  • チームID

    • 候補から送付したいチームIDを選択

  • チャネルID

    • 候補から送付したいチャネルIDを選択

  • メッセージ

    • 任意の文字と<attachment id='{{●●}}'></attachment>を入力します。
      ※{{●●}}はデータを操作・変換するで抽出したGUIDを埋め込みます。

  • ファイルのGUID

    • データを操作・変換するで抽出したGUIDを埋め込みます。

  • ファイル名

    • ファイルをアップロードするで取得したファイル名を埋め込みます。

  • ファイルURL

    • ファイルをアップロードするで取得したファイルURLを埋め込みます。

設定画面▼

Microsoft Teamsでチャンネルにメッセージを送る(その他のルート)

最後に、切り分けたルートでアウトプットが空ではない方向にTeamsのメッセージ送付を設定します。

その他になっているルートの+マークを押し、以下の設定をしてテスト・保存します。

※なお、添付ファイル情報までの設定はアウトプットが空のルートと同じ内容なので、割愛します。

  • ファイルのGUID

    • データを操作・変換するで抽出したGUIDを埋め込みます。

  • ファイル名

    • ファイルをアップロードするで取得したファイル名を埋め込みます。

  • ファイルURL

    • データを操作・変換するで抽出したファイルURLを埋め込みます。

設定画面▼

このように設定を行うことで、ファイル形式に合わせてTeamsへファイルを送信することができます。

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