概要
通常「データベースを操作する」オペレーションにて、検索対象行が見つからないエラーが発生した場合、フローボットはその段階で停止します。
今回はエラーが発生した場合でもフローボットを続行し、分岐オペレーションを使って別のオペレーションに移行する方法を説明します。
フローボットの完成イメージ
今回、例として以下のようなフローボットを作成します。
フォームトリガーを起点とします。
フォーム入力された情報がすでにデータベース上に存在する場合はレコードの更新を行います。
データベース上に存在しない場合はレコードの追加を行います。
設定方法
1.フォームトリガーを設定する
フォーム入力が起点となるため、フォームトリガーを設定します。
フォームの項目はデータベースの更新および追加に必要な項目を設定してください。
2.「データベースを操作する」オペレーション①:レコードを更新する
「データベースを操作する」オペレーションを選択し、参照するデータベースを設定してください。(今回はGoogle Spreadsheet)
その後、実行アクションにて「レコードを更新する」を選択し、検索条件および作成・更新データを設定してください。
3.「検索に失敗した際のフローボット停止設定」をOFFにする
その後、設定画面下部の「検索に失敗した際のフローボット停止設定」を必ずOFFに設定してください。
4.「オペレーション間の操作」の分岐を設定する
次に「オペレーション間の操作」から分岐するを選択し、分岐対象となるアウトプットをレコード更新のオペレーションから選択してください。
その後分岐条件として、「値が空ではない」を選択します。
5.「データベースを操作する」オペレーション②:レコードを追加する
「値が空ではない」分岐に対して、「データベースを操作する」を選択し、レコード更新で使用したものと同じデータベースを設定してください。
その後、実行アクションにて「レコードを追加する」を選択し、作成・更新データを設定してください。
こちらのフローボットを起動すると、データベースに存在しない情報が入力された場合でもフローボットは停止せず、更新対象とならなかった情報が分岐を経由してレコード追加に移行します。
以上が、「データベースを操作する」オペレーションで検索対象行が見つからなかった場合にフローボットを分岐させる方法となります🎉
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