概要
Googleスプレッドシートの最新行(行番号・値・レコード)やその後の空白セル情報を取得する方法をご紹介します。
最終行(最新行)の情報は関数を用いることで取得可能です。
なお、今回ご紹介する関数を使用することで途中に空白行があった場合でも最終行の行番号や値を取得することが可能です。
最終行のデータを関数で取得する方法
1.最終行の行番号・値を取得する
情報を取得したいスプレッドシート上で、新たにシートを作成してください。
行番号、値を取得する関数をご希望に応じてご設定ください。
※行番号(IDのようなもの)と値を組み合わせて取得する方法です。
行番号が設定されていない場合は②を参照ください。
行番号を取得する関数▼
=MAX(MATCH(MAX('【シート名】'!●2:●)+1,'【シート名】'!●2:●,1),MATCH("",'【シート名】'!●:●,-1)
値を取得する関数▼
=INDEX('【シート名】'!■2:■, MAX(MATCH(MAX('【シート名】'!●2:●)+1,'シート1'!A2:A,1),MATCH("",'【シート名】'!●:●,-1)))
※【シート名】は取得予定のシート名にご修正ください
※【●2:●】や【■2:■】は取得予定の列をご選択ください
今回の例)●2:●=A2:A、■2:■=B2:B
以下、サンプルとなります。
■取得予定のシート(シート1)
■新規作成した取得先のシート
実際の行番号取得設定イメージ:(B2セル)
=MAX(MATCH(MAX('シート1'!A2:A)+1,'シート1'!A2:A,1),MATCH("",'シート1'!A:A,-1)
実際の値取得設定イメージ:(C2セル)
=INDEX('シート1'!B2:B, MAX(MATCH(MAX('シート1'!A2:A)+1,'シート1'!A2:A,1),MATCH("",'シート1'!A:A,-1)))
2.最終行に行番号がない場合のシートから特定の最終行の値を取得する
行番号がない場合でも以下の関数を用いるとことで、特定セル内の最後の値を取得することができます。
値を取得する関数▼
=INDEX(FILTER('【シート名】'!●2:●, '【シート名】'!●2:● <> ""), COUNTA(FILTER('【シート名】'!●2:●, '【シート名】'!●2:● <> "")))
※【シート名】は取得予定のシート名にご修正ください
※【●2:●】は取得予定の列をご選択ください
今回の例)●2:●=B2:B
以下サンプルとなります。
■取得予定のシート(シート6)
■新規作成した取得先のシート
実際の値取得設定のイメージ:(A2セル)
=INDEX(FILTER('シート6'!B2:B, 'シート6'!B2:B <> ""), COUNTA(FILTER('シート6'!B2:B, 'シート6'!B2:B <> "")))
3.対象の値が入っている最終行の下の空白セル(空白の最新のセル)情報を取得する
以下の関数を用いることで、最終行の次の空白セル情報を取得することができます。
値を取得する関数▼
="[列名]" & (MAX(FILTER(ROW('【シート名】'!【●2:●】), '【シート名】'!【●2:●】 <> "")) + 1)
※ [列名]は取得した列名を入れてください 例)"A"
※【シート名】は取得予定のシート名にご修正ください
※【●2:●】は取得予定の列をご選択ください 例)●2:●=A2:A
以下サンプルとなります。
■取得予定のシート(シート29)
■新規作成した取得先のシート
実際の値取得設定のイメージ:(A2セル)
="A" & (MAX(FILTER(ROW('シート29'!A2:A), 'シート29'!A2:A <> "")) + 1)
関数で取得した最新行のセル値または行を取得する方法
以下使いやすい方をご利用ください。
セル値を単体で取得する場合
アプリと連携するオペレーションからGoogleスプレッドシートを選択します。
アクションから「値を取得する」を選択します。
対象のスプレッドシートIDやシート情報を入れ、関数で求めた値が入っているセルを範囲対象とします。
行として取得する場合
データベースを操作するオペレーションからGoogleスプレッドシートを選択します。
アクションから「レコードを取得する」を選択します。
「検索対象カラム(列)」には検索値が含まれる列名を設定し、条件を値が空ではないにセットします。
以上が、スプレッドシート最終行の(行番号・値・レコード)を取得する方法です。
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