概要
データベースを操作するオペレーション内で、Googleスプレッドシートのレコード取得アクションを行う際の注意点と対応方法をご説明します。
注意点
Googleスプレッドシートの仕様上、データベースを操作するオペレーションのレコード取得にて、値が空であるという条件で検索することはできかねます。
以下スプレッドシートの赤枠内レコードを取得したい場合▼
レコード取得にて空である検索条件では判別ができず、取得に失敗します▼
対応方法
対応1:Filter関数を用いて、取得したいレコードを事前に絞り込む方法
GoogleスプレッドシートのFilter関数を用いて、事前に特定条件のレコードを絞り込み、抽出します。
※この方法は最新のレコードでない場合でも、条件にヒットしたものを表示します。
取得したいレコードのある元シート以外に、Filter関数用のシートを用意します。
元シートのヘッダーをコピーし、Filter関数用のシートに貼り付けます。
以下の関数例を用いて、特定条件のレコードをFilter関数用シートに表示します。
=FILTER('元シート名'!対象範囲,('元シート名'!条件範囲="条件")
データベースを操作するオペレーションのレコード取得にて、Filter関数用シートを対象にいずれかのカラムが「空でない」という条件でレコードを取得します。
以下スプレッドシートの赤枠内レコードを取得したい場合▼
上記の場合、=FILTER('取得テスト'!A2:E,('取得テスト'!A2:A<>"")*('取得テスト'!E2:E=""))
で「空でない」かつ「空である」という条件を組み合わせ、レコードを表示しています▼
対応2:最終行のレコードだけを事前に絞り込む方法
GoogleスプレッドシートのCOUNTA関数とINDEX関数を用いて、最終行のレコードだけを抽出します。
※この方法は最新のレコードのみを判別して表示します。
設定方法はこちらのガイドをご参照ください。
関連キーワード
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