Q:Yoomデータベースにレコードを追加する際、YoomレコードIDとは別に個別のカラムに1から順にIDを採番することはできますか?
A:はい可能です。Yoomデータベースのみでは実施できないため、Google スプレッドシートを使った採番方法を紹介します。
実施するフローのイメージ
以下のようにスプレッドシートやKintone、その他外部からYoomデータベースに追加したい情報を事前に取得したのち、Yoomデータベースに追加する際にIDというカラムに1から順に採番を行いたい場合のフローイメージになります。
・取得するデータ▼
・取得したデータを追加するYoomデータベース▼
・今回作成するフローボットの全体像
実施方法
採番用のIDを取得するためのスプレッドシートの準備
採番IDを取得するためのスプレッドシートを準備します。
シート1に対して、以下のようなヘッダを設定します。
A1セルに
={"ID" ; iferror(SEQUENCE(counta(B2:B)))}
という関数を入れます。B1セルは任意の値を直接入力します。
シート2に対して、以下のような設定をします。
A1セルにIDというワードを直接入力します。
A2セルに
=COUNTA('シート1'!A2:A)
という関数を入れます。
レコード追加したい値を取得した後の設定
1️⃣データベースを操作するオペレーションからスプレッドシートを選択し、以下の設定を行います。
スプレッドシートID:事前に準備したスプレッドシートを候補から選択します。
シート名:シート1を選択します。
範囲:A1:Bとします。
アクション:レコード追加を選択します。
作成・更新データ:IDではない任意で決めたヘッダに対して、事前に取得した値を動的に埋め込みます。
2️⃣アプリと連携するオペレーションからスプレッドシートを選択し、以下の設定を行います。
アクション:値を取得するを選択します。
スプレッドシートID:事前に準備したスプレッドシートを候補から選択します。
シート名:シート2を選択します。
範囲:A2と設定します。
方向:列方向を選択します。
3️⃣データベースを操作するオペレーションからYoomを選択し、以下の設定を行います。
プロジェクト/データベース/テーブル:値を追加したいデータベースを選択します。
アクション:レコード追加を選択します。
作成・更新データ:IDには2️⃣で取得したIDを、それ以外は事前に取得していた値をそれぞれ埋め込みます。
このようにスプレッドシートで自動採番された数字を取得することで以下のように1から順にYoomデータベースにもIDを採番していくことが可能です。
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