概要
Yoomではkintoneと連携し、複数のレコード情報を取得することができます。
また、この情報をGoogleスプレッドシートなどの別のデータベースに対して、転記するといった操作も可能です。
ただし、複数取得したレコード情報をそのまま転記することができないため、今回kintoneから取得した複数レコードを個別に分解して、Googleスプレッドシートに転記していくと言った設定例をご紹介します。
フローボットの全体像
今回はこのようなフローボットを作成します。
作成方法
1.kintoneから複数のレコード情報を取得する
任意のトリガー設定後、その下の+マークを押しデータベースを操作するオペレーションからkintoneを選択して以下の設定を行い、テスト・保存します。
アクション:複数のレコードを取得する(最大500件)
アプリID:使用するkintoneアプリのIDを入力します。
取得したいレコードの条件:指定の列項目にし、それが空でないや特定の日付に等しいといった設定を行い、対象のレコードを複数取得します。
2.同じ処理を繰り返すオペレーションで値を分割する
+マークを押し、同じ処理を繰り返すオペレーションを選択して以下の設定を行い、保存します。
オペレーション:1で設定した複数レコード取得のオペレーション
アウトプット:候補からレコード番号を選択します。
3.分割した値を使ってkintoneからレコード情報を一つずつ取得する
ループと書かれた方向の+マークを押し、データベースを操作するオペレーションからkintoneを選択して以下の設定を行い、テスト・保存します。
アクション:レコードを取得する
アプリID:使用するkintoneアプリのIDを入力します。
取得したいレコードの条件:レコード番号の列項目にし、値の欄から2で取得したレコード番号のループ変数を埋め込み、=で検索をします。
このようにすることで、レコード番号をキーにkintoneのレコード情報を1つずつ取得することができます。
4.取得したレコード情報を用いて、別のデータベースにレコードを追加する
+マークを押し、データベースを操作するオペレーションからGoogleスプレッドシートを選択して以下の設定を行い、テスト・保存します。
アクション:レコードを追加する
スプレッドシートID:レコードを追加するためのスプレッドシートを候補から選択します。
スプレッドシートのタブ名:候補からシート名を選択します。
テーブル範囲:レコードを追加したい範囲を列名を含む範囲で設定します。例:A1:D
追加したいレコード値:表示された列名に対応するアウトプットを3で取得した項目から埋め込みます。
このようにすることで、複数取得したレコードを順番に別のデータベースへ転記することができます。
以上がkintoneで複数取得したレコードを一行ずつ別のデータベースに転記する方法です。
検索キーワード
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