概要
YoomとGoogleスプレッドシートを組み合わせることで、UUID※を自動生成し、取得することができます。
ここではその設定イメージをご紹介します。
※UUIDとは550e8400-e29b-41d4-a716-446655440000のようなユニークのIDです。
フローボット全体像
今回設定するフローボットの全体像です。
※今回例としてSlackに対して取得したUUIDを送付していますが、別のアプリやYoomのデータベースに対して追加するといった使い方も可能です。
設定方法
1.GASを使って事前にUUIDを生成する関数を作成する
事前にGAS(GoogleAppScript)で以下のコードを用いて、UUIDを自動生成する関数を作成します。
function getUuid() {
return Utilities.getUuid();
}
※GASの設定はスプレッドシートの仕様になるため、別途サイトなどで設定方法をご確認ください。
2.対象のスプレッドシートに関数を設定する
UUIDを取得するスプレッドシートに対して、以下のような関数を設置し特定のセルに値が入ったらUUIDが生成されるように設定します。
関数:=IF(B2<>"",(getUuid()),"")
※B2に値が入ったらA2にUUIDが自動生成されるというイメージです。
3.指定のセルに対して、予め取得している文字列を入力する
次に、アプリと連携するオペレーションからGoogleスプレッドシートを選択し、以下設定を行います。
この操作で特定の文字列をセルに入れ、隣のセルにUUIDを自動生成します。
アクション:セルに値を入力
スプレッドシートID:欄をクリックし、表示された候補から事前に関数を入れたスプレッドシートを選択します。
シート名:関数を入れているシートを候補から選択します。
対象のセル:処理をかけたい文章や文字列を入れたいセルを選択します。
※今回の場合はB2を選択しています。値:欄をクリックし、前段のトリガーやオペレーションを選択し、その中から対象のアウトプットを埋め込みます。
※アウトプットを埋め込む設定はこちらをご参照ください。
4.関数処理したセルの値を取得する
次に、アプリと連携するオペレーションからGoogleスプレッドシートを選択し、以下設定を行います。
この操作で文字数制限をかけたあとの文字列を取得します。
アクション:値を取得する
スプレッドシートID:欄をクリックし、表示された候補から事前に関数を入れたスプレッドシートを選択します。
シート名:関数を入れているシートを候補から選択します。
範囲:関数処理後の値を取得したいセルを選択します。
※今回の場合はA2を選択しています。方向:列方向を選択します。
5.入力した値を削除して、次のUUID生成の準備をする
次に、アプリと連携するオペレーションからGoogleスプレッドシートを選択し、以下設定を行います。
UUIDは空白のセルに値が入ったら新しく生成されるため、一度入力した値を削除する必要があります。
アクション:値を削除する
スプレッドシートID:欄をクリックし、表示された候補から事前に関数を入れたスプレッドシートを選択します。
シート名:関数を入れているシートを候補から選択します。
範囲:関数処理後の値を取得したいセルを選択します。
※今回の場合はB2を選択しています。
6.データベースなどの別ツールへ取得したUUIDを転記する
最後に、取得したUUIDを別のアプリやデータベースに対して、アウトプットとして転記します。
※以下は実際にUUIDが取得できているかをわかりやすく確認いただくため、SlackにUUIDを送付するという設定としています。
注意点
3の処理を行うと毎回対象セル(今回の場合B2)に対して値が上書きされるため、UUIDを作成する際はフローボットの処理が終わったことを確認して次のフローボットを起動させてください。(フローボットの起動が重複すると意図したUUIDを取得できません)
5の処理は新しいUUIDを取得するうえで必須処理となります。
以上が、スプレッドシートを用いてUUIDを生成し、取得する方法です。
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