概要
2024年6月26日より、フローボット起動時のアウトプットの生成ルールが変わります。
この変更は、システム負荷の軽減によるYoomの安定稼働を目的として実施いたします。
アウトプットとは
アウトプットとは、以下のようにフローボットのトリガーやオペレーション上で取得された値を指します。
アウトプットに関連する詳細ヘルプページはこちらをご参照ください。
変更内容
アウトプット生成ルール変更前
フローボットを起動した際に、設定しているトリガーやオペレーション内であらかじめ取得する設定がされているアウトプットがすべて生成され、各トリガーやオペレーションの起動結果のページに表示されます。
アウトプット生成ルール変更後
フローボットを起動した際に、トリガーやオペレーションであらかじめ取得設定がされているアウトプットであっても、他のオペレーションで利用(引用)されているアウトプットのみが生成され、そのアウトプット項目のみがオペレーションの起動結果ページに表示されます。
事例
例:「Asanaでタスクが追加されたらSlackに通知する」
「Asanaでタスクが追加されたらSlackに通知する」というフローボットテンプレートの場合で具体例を説明します。フローボットテンプレートの内容は以下のとおりです。
Asanaで「新しいタスクが登録されたら」というトリガーでアウトプットを取得します
Slackの「メッセージを送信する」アクションで、「タスク名」と「完了日」のアウトプットを利用して、チャンネルにメッセージを送信します。
アウトプット生成ルール変更前(2024年6月25日以前)
フローボット起動後のトリガー詳細を確認すると、フローボット作成時にあらかじめ取得・保存されたアウトプットの内容がすべて生成され、値を確認することができます。
同様のフローボットを起動した際のアウトプットが、生成ルール変更後では次のようになります。
アウトプット生成ルール変更後(2024年6月26日以降)
フローボット起動後のトリガー詳細を確認すると、Slackのメッセージ通知(他のオペレーション)で利用した「期日」と「タスク名」のアウトプットのみが確認できます。
このように、生成ルール変更後はすべてのアウトプット項目を表示せず、他のオペレーションで利用されているアウトプット項目の結果のみを表示します。
なお、フローボットの起動には特に影響がない変更となり、別途ご対応いただく事項等はございません。
ただし、生成ルール変更後以下のように特定の場面で、アウトプット値の確認が行えないためご留意ください。
起動したフローボットの結果から他のオペレーションで利用(引用)していない値を含む、すべてのアウトプットの情報を確認することはできません。
オペレーション上で利用(引用)しているアウトプットの項目名が誤っている等の理由で、フローボットがエラーとなった場合、アウトプットが生成されないためエラー時に取得したアウトプットの内容を確認することはできません。