概要
Yoomでは、SmartHRと連携し様々なアクションを行うことが可能です。
今回は従業員情報に含まれるカスタムフィールドの取得方法を紹介します。
SmartHRの仕様
SmartHRの従業員登録項目では、カスタムフィールドという任意の項目を設定することが可能です。
Yoomにあるアプリと連携するオペレーション内の「従業員情報の取得」というアクションを使用することで、基本項目以外にもこのカスタムフィールドの情報を取得することができます。
ただし、カスタムフィールドの取得方式は仕様上、入力された順序となっており通常のJSONPathによる値の取得方法では従業員により取得順が前後し正しい値が取得できない場合があります。
通常のJSONPathの設定はこちら
そのためカスタムフィールドの項目を指定し、順序が変動した場合でも正しく値を取得する方法を説明します。
設定方法
1.従業員情報を取得アクションで特定の従業員情報を取得する
まず、アプリと連携するオペレーションからSmartHR(OAuth)を選択し、以下設定およびテストをします。
アクション:従業員情報の取得
従業員ID:SmartHRから取得したカスタムフィールドの情報が含まれる従業員のIDをコピー&ペースト(従業員の詳細ページのURLから確認可能です)
2.JSONPathを指定し、特定のカスタムフィールドの値をアウトプットに追加する
次に、アウトプットと表示された画面下部にある+取得する値を追加を押します。
今回以下のようにカスタムフィールドの値が取得できているので、まずは赤枠のtestという値をアウトプットに追加します。
画面上部にある検索窓に以下のようにJSONPathを入力し、+JSONPath指定を押下。
その後、追加する値欄に指定された値が追加されるので、カーソルを合わせペンマークを押下します。
$.custom_fields[?(@.template.name == '〇〇')].value
※〇〇の箇所にnameに該当する箇所(今回の場合TEST)を入れます。
編集画面に遷移するので、項目名にカスタムフィールドの項目名称など、わかりやすい名称を入力し保存します。
同様に、取得したいその他のカスタムフィールドの値も追加していき、最後に追加を押下します。
設定が完了すると、アウトプットの項目に先ほど追加した値が確認できます。
このようにカスタムフィールドの項目名を起点としてJSONPathを指定することで、従業員ごとに取得順序が変動する場合でも正しく値をアウトプットに追加することができます。
以上が、SmartHRで従業員のカスタムフィールドの情報を指定し、取得する方法です。
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