ORCA履歴から処方オーダーのDo入力を行う際の留意点を記載しています。
ORCA履歴のご利用に際し、必ずご一読ください。
■有効期間を過ぎた薬剤について
有効期間を過ぎた薬剤(例:経過措置の期間が終了した薬剤)は、Do入力対象外となり処方オーダー編集画面に反映されません。
■用法マスタ未登録の用法について
カルテの薬剤用法マスタに登録されていない用法が使用されている場合、メッセージ「有効期限が切れている用法、または無効な用法が存在します。未選択の用法を再設定してください。」が表示され内容が反映されません。
カルテに登録済みの用法マスタの中から該当する内容を選択するか、以下の手順を参考にきりんカルテに用法マスタを新規追加し、再度オーダーを行ってください。
参考:選択式の用法コメントを登録する
※また、きりんカルテでは、ORCAにてカラムの設定が行われた用法マスタは利用できません。
■複数のコメントが登録された薬剤をオーダーする場合
薬剤に対して複数のコメントが設定されている場合は、最上部に設定されているコメントのみオーダーされます。
■複数の用法マスタが登録されたRPをオーダーする場合
1つのRP内に複数の用法マスタが設定されている場合は、最上部に設定されている用法マスタのみオーダーされ、メッセージ「選択されたORCA履歴に、2種類以上の用法マスタが登録されたRPが存在しています。用法マスタは1種類のみ反映されるため、内容についてご確認ください。」が表示されます。
■ORCAでRP内に入力するシステム予約マスタの取り扱いについて
ORCAにて一つのRP内に設定されているシステム予約マスタ(例:099209907「銘柄名記載」等)については、後発変更不可マスタ(診療行為コード:099209903及び099209910)を除き、全て薬剤コメントとして登録されます。
システム予約マスタとしてORCAに登録する場合は、ORCAでの会計処理時に該当するマスタを入力し直してください。
■ORCAの処方箋備考について
ORCAの処方箋備考(区分「.980」)として登録されている内容は、すべて処方オーダー画面の備考欄にフリーコメントとして登録されます。
該当する内容がシステム予約マスタ(例:099208102「【リフィル】 回」等)であり、システム予約マスタとしてORCAに登録する必要がある場合は、「処方箋設定」欄へ該当のマスタを入力し直すか、もしくはORCAでの会計処理時に該当するマスタを入力し直してください。
■レセプトコード付きコメントマスタが登録された薬剤をオーダーする場合
レセプトコード付きコメントマスタを含むRPをORCA履歴からDo入力した場合、レセプトコード付きコメントマスタは薬剤コメント(フリーコメント)として登録されます。
レセプトコード付きコメントマスタとして登録する場合は、Do入力後に処方オーダー画面を開き薬剤コメントに反映された内容は削除し、「コメント」ボタンを選択して改めて入力してください。
入力手順については、処方-レセプトコード付きコメントの入力-をご確認ください。
■レセプトへの記載対象外のマスタが含まれる場合
処方箋には記載され、レセプトには記載されないコメントマスタ(診療行為コード:0085~)が含まれている場合、メッセージ「レセプトへの記載が行われないコメントマスタは入力できません。」が表示され、対象のコメントは処方オーダー編集画面に反映されません。
処方箋・レセプトへの記載対象外のコメントマスタ(診療行為コード:0086~)が含まれている場合、対象のコメントはORCA履歴に表示されません。
レセプト記載対象外のコメントを入力する場合は、ORCAの会計画面で入力を行ってください。
※ORCAの操作に関するご不明点は、日本医師会ORCA管理機構株式会社のマニュアルをご確認いただくか、ご契約中の代理店へお問い合わせください。