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【カルテ】診察料・特定疾患管理料等の自動算定設定について

伊藤史織 avatar
対応者:伊藤史織
昨日アップデートされました

本ページでは、診察料・特定疾患管理加算等の設定と運用上の注意事項についてご案内いたします。

下記記載の項目の自動算定を行う場合、医療機関サポートデスクで設定が必要です。ご希望の場合は医療機関サポートデスクまでお問い合わせください。

💡注意事項:

  • 本機能は会計業務の効率化を目的としておりますが、最終的な診療報酬請求の正確性は医療機関様にて担保いただく必要がございます。

  • 自動算定された内容を含め、会計画面にて必ず算定項目と金額をご確認のうえ、請求を進めていただくよう重ねてお願いいたします。

1.自動算定項目

設定を行うことで、下記の自動算定が可能となります。

  • 初再診料

    • 初再診料に対する加算

  • 特定疾患管理料・特定疾患処方管理加算(診察料の自動算定が有効である場合に設定可能)

自動算定を行うタイミングは、初回会計時と、会計修正時でそれぞれ行います。

会計修正時にオーダー等に変更があれば、それを踏まえて自動算定を改めて行います。

1-1.初再診料

初再診料は、カルテに登録されている病名等に応じて自動算定を行います。

算定項目

詳細

初診料

継続病名がなく、初診日が未登録の場合に自動算定を行います。

再診料

継続病名がある場合、または初診日が登録されている場合に自動算定を行います。

小児科外来診療料・小児かかりつけ診療料の自動算定も行います。

算定項目

詳細

小児科外来診療料

  • 施設基準が登録されている場合、6歳未満の患者(※)に対して自動算定を行います。

    • ※6歳の誕生月において、誕生日より前に診察があった場合は、誕生日後も小児科外来診療料の自動算定を行います。

小児かかりつけ診療料

  • 施設基準および患者ごとに加算設定がされている場合、未就学児(※)に対して自動算定を行います。

  • 患者の基本情報 > その他 > 加算 から小児かかりつけ診療料算定を有効にすることで自動算定を行います。

    • ※6歳以上の患者については、6歳未満から小児かかりつけ診療料を算定している患者に限り自動算定を行います。

1-2.初再診料に対する加算

初再診料に対する加算は設定されている施設基準に応じて自動算定されます。施設基準により自動算定できる加算は以下の通りです。

  • 機能強化加算(初診)

  • 外来感染対策向上加算(初診)

  • 連携強化加算(初診)

  • サーベイランス強化加算(初診)

  • 抗菌薬適正使用体制加算(初診)

  • 医療情報取得加算(初診)

  • 医療DX推進体制整備加算1〜6(初診)

  • 時間外対応加算1

  • 時間外対応加算2

  • 時間外対応加算3

  • 時間外対応加算4

  • 明細書発行体制等加算

  • 外来感染対策向上加算(再診)

  • 連携強化加算(再診)

  • サーベイランス強化加算(再診)

  • 抗菌薬適正使用体制加算(再診)

  • 医療情報取得加算(再診)

1-3.特定疾患管理料・特定疾患処方管理加算

特定疾患管理料については、以下管理料の対象となる病名がカルテに登録されていて、開始日(初診)から1ヶ月以上経過している場合、自動算定を行います。

  • 特定疾患療養管理料

  • 皮膚科特定疾患指導管理料1、2

  • 難病外来指導管理料

💡注意事項:

  • 主病かどうかは自動算定を行う判定条件には含まれていません。そのため、主病が登録されていない状態でも自動算定を行います。

    • 疑い病名は自動算定を行いません。

  • 会計画面で診療科を変更した場合、自動算定が適切に行われない場合がございます。その場合は算定したい管理料をカルテ画面からオーダーしていただくようお願いいたします。

上記要件を満たしていて、かつ、再診料(情報通信機器)がオーダーされている場合、特定疾患管理料についても情報通信機器を用いたものの自動算定を行います。

  • 特定疾患療養管理料(情報通信機器)

  • 皮膚科特定疾患指導管理料1、2(情報通信機器)

  • 難病外来指導管理料(情報通信機器)

特定疾患処方管理加算は、特定疾患療養管理料の対象となる病名がカルテに登録されていて、かつ、処方した薬の処方日数が28日を超えている場合に自動算定を行います。

自動算定をご希望の場合は、【カルテ】特定疾患処方管理加算の自動算定についても合わせてご確認人ください。

2.オーダー方法

会計画面で診察料等が自動発生するため、カルテ画面で診察料等をオーダーする必要はございません。診察料や加算をオーダーした場合は、オーダーした項目が自動算定よりも優先される仕様となります。

2-1.診察料をオーダーしない例

・例)診察日に開始する病名を登録し、投薬のみオーダーします。

・会計画面で初診料とその加算を自動算定します。

2-2.診察料と加算をオーダーする例

・例)再診料と発熱患者等対応加算(再診)をオーダーします。

・会計画面で他に算定可能な項目の自動算定を行います。

💡補足:

2号用紙画面でカルテタブ「労災」「自賠責」を選択すると、会計画面で労災保険、自賠責保険が選択されます。

また、労災の初診料・再診料の自動算定を行います。

3.注意点

3-1.患者ごとの自動算定設定について

・患者ごとに自動算定の設定をカスタマイズすることはできかねます。

3-2.自動算定を行わない場合について

・カルテタブ「自費」で会計に進んだ場合、保険は自費が選択され診察区分が「診察料なし」となります。このとき診察料の自動算定は行いません。

・診察料の自動算定を行う場合は、カルテタブ「医保」を選択して会計を行ってください。

3-3.分点時の注意点

例1)主保険単独と公費併用の分点

分点の2つ目のカルテで同日再診料と「他保険にて診察料算定済み」コメントがバッティングしてエラーになってしまう場合があります。

お手数ですが、同日再診料を削除して会計に進んでください。

例2)医保と労災の分点で、どちらも診察料を算定したい場合

大変恐れ入りますが、現在適切な自動算定を行うことができかねます。

算定したい診察料をカルテ画面からオーダーして会計を行っていただくよう、お願いいたします。

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