本ページでは、AI要約アシスト機能をお使いいただく際の初期設定から、具体的な操作手順についてご案内いたします。
なお、現在導入をご検討中の医療機関様は、まず【カルテ】AI要約アシスト機能のご紹介とよくあるご質問のページをご一読ください。
個別のデモ実演や、導入に向けた詳しいご説明を希望される場合は、下記よりお気軽にご面談のお申し込みをお願いいたします。
1. はじめに
1-1.機能概要
AI要約アシストでは、以下の4つの主要機能をご利用いただけます。
診察音声のリアルタイム文字起こし:診察中の会話をリアルタイムで音声認識し、テキスト化します。
文字起こしの要約:文字起こしされた全文を、AI要約生成します。
要約結果の主訴所見への転記:生成された要約テキストを、1クリックでカルテに転記できます。
要約指示文(プロンプト)の新規作成・編集:医療機関様の運用に合わせて、AIへの要約指示文(プロンプト)を自由に変更・作成できます。
1-2.初期設定:マイクの接続と確認
※以下は、推奨ブラウザである Google Chrome を利用される場合の設定方法です。
CLINICS(特定のサイト)の設定を許可する(推奨)
ブラウザ上部のアドレスバー(URL表示部分)の左側にある「サイト情報マーク(鍵やスライダーのアイコン)」をクリックします。
表示されたメニューから「サイトの設定」をクリックします。
「権限」セクション内にある「マイク」の項目を探し、右側のドロップダウンメニュー(▼)から「許可」を選択します。
設定変更後、画面上部に「更新後の設定をサイトに適用するには、このページを再読み込みしてください」と表示された場合は、「再読み込み」ボタンをクリックして適用します。
再びアドレスバー左の「サイト情報マーク」をクリックし、メニュー内のマイクの右側にある矢印アイコン(>)を選択します。
スピーカーフォンをPCに接続し、ドロップダウンメニュー(▼)から該当のスピーカーを選択します。これでCLINICS上での集音が可能になります。
💡補足事項:音声がうまく書き起こされない場合
会話の書き起こしが不十分(誤変換が多い、書き起こし自体がされない)と感じられた場合は、マイク本体の音量、およびPC本体のマイク音量を最大値(100)に上げて再度お試しください。
Windowsの場合の確認方法
「設定」>「システム」>「サウンド」を開きます。
「入力」セクションにある、現在使用中のマイクをクリックします。
入力音量のスライダーを 100(最大) まで上げます。
(さらに大きくしたい場合)下部にある「デバイスのプロパティ」等から、マイクブーストの設定があれば数値を上げます。
Macの場合の確認方法
「システム設定」>「サウンド」>「入力」タブを開きます。
使用するマイクを選択し、入力音量のスライダーを右端(最大)まで動かします。
Chrome全体の設定から許可する
ブラウザ右上にある三点リーダーマーク「︙」をクリックし、メニューから「設定」を選択します。
左メニューの「プライバシーとセキュリティ」を選択し、「サイトの設定」をクリックします。
「権限」セクション内にある「マイク」をクリックします。
「サイトがマイクの使用を要求できるようにする」がオンになっていることを確認します。
同画面の下部にある「マイクの使用を許可しないサイト」のリストに、CLINICSが含まれていないことを確認します。
※もし含まれていた場合は、サイト名の右横にある「ゴミ箱」アイコンをクリックして削除してください。
設定を確実に反映させるため、ブラウザを一度閉じてから再度開き直してください。
2. 診察室での基本的な使い方
2-1.録音を開始から要約生成
カルテ画面を開き、画面右上の「診察開始」ボタンの下にある「AI要約」ボタンをクリックします。
右側から表示された AI要約画面の右上にある「録音開始」ボタンをクリックします。
録音が開始され、リアルタイムで会話の書き起こしがスタートします。
※録音中にドロワー画面AI要約画面を閉じても、裏側で録音は継続されるため、並行してオーダー入力などカルテ操作を行うことが可能です。診察終了後に「録音終了」ボタンを押すと、書き起こし内容を元に自動生成された要約テキストが表示されます。
「主訴所見に転記」ボタンを押すと、カルテの主訴・所見欄へ転記することができます。
💡補足事項:その他便利な機能について
追加録音機能
1回の診察で複数の録音データを記録できます。患者様が検査やレントゲン撮影のために一度診察室を離れ、戻ってきた後に処置を行う際などに追加録音を行ってください。同一カルテに複数の録音データがある場合は、すべてまとめて1つの要約として生成されます。
録音データの管理(ダウンロード・削除)
録音データは、任意でダウンロードや削除を行うことができます。
多言語対応の詳細
日本語のほか、英語、中国語、韓国語による音声認識と文字起こしをサポートしています。
各種設定は管理者アカウントから変更可能です。詳しい操作手順については、【カルテ】AI要約アシスト機能の便利機能についてをご参照ください。
2-2. 要約を再度作成する
異なるプロンプトを用いて要約をやり直すことが可能です。メニューのドロップダウンから希望のプロンプトを選び、「要約再生成」をクリックして実行してください。
なお、選択されているプロンプトについては、前回利用したものが自動的に引き継がれます。
2-3.ご使用にあたっての注意点
録音中にカルテのタブを閉じたり別画面へ遷移したりすると、警告が表示されます。
そのまま画面を離れるとデータが.削除されて要約に反映できなくなるため、必ず「録音終了」をしてから移動してください(一時停止中も同様に保存されません)。録音は最大90分間続き、それ以降は自動的に録音が終了する仕様となっております。診察が90分以上となる場合は、一度録音を終了し、改めて録音開始ボタンを押下します。
毎日午前2:00にシステムメンテナンスを実施いたします。 メンテナンス中は、接続エラーが表示される場合がございます。
3.プロンプト(指示文)について
3-1.プロンプトとは?
プロンプトとはAIに出す「指示文」のことです。
本機能では、録音した診察の会話をAIが要約しますが、その際に「どのような形式で要約するか」を指定する役割を持ちます。 例えば、「SOAP形式でまとめて」「主訴だけを箇条書きにして」といった指示(プロンプト)を切り替えることで、同じ会話データからでも、目的に合わせた最適なカルテ文章をAIに作らせることができます。
3-2.標準提供プロンプトについて
本機能では、導入後すぐに使える「標準提供プロンプト」をあらかじめ3種類ご用意しております。
デフォルト(SOAP要約)
診察内容を医療の標準フォーマットである「SOAP形式」で構造化してきれいに要約します。主訴聞き取り用
「どこが、いつから、どう悪いのか」という主訴のみをピンポイントで要約します。事前問診の聞き取りの際などに便利です。紹介状サマリ作成
診療情報提供書(紹介状)の「症状経過・治療」欄にそのまま転記できる自然な文章を生成します。会話の録音だけでは足りない情報がある場合は、医師の「独り言」を追加録音していただくことで補完が可能です。
⚠️ご注意:過去のカルテに記載された診察内容は自動では含まれません。あくまでも「その場で録音されたデータ」のみをベースに要約が生成されます。
まずは標準プロンプトでお試しいただき、さらに医療機関様の運用に合わせて独自の形式にカスタマイズしたい場合は、以下の手順でプロンプトを新規作成・編集してご利用ください。
💡スタートパックプランをご契約の医療機関様へ
スタートパックプランの期間中は、弊社スタッフにてプロンプトの作成・カスタマイズ支援を行うことが可能です。ご面談時にご案内いたしますので、ぜひ普段お使いの「カルテ記載事例(テンプレートや実際の書き方など)」をご共有ください。
3-3.プロンプトの新規作成
プログラミングなどの専門知識は一切必要ありません。普段の診察で使っている自然な日本語で、AIへの指示を作成できます。
カルテ画面を開き、画面右上の「診察開始」ボタンの下にある「AI要約」ボタンを押します。
右側から開いたAI要約画面の右上にある「設定(歯車マーク)」ボタンを押します。
「プロンプトを作成」ボタンを押します。
任意の「プロンプト名」と、AIへの指示文章(プロンプト内容)を入力し、「保存」します。
作成後は、AI要約画面内のプロンプト選択ドロップダウンメニューからいつでも選択できるようになります。
🔍 理想的な要約を作るためのプロンプト作成アドバイス
独自のプロンプトを作成・調整する際は、以下の5ポイントを意識すると手直しの少ない要約が得られやすくなります。
1. 外部AIの活用
ゼロから考えるのが難しい場合は、ChatGPTやGeminiなどの外部AIツールに叩き台(草案)を作ってもらう方法が効率的です。
外部AIへの入力例:「普段このようなカルテ(記述例を添付)を書いているので、会話からこの形式に沿って要約するプロンプトを考えてください」
2.指示の具体性とバランス
指示文は細かく設定するほど精度が上がりますが、ルールが細かすぎるとAIが縛られ、必要な情報まで削られて要約が短くなりすぎることがあります。まずは大まかな指示から始め、結果を見ながら少しずつ調整するのが最善です。
3. AIによる「推測(レコメンド)」の省略
AIは、会話から「この症状なら〇〇という病気ではないか」と先回りして推測(レコメンド)することがあります。見立てが異なった場合の修正手間や医療安全上のリスクを防ぐため、事実記載のみに絞る厳格なルールを設けることも可能です。
プロンプトへの記載例:
「会話内で明示的に発言された『事実』のみを抽出すること」
「AIによる推測や、医学的背景からの情報補完は一切禁止する」
4. 出力フォーマット(形式)の明確な指定
「何を出力し、何を出力しないか」のルールを明確に定義することで、転記後の手直しを最小限に抑えられます。
出力項目の指定:「現病歴、既往歴、家族歴の順で記載すること」
禁止事項の明記:「『本日』『昨日』といった相対的な日付表現は一切禁止すること」
レイアウト・記号の指定:「箇条書きの際の『・』や『ー』などの記号は一切出力しないこと」
5. 辞書機能による精度向上
医療機関ごとに頻出する「傷病名」「薬剤名」「院内用語」などをあらかじめ登録し、AIの認識精度を高める機能です。
AIが登録単語を優先的に参照するため、専門用語の誤認識を抑制し、要約結果を修正する手間を省けます。特定の単語の認識を調整したい場合は、プロンプトの調整ではなく辞書機能の活用を推奨いたします。
設定や操作の詳細については、【カルテ】AI要約アシスト機能の便利機能について をご参照ください。
4. トラブルシューティング
4-1.マイクが認識されない場合
1. 物理的な接続の確認
有線接続の場合:付属のUSBケーブルがPCの正しいポートにしっかりと差し込まれているか確認してください。マイク端子とヘッドフォン端子の挿し間違いにご注意ください。
Bluetooth接続の場合:マイク本体の電源が入っているか、PCと正しくペアリングされているか確認してください。
複数マイクがある場合:使用したいマイクが正しく選択されているか確認してください(CLINICSカルテ画面で「サイト情報マーク」を開き、該当マイクの設定が許可されているか確認します)。
2. ブラウザの設定確認
Google ChromeでCLINICSへのマイク権限が「許可」になっているか確認します。アドレスバー左側の「サイト情報マーク」をクリックし、マイク設定をご確認ください。
3. PC本体(OS)の設定確認
OS側でブラウザ(Chrome)に対するマイクの使用許可が降りているか確認します。
Windowsの場合
スタートメニューから「設定(歯車マーク)」を開きます。
「プライバシーとセキュリティ」> アプリのアクセス許可内にある「マイク」をクリックします。
「マイクへのアクセス」および「アプリにマイクへのアクセスを許可する」が両方ともオンになっているか確認します。
許可を確認します。
「マイクへのアクセス」が「オン」になっているか確認します。
「アプリにマイクへのアクセスを許可する」が「オン」になっているか確認します。
必要なアプリがリストに表示され、「オン」になっているか確認します。
macOSの場合
画面左上のAppleメニューから「システム設定」を選択します。
サイドバーの「プライバシーとセキュリティ」>「マイク」をクリックします。
アプリケーションの一覧が表示されるので、Google Chromeの横のスイッチがオン(青色)になっているか確認します。
4. PCの再起動
上記を試しても解決しない場合は、PCを一度再起動したうえで再度接続をお試しください。
4-2.録音の動作が不安定な場合
録音を一度「一時停止」し、再度「再開」ボタンを押してください。
一時停止を行っても解消されない場合は、一度録音を完全に「終了」したうえで、マイクの接続設定を再度ご確認ください。
5. 管理機能について(管理者向け)
以下の機能は、カルテ画面内の「設定」>「AIアシスト設定」からお手続き・ご確認いただけます。
※管理機能については、管理者権限をお持ちのアカウントでのみ可能です。
5-1. クレジットカードの登録・変更
本機能はクレジットカードでのお支払いとなります。
【登録手順】
「カード情報を登録する」から画面に従って、クレジットカード情報の登録・変更を行ってください。
5-2. 利用実績(使用時間)の確認
これまでの「総使用時間(合計)」や、さらに詳しく「診察単位でのご利用時間」を確認することができます。
【確認手順】
5-3. 領収書・請求書の発行(ダウンロード)
過去のご利用料金に関する「領収書」および「請求書」を、いつでも画面上から確認・ダウンロードすることができます。
【発行手順】
画面内にある「変更」ボタンをクリックします。
「Stripe Portal」の画面にこれまでの請求書履歴が表示されますので、確認したい該当の請求書をクリックします。
画面上に「領収書をダウンロード」「請求書をダウンロード」の各ボタンが表示されます。必要な方をクリックして保存・印刷を行ってください。
💡注意事項:
請求書データの内に「オンラインで支払い」というリンクが表示されますが、本機能はクレジットカードによる「自動支払い」となっているため、このリンクをクリックしても領収書・請求書表示画面に戻ります。
6.導入後のよくあるご質問
6-1. 基本操作について
Q: 録音中に他の画面(受付一覧や別の患者のカルテなど)を開いても大丈夫ですか?
A: 録音中に同じタブで別の画面へ遷移しようとしたり、タブを閉じたりすると、それまでの録音データや書き起こしデータが破棄されてしまいます。別の画面を見たい場合は、必ず一度「録音終了」(または「一時停止」)を押すか、別のブラウザタブを新しく開いて操作してください。
Q: 録音の切り忘れを防ぐ機能はありますか?
A: 録音は最大90分間で自動的に終了し、その時点までのデータは保存されて要約生成に反映される仕様となっています。
Q: 要約の生成中(くるくる回っている間)に別の画面に移動してもデータは消えませんか?
A: はい、問題ありません。録音終了ボタンを押し、要約生成処理が始まっていれば、裏側で処理は継続されます。同じタブ内で他の患者のカルテやスケジュール画面などに移動したり、画面を再読み込みしたりしても要約データが消えることはありません。
6-2. システム仕様・利用環境について
Q: 診察室と待合室など、複数の場所で同時に別の患者の録音を行うことは可能ですか?
A: 可能です。別の端末を使用し、それぞれ別の患者のカルテを開いて録音を行っていただければ、同じアカウントであっても同時並行でご利用いただけます。
Q: インターネットに繋がっていないオフライン環境でも利用できますか?
A: ご利用いただけません。クラウド上で音声の処理を行うため、常にインターネット(Wi-Fi等)に接続された環境が必要です。
6-3. データ保存・契約に関する内容
Q: 録音した音声データはいつまで保存されますか?
A: 録音された音声データの保存期間は3ヶ月間です。3ヶ月を過ぎると音声データは聞けなくなりますが、文字起こしデータ(テキスト)は期限なく閲覧可能です。
Q:契約の解除や利用の中断をした際、設定済みのプロンプトは残りますか?
A:当サービスは従量課金システムのため、定まった「解約」の手続きはございません。継続的なご利用を想定し、基本的には機能を有効にした状態で、必要に応じて利用を控える運用を推奨しております。
「利用停止」を行なった場合、システムがリセットされるため、保存されていたカスタムプロンプトや過去の録音データはすべて閲覧ができなくなります。あらかじめご承知おきください。
6-4. プロンプト(AIへの指示)と要約機能について
Q: 録音後に要約の形式(プロンプト)を変更して作り直すことはできますか?
A: 可能です。録音された音声データはそのまま保持されますので、要約生成後に別のプロンプトを選び直して「再生成」ボタンを押すことで、何度でも異なる形式で要約を作り直すことができます。
Q: 自分で編集・作成したプロンプトは、いつから反映されますか?
A: プロンプトの設定画面で編集し、保存していただければ即座に反映されます。反映されない場合は、画面の再読み込み(リロード)をお試しください。
7. お問い合わせ
本機能のご利用にあたってのご質問や、改善のご要望、フィードバックなどがございましたら、以下の窓口よりお気軽にご連絡ください。担当者が随時確認し、対応させていただきます。
AI改善フィードバックフォーム
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