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リリースノート: 2024年7月5日
リリースノート: 2024年7月5日
5か月以上前に更新

今回のリリースでは、2つの新機能「最適化レコメンデーションと実行履歴」「コストグループの予算設定」がベータ版としてリリースされました。

その他、アカウント登録の改善や細かなバグの修正が含まれます。

🆕 新機能:最適化レコメンデーションと実行履歴

16タイプのレコメンデーション

今回のリリースでは以下のレコメンデーションが含まれます。

今後もさらに多くのレコメンデーションが追加される予定です。

RIの購入:EC2, RDS, Redshift, Opensearch, Elasticache

SPの購入:Compute, EC2 Instance, Sagemaker

ライトサイジング:EC2, EBS, ECS, Lambda

アップグレード:EC2, EBS

Gravitonへの移行:EC2

不要リソースの停止または削除: EC2

根拠となるデータの確認

「なぜ不要インスタンスの停止が可能なのか?」といった疑問に対する根拠データを提供します。レコメンデーションの詳細ページから、直近のコスト推移、CPU使用率、ネットワーク通信量などを確認できます。

※ 一部のレコメンデーションについては、根拠データの提供がまだ対応していない場合があります。

実行済みの最適化を管理

実行済みのレコメンデーションにはマークを付けて管理できます。実行済みマークを付けたレコメンデーションは「最適化の履歴」ページに表示され、最適化の実行によって削減したコストを「日毎」「月毎」「年毎」でトラッキングできます。これにより、最適化の効果を可視化し、継続的なコスト管理が容易になります。

▼操作イメージ


🆕 新機能:コストグループの予算設定

各コストグループに対してそれぞれ予算を設定できるようになりました。予算は複数設定可能で、リアルタイムで進捗状況を確認できます。予算に対してアラートを設定し、しきい値(割合もしくは固定金額)に達した際に通知を受け取ることもできます。

予算の進捗とコストの分析

各月の実コストと予算コストをグラフで視覚的に確認できるため、予算管理が容易になります。これにより、予算の進捗状況と実際の支出を比較し、必要に応じて調整が可能です。

将来の予測コストを基にした手間のかからない予算の作成

過去の使用データや将来の予測コストに基づいて、より正確な予算設定が可能です。

また、各月の予算設定方法は「分配」と「累積」の2つから選択できます。

分配: 期間の合計予算を入力すると、各月に均等に分配されます。

累積: 各月に自由に予算を設定できます。

作成途中の予算は下書き保存ができ、いつでも再開可能です。これにより、予算作成の手間を大幅に削減できます。

▼操作イメージ

予算アラートで進捗状況の把握と適時の対応が可能

各予算に対して複数のアラートを設定でき、しきい値に達した際に通知を受信できます。例えば、コストが$5,000に達したらSlackに通知し、予算の進捗が20%に達したらメールで通知するといった設定が可能です。アラートごとに異なる通知チャネル(メール、Slack、MS Teams)を利用でき、柔軟なアラート設定が可能です。複数のしきい値を設定することで、細かい進捗状況の把握と適時の対応が可能になります。


アカウント登録フローの改善

クラウドベンダーのアカウントを登録する際のUIを、より直感的に操作できるように改善しました。


細かいバグの修正

その他にマイナーなバグの修正をおこないました。


今後も引き続きユーザーのフィードバックをもとに機能の改善を行ってまいります。

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