MatchinGoodでは、お持ちの業務データをCSV(カンマ区切りのデータファイル形式)形式で取り込むことで、スムーズにデータ移行が行えます。
このマニュアルでは、データをMatchinGoodへ移行する際の全体的な段取りと具体的な手順をご説明します。ご確認いただき、運用開始時期のご検討にお役立てください。
最終更新日:2025年11月05日
📋 目次
登録前に確認すること(データ移行の注意点)
データ移行の全体像(8つのステップ)
各ステップの詳細手順
親子関係のあるデータの紐づけ(重要)
移行時の注意事項
1. 登録前に確認すること(データ移行の注意点)
データ移行を始める前に、手動登録が必要なデータや有償代行が可能な作業をご確認ください。
⚠️ 手動登録が必要なデータ
原則、次のデータは一つずつ手動でご登録いただく必要がございます。
売上のデータ
レジュメファイルなどのファイルデータ
💡 データ移行代行(有償)
量が多い場合は、弊社側で代行作業(有償)を承ることができます。ご希望の際はご相談ください。
2. データ移行の全体像(8つのステップ)
データの種類や量にもよりますが、データ移行は概ね以下の8つのステップで進められます。
① データをお手元に揃える
② MatchinGoodのデータ構造を基に手元のデータを整理・分類
③ 各データ項目をMatchinGoodのどの項目に移行するかの検討
④ MatchinGood上に無い必要項目を作成
⑤ CSVデータ加工
⑥ インポート設定
⑦ 親子関係のあるデータ紐づけ(難関)
⑧ 注意事項
3. 各ステップの詳細手順
3-1. ① データをお手元に揃える
移行の対象となるデータを集めてください。
システムからの移行の場合は、一旦移行データをCSV形式などで出力しておきます。
CSVとは:
CSVは、項目ごとに「,」(カンマ)で区切られているデータ形式です。ExcelファイルからCSVファイルへの変換が可能です。
▶ 変換方法など詳細は、CSVとは?:CSVファイルの使い方やExcel(エクセル)の違いはここを参照してください。
3-2. ② MatchinGoodのデータ構造を基に手元のデータを整理・分類
MatchinGoodでは、各データに「関連リソース」と呼ばれる親子関係が定義されています(例:会社情報が「親」、求人案件が「子」)。
お手元のデータがMatchinGoodのどのデータに該当するかを分類してください。必要に応じてデータを切り分けたり、統合していただく必要があります。
💡 実際の移行は、データとしてのつながりがあるため、上流(親)から順番にインポートし、紐づけながら行う必要があります。具体的手段は「4. 親子関係のあるデータの紐づけ」で後述します。
3-3. ③ 各データ項目をMatchinGoodのどの項目に移行するかの検討
データの分類が完了したら、どの情報をMatchinGoodのどの項目に移行すべきかを整理しましょう。
確認点 | 目的と確認事項 |
1⃣ 移行項目の整理 | どの項目を移行するか整理し、移行対象としない項目は削除します。 |
2⃣ 項目型の確認 | MatchinGoodの登録画面を確認し、移行先項目の項目型(テキスト、プルダウンなど)が希望通りかを確認します。 |
3⃣ 不足項目のリストアップ | MatchinGood上に存在しない項目、または希望の項目型になっていない項目をリストアップします。 |
MatchinGoodの項目種類 | 説明 |
テキストボックス | 改行不可、フリーでテキスト入力可能な形式です。 |
テキストエリア | 改行可能、フリーでテキスト入力可能な形式です。 |
プルダウン | 単一選択、選択肢メニューが表示される形式です。 |
チェックボックス | 複数選択可能、選択肢が一覧表示される形式です。 |
3-4. ④ MatchinGood上に無い必要項目を作成
上記③でリストアップした項目(新規作成や項目型の変更が必要なもの)を作成します。
▶ 具体的な作成方法は、項目の追加方法を教えてください。を参照してください。
💡 インポートにおいては選択肢の完全一致が必要です。詳細は「⑤ CSVデータ加工」を参照してください。
3-5. ⑤ CSVデータ加工
Excelでデータの整理と加工を行います。この工程を丁寧に行うと、スムーズな移行が可能です。
CSVの分割: 会社、求人、人材など、データカテゴリごとにCSVを分割して作成します。
データクレンジング:
ハイフンやスペースなどを完全一致に揃えます。
選択肢形式の項目の文字列を完全一致に揃えます。
日時の形式を仕様に合わせて加工します。
⚠️ 注意: MatchinGoodへのインポートにはいくつかの制約があります。詳細は各種インポート画面の「仕様詳細」を必ずご確認ください。これが揃っていないと、エラーになりインポートできません。
▶ エラーが出る原因については、インポートを行った際にエラーが出る原因を教えてください。を参照してください。
3-6. ⑥ インポート設定
CSVデータとシステム項目を紐づけるインポート設定を行い、テストインポートを実施します。
操作: CSVデータを1行など試しに入れ、問題なければ全体インポートという流れになります。
具体的な設定方法: インポート設定の使用方法を教えてください。を参照してください。
4. 親子関係のあるデータの紐づけ(重要)
データ移行における最も重要なステップです。MatchinGoodには各データに自動採番される「番号」があり、この番号をキーに親子関係を紐づけます。
💡 紐づけのルール
参照元があるデータ(子)は、必ず上流の参照元データ(親)の「番号」が必要になります。
インポートする順番は必ず「会社 ⇒ 求人」でお願いします。
人材については独立したデータのため、人材をインポートするために必要な事前の情報はありません。
▶ 「番号」と「コード」の違いについては、「番号」と「コード」の違いを教えてください。を参照してください。
データ種別 | インポートに必要なデータ(親) |
進捗 | 会社、求人、人材が入っている必要あり |
会社担当者 | 会社が入っている必要あり |
会社対応 | 会社が入っている必要あり |
人材対応 | 人材が入っている必要あり |
紐づけの実行例(会社と求人の場合)
① お手元の会社情報をすべてCSVインポートします。
② MatchinGoodに入った会社情報のなかから「会社名」と「会社番号」をエクスポートします。
③ インポートしたい求人情報のCSVに対し、Excel関数などを使用し、②でエクスポートした「会社番号」を紐づけます。
④ 「会社番号」を含めた求人情報を、インポートします。
5. 移行時の注意事項
⚠️ インポート時の制限事項
インポートするCSVデータは一度に1万件までの制限があります。
「番号」はデータ作成時に自動採番され、重複はありません。例として「1」を作成後に削除すると「1」は永久欠番となり、次に作成されるデータは「2」から始まります。
データを間違えて入れてしまった場合は、削除いただくか、一部データのみ上書きインポートする方法をお試しください。
▶ 上書き・更新する方法: 特定の項目だけ上書き・更新する方法を教えてください。を参照してください。


