競合分析で行っていることは、とてもシンプルです。
まず、指定キーワードで検索結果の上位30位〜50位の上位ページをパスカルが収集します。次に、収集したページのSEOシグナル50個(例えば、ページの文字数など)を計算して最適値と順位影響度を出します。
最後に、上位ページの最適値と指定URLを比べて上位の傾向から外れているシグナルを可視化します。
すべての数値は、上位ページ傾向から計算しているので、主観がまったく入っていないのが一番の特長です。また、指定するキーワードによって上位ページも変わるので、キーワードごとに最適な数値でSEOができます。
さらに、分析できるドメインに制限はありませんので、自社サイトだけでなく、競合サイトも自由に分析することができます。
競合分析が使えるシーン
・上位表示する可能性をみる
・ページの改善箇所をみる
・上位サイトの状態をみる
・ページをSEOする
競合分析の使い方
競合分析を行うには、SEOキーワードと対策URLが決まっている必要があります。キーワードが決まっていない場合は、「既存ページのSEOを行う(対策キーワードは決まっていない)」をご覧ください。
キーワードとURLを入力後、分析ボタンをクリックします。
画面上部の説明
キーワードの月間検索数と検索順位を表示します。また、指定URLとは別のURLが上位に表示している場合は、対象URLと検索順位を表示します。もし、指定URLより上位に表示しているページがある場合は、上位ページでSEOすることをお勧めします。
レーダーチャートとスコアは連動しています。SEOで重要な5つの要素について現時点の総合スコアを表示します。スコアが100点に近づくほど上位の傾向に近くなり、順位も上がってきます。
【チェックポイント】
インデックスやドメイン、被リンクが上位数値と比較して大幅に劣っている場合は、この時点でキーワード変更を検討してください。コンテンツやタグを100点にしても上位条件に足りない可能性があります。
画面中部の説明
SEOシグナルのなかでも特に重要な50個について分析します。青色背景が上位ページの傾向(最適値)です。丸が指定URLの数値です。
青色背景に入っているシグナルは問題ありません。青色背景に入っていないシグナルは、青色背景に入るように改善してください。また、丸の大きさは順位への影響度です。丸が大きいほど順位に対して影響が大きなシグナルです。
【チェックポイント】
コンテンツ要素に関しては、最適値に入っていても「さらに強化」と表示されているシグナルに関しては強化が必要です。
丸をクリックするとポップアップが表示します。ポップアップには、最適値や対象URLの数値、順位影響度などが表示されています。「さらに詳しく」をクリックすると、指定シグナルにおける上位ページの数値が確認できます。これが裏付け数値です。
画面下部の説明
シグナルの下部は、キーワードやタグの位置について分析しています。見方は同様で、青色背景に入っていないシグナルに関しては、青色背景に入るように改善してください。
画面右下には、SEO作業へのショートカットが付いています。
レポート出力
競合分析をレポート出力するには、画面右上のエクスポートアイコンをクリックします。レポートは、HTML形式とCSV形式の2つから選べます。「レポートとして表示する」をクリックすると、別タブでHTMLレポートが開きます。
レポートを印刷・PDF変換するには、右上のプリンターアイコンをクリックします。HTMLファイルとしてダウンロードする場合は、左のHTMLファイルダウンロードアイコンをクリックします。
SEO作業
競合分析には、「競合分析」と「SEO作業」の2つのメニューがあります。この2つの機能は、お互いに連携しています。
SEO作業は、競合分析で最適値から外れているシグナルについて具体的な改善アドバイスを表示します。つまり、主にSEO作業の現場で使用する機能です。
SEO作業は、トップメニュー(上の画像)からキーワードとURLを入力して分析することもできますが、競合分析のショートカットから移動することもできます。
通常は、ショートカットを使って分析するほうが便利なのでお勧めです。
SEO作業の画面は、左にページ画面とHTMLソース、右に改善箇所とアドバイスを表示します。競合分析では分析しない「サイト内リンク」も分析します。
この画面のままで作業してもよいのですが、アドバイスをスクロールしなからの作業になるので少し手間です。そこで、この画面をレポートに出力して作業することをお勧めします。
画面右上のエクスポートアイコンから「レポートとして表示する」をクリックします。
SEO作業レポート
SEO作業レポートは、コンテンツ、タグ、サイト内リンク、その他、HTMLソース で構成されています。レポート上部には、各項目における改善数が表示されます。
下にスクロールしていくと改善箇所と具体的な改善アドバイスを表示していますので、改善アドバイスに従ってページを改善してください。
【チェックポイント】
コンテンツ要素は、もっとも検索順位に影響しやすい項目です。コンテンツは、常に100点を目指して改善しましょう。間違いなく順位が好転します。
タグに関しては、お使いのCMSによって修正できない箇所もあると思います。修正できない箇所が多い場合は、よりコンテンツを強化するようにしてください。
アップ作業と改善箇所の確認
改善したページをアップした後、改善箇所が正しく反映しているかを確認してください。
パスカルは、リアルタイムに検索結果を統計分析できるように常時1時間単位で分析結果のキャッシュ(保存データ)をクリアしています。
アップしたページを再分析する場合は、毎時00分(例 12:00,13:00,14:00...)をまたいで分析してください。改善内容が反映され、スコアが上がっていればSEO作業は完了です。