3月から4月にかけて行われたGoogleのコアアップデートに関連して、実は知らない間にサイトの記事が、Googleのインデックスから除外されている可能性があります。
あなたのWebページがインデックスから除外されていないか、Googleサーチコンソールですぐに確認してください。
インデックス未登録の確認方法
インデックスから除外されていないか確認するには、Googleサーチコンソールで行います。
① インデックス作成 - ページをクリック
② ページがインデックスに登録されなかった理由の「クロール済み - インデックス未登録」があればクリック
この時点で、サイト全体に対して多くの「クロール済み - インデックス未登録」がある場合は、後述する対策が必要です。
③ 該当ページを確認する
該当ページが表示された場合、何らかの理由でクロールされたのにも関わらずインデックスされていない、もしくは元々インデックスされていたのに除外されたという可能性があります。
インデックス未登録になる3つの原因
インデックス未登録になるには、次の3つの原因が考えられます。
ヘルプフルコンテンツではない
生成AIで作ったページ
カニバリになっている
1. ヘルプフルコンテンツではない
ヘルプフル(=役に立つ)コンテンツかどうか?Googleは非常に重要視しています。
今年3月のアップデートでは、ヘルプフルコンテンツではないページに対しては、インデクスから除外することを明言おり、アップデート終了時には全体の45%を除外したと報告しています。
内容が薄くユーザーの役に立たないページは、インデックス未登録になっている可能性がありますので、内容を大幅に見直すか、削除するなどの対策が必要です。
Google公式ブログより
2. 生成AI作ったページ
インデックス未登録になった原因の2つ目として、生成AIで生成したページの可能性が挙げられます。
チャットGPTの浸透により、多くの記事で生成AIが使用されています。生成AI自体は非常に素晴らしい技術ですが、Googleは、3月のスパムアップデートで「生成AIを含む自動化の使用は、検索結果のランキングを操作することを主な目的とする場合、スパムであるというものです。」と明言しました。
3. カニバリになっている
カニバリ(カニバリゼーション)とは、サイト内に似通った内容のページが複数ある場合、Googleが混乱して評価が分散することを意味します。
今回のアップデートで、インデックス未登録になった原因のひとつとしてカニバリが考えられます。
インデックス未登録になったページの内容を目視で確認し、サイト内に似通ったページがある場合は、ページを統合するかインデックス未登録になったページを削除、もしくは、noindex などの対策が必要です。
★ カニバリにならないために、記事作成の「一括分析」を使ってキーワード選定しよう!
ほとんどのカニバリは、最初のキーワード選定で回避できます。
キーワードによっては、1記事にまとめることができるものがあります。例えば、「収納 ラック」と「収納 棚」は、キーワードは違いますが、基本的に同じことを意味します。このようなキーワードで1記事ずつ作ってしまうとカニバリの原因になります。
パスカルの一括分析を使えば、1記事にまとめることができるキーワードを一覧で出力してくれるので、カニバリを事前に回避することができます。
一括分析の使い方
記事作成で一括分析したい①キーワードを選択して、②分析ボタンをクリックします。
分析が完了したら、登録アカウント宛に分析結果(CSV形式)が送られます。
CSVを開いて、カニバリするキーワードを確認する
CSVファイルのA列、B列、C列をみてください。下図のA29「システム手帳 ブランド」と1記事で一緒に書けるキーワードがB列に表示されています。
上図を簡単に説明すると、
A29「システム手帳 ブランド」の検索結果(1−10位)とB30「システム手帳 メーカー」の検索結果は、70%(C30)一致していることを意味します。
つまり、Googleは、「システム手帳 ブランド」と「システム手帳 メーカー」をほぼ同義として見ていることがわかります。
この2つのキーワードでそれぞれ1記事ずつ作ってしまうと、カニバリになる可能性が高いため、1記事にまとめるほうが良いのです。
一括分析は、毎回行う必要はありません。メインテーマ(キーワード)が決まったら、初回だけ、すべてのキーワードを選択して一括分析を行うことをお勧めします。
どのキーワード同士を1記事にまとめることができるのか?それを最初に把握しておくことで、ほとんどのカニバリを未然に防ぐことができます。