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異常チェック(異常値ハイライト)の使いかた

推移表のデータを複数のルールで自動分析し、異常な変動があるセルをハイライト表示する機能です。試算表の変動分析(分析的手続)に加えて、月次チェック・仕訳チェックのルールでも異常候補を検出します。

異常値の見かた

異常値として検出されたセルは、重要度に応じた色でハイライトされます。

重要度

意味

danger

重大な変動・要確認

warning

注意が必要な変動

info

参考情報としての変動

セルをクリックすると、セル詳細パネルに以下の情報が表示されます。

  • 前月の値

  • 当月の値

  • 変動額

  • 変動率(%)

  • 変動の方向(増加 / 減少 / 新規発生 / 消滅)

  • 検出ルールの種類

検出ルールの種類(セルのハイライト)

セルをハイライトする検出ルールは、大きく「分析的手続」と「月次チェック」の2つのグループに分かれます。

分析的手続(試算表の変動分析)

ルール

説明

前月比変動

前月と比較して一定割合以上の変動がある場合に検出

新規発生 / 消滅

前月まで0だった科目に金額が発生、または金額があった科目が0になった場合

重要性フィルタ

変動額が最低金額未満の異常値を除外する抑制フィルタ

カテゴリ別閾値

カテゴリ(売上高、販管費等)ごとに異なる検出閾値を設定

符号チェック

勘定科目の通常の借方・貸方と逆の符号になっている場合

比率チェック

特定の勘定科目間の比率が過去の傾向と大きく乖離している場合

相関チェック

通常連動する科目同士の動きに矛盾がある場合

前年同月比

前年同月と比較して大きな変動がある場合

期間シフト

発生時期が通常と異なるパターンを示している場合

月末集中

月末に取引が集中している場合

回転期間分析

売上債権や棚卸資産の回転期間が異常な値を示している場合

重大度分類

すべての異常値に重大度(info / warning / danger)を自動付与

月次チェック

月次決算のセルフチェックの観点で、残高や比率の異常を検出します。

ルール

説明

消費税区分チェック

勘定科目に対して通常使われない消費税区分の仕訳がある場合

仮勘定滞留

仮払金・仮受金などの仮勘定が長期間精算されていない場合

役員報酬定期同額

役員報酬の月額が期中で変動した場合(定期同額給与の確認)

預り金精算漏れ

源泉税・住民税などの預り金が精算されずに残っている場合

現預金マイナス残高

現金・預金が月末にマイナス残高になっている場合

減価償却費計上停止

毎月計上されていた減価償却費が計上されなくなった場合

社会保険料率

法定福利費と給与の比率が通常の範囲から外れた場合

借入金返済整合性

毎月一定額の借入金返済パターンから逸脱した場合

経過勘定洗替漏れ

前払費用などの経過勘定が同額のまま放置されている場合

人件費グループ変動

給与・賞与・法定福利費などの合計が前月から大きく変動した場合

資産計上漏れ

消耗品費・修繕費などの費用科目に、資産計上を検討すべき高額の仕訳がある場合

仕訳チェックアラート(月単位のチェック)

セル単位のハイライトとは別に、仕訳データを月単位で分析するルールがあります。検出結果は推移表ページ上部の 仕訳チェックアラート バナーにまとめて表示され、カーソルを合わせると月別の内訳を確認できます。

ルール

説明

月末集中

月末3日間に仕訳が集中している場合

キリ番仕訳集中

1,000円単位のキリ番仕訳が多い場合(概算計上の兆候)

摘要未記入

摘要の空欄・記載不備が多い場合(記帳品質の指標)

休日仕訳

土日祝日付の仕訳が多い場合(休日営業の場合は無効化できます)

ベンフォードの法則

仕訳金額の先頭桁分布が統計的な理論分布から乖離した場合(初期設定では無効)

手動入力仕訳比率

手動入力(振替伝票・通常仕訳)の比率が高い場合(内部統制の指標)

課税売上マイナス比率

課税売上に対する返品・値引などのマイナス仕訳が多い場合

インボイス番号欠落

適格請求書のない課税仕入がある場合(仕入税額控除の要件不備)

補足: 消費税区分チェック・資産計上漏れ・仕訳チェックアラートの各ルールは仕訳データを利用するため、データ同期時に仕訳が取り込まれている場合に動作します。

ハイライト表示の切り替え

推移表ページ上部のツールバーにある 異常チェック ボタンから、ハイライト表示全体のON / OFFと、ルールごとの表示 / 非表示を切り替えられます。

異常値のハイライトを解除する

確認済みの異常値は、セル詳細パネルから個別にハイライトを解除できます。複数セルを選択して一括解除することも可能です。

異常チェックの設定を変更する

サイドバーから 設定 > 異常チェック設定 で以下をカスタマイズできます。

  • 異常チェックの有効 / 無効(全体)

  • 各検出ルールの個別ON / OFF(分析的手続・月次チェック・仕訳チェック)

  • 前月比変動の検出しきい値(%)

  • カテゴリごとのカスタムしきい値

  • 最小金額フィルター(少額の変動を除外)

  • 特定の行をハイライト対象から除外

  • 科目単位での検出対象の切替(カテゴリを展開して個別科目のON/OFFが可能)

ポイント: 季節変動が大きい科目は、除外設定に追加しておくとノイズが減ります。各ルールにはヘルプアイコンがあり、検出ロジックの詳細を確認できます。

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