↩️「同じ処理を繰り返す」の設定方法

オペレーション間の操作「同じ処理を繰り返す」の設定方法について説明します。

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対応者:Yoom 運営事務局
一週間前以上前にアップデートされました

概要

オペレーション間の操作にある「同じ処理を繰り返す」では、以降に設定するオペレーション(処理)を「繰り返し対象のアウトプット」に設定した値に応じて順番に実行することができます。

下記図では、ループ内の処理を請求情報リストから取得した企業名で順番に実行します。

なお、この操作は以下のプランでご利用いただけます。

  • スタンダード/プロ/チーム/サクセスプラン

利用例

設定方法

2022年5月25日時点に撮影されたため、一部UIが変更されている可能性があります。

考え方

Yoomでは、データベースを操作する(複数のレコードを取得する)やフォームトリガーのリスト型項目・チェックボックス型項目、「アプリと連携する」などで複数のデータを取得すると、カンマ区切りでデータが取得されます。

このカンマ区切りで取得されたデータを【リスト型のアウトプット】と呼びます。

■取得元データ例

「データベースを操作する(複数のレコードを取得する)」や「アプリと連携する>Googleスプレッドシート(値を取得する)」オペレーションにて、会社名(A列)を取得します。

■リスト型アウトプット例

Yoom側で取得したデータを設定ページにあるアウトプットの項目から、下記のようなカンマ区切りの形式で取得していることが確認します。

取得したリスト型のアウトプットに対して、下記条件に合致するときに「同じ処理を繰り返す」を用います。

・カンマ区切りで取得したデータを1件ずつ順番に利用したい

 例:Yoom Inc.をアウトプットとして利用し、次にApple Inc.、最後にMeta Inc.を利用したい。

・同じ処理を実施したい

 例:上記取引先に対し、1件ずつ請求書を作成し、作成した請求書をメールで送信したい。

繰り返し処理に設定した値が、1つずつ区切られ、順番に利用できるアウトプットが

●●のループ変数】となり、同じ処理を繰り返すの右側のフローで利用できます。

下記では取得した取引先名を同じ処理を繰り返すに設定しているため、

取引先名のループ変数】というアウトプットが生成されます。

※多くのケースでは、このループ変数を用いて、データを検索するため、IDやメールアドレス、企業名など

 他の値と重複しない一意の値を繰り返し対象のアウトプットに設定する必要があります

繰り返し行いたい処理を右側のフローに追加します。

例として、請求書を作成し、作成した請求書をメールで送付する流れを設定します。

ループと記載されている箇所の「+」ボタンをクリックします。

まずは、請求書を作成するのに必要な情報を取得するため、取引先名のループ変数を用いて、

請求書情報が記載してあるGoogleスプレッドシートから取得する設定をします。

「+」ボタン後、表示されるオペレーションタイプの選択画面から「データベースを操作する」を選択します。

(必要な情報が取得できるのであれば、どのオペレーションでも問題ございません。)

■オペレーション選択画面

■データベースのアプリ選択画面

データベースのアプリを選択します。

今回はGoogleスプレッドシートを選択しますが、お使いのデータベースをご選択ください。

■データベースの設定画面(1ページ目)

タイトルや請求情報が記載されているスプレッドシートの情報を設定します。

■取得元データベース

■データベースの設定画面(2ページ目)

Googleスプレッドシートから対象のレコードを検索する条件に{{取引先名のループ変数}}を設定します。

設定後にテストボタンをクリックし、成功と表示されたら、保存します。

■請求情報取得オペレーションの設定完了画面

請求情報を取得するオペレーションの設定が完了しました。

次に、先ほど作成した「請求書に必要な情報を取得する」オペレーション直下の「+」ボタンから

「書類を発行する」のオペレーションを追加します。

今回はGoogleスプレッドシートで作成しますが、アプリと連携するにある請求書を作成できるアプリにて

請求書を作成いただいても問題ございません。

■オペレーション選択画面

■雛形書類アプリの選択画面

書類を発行するアプリを選択します。今回はGoogleスプレッドシートを選択します。

■書類を発行する設定画面(1ページ目)

雛形書類のファイルID、格納先GoogleドライブのフォルダID、発行時のファイル名を入力します。

書類を発行するに関しては、こちらのヘルプページをご参照ください。

■書類を発行する設定画面(2ページ目)

置換後の文字列にアウトプットを用いる場合、複数データを取得したオペレーションではなく、

ループ変数を用いて取得したオペレーションのアウトプットをご利用ください。

テストボタンをクリックし、意図したファイル名であることと、

発行された書類の内容が意図通りの内容であることを確認できたら、保存します。

■書類発行オペレーションの設定完了画面

請求書の発行オペレーションの設定が完了しました。

次に、ループ変数を用いて、メール送付に必要な情報を取得します。

ただし、1番最初に設定した請求書に必要な情報を取得するオペレーションにて、

メール送付に必要な情報も含まれている場合、このオペレーションは設定不要です。

設定方法は、「請求書に必要な情報を取得する」オペレーションと同じ手順のため、省略します。

■メール送付に必要な情報の取得オペレーションの設定完了画面

最後にメールを送付するオペレーションを設定します。

「メール送付に必要な情報の取得」オペレーション直下にある「+」ボタンをクリックし、

「メールを送る」オペレーションを選択します。

■オペレーションタイプの選択画面

■メールを送付する設定画面(1ページ目)

TOやCC、件名、本文を入力します。

添付ファイルを追加するをクリックし、書類発行時のアウトプット名を選択し、次へを押下します。

■プレビュー画面

プレビュー画面が表示されますので、内容に問題がなければ完了するボタンをクリックします。

※テスト送信ボタンをクリックした場合、TOに設定されているアドレス宛に送信されます。

■全オペレーションの設定完了

全体像としては下記のようになります。

フローボット起動時には、下記順に繰り返し実行されます。

実行された処理分のタスク数が消費されますので、ご注意ください。

繰り返し処理1回目(企業名のループ変数:Yoom Inc.)

1.ループ変数を用いて、請求書リストからYoom Inc.の請求書作成に必要な情報を取得

2.手順1の情報から書類発行オペレーションや各アプリの操作にて請求書を作成

3.ループ変数を用いて、送付リストからYoom Inc.のメール送付に必要な情報を取得

4.作成したファイルを添付し、メールを送付

繰り返し処理2回目(企業名のループ変数:Apple Inc.)

1.ループ変数を用いて、請求書リストからApple Inc.の請求書作成に必要な情報を取得

2.手順1の情報から書類発行オペレーションや各アプリの操作にて請求書を作成

3.ループ変数を用いて、送付リストからApple Inc.のメール送付に必要な情報を取得

4.作成したファイルを添付し、メールを送付

繰り返し処理1回目(企業名のループ変数:Meta Inc.)

1.ループ変数を用いて、請求書リストからMeta Inc.の請求書作成に必要な情報を取得

2.手順1の情報から書類発行オペレーションや各アプリの操作にて請求書を作成

3.ループ変数を用いて、送付リストからMeta Inc.のメール送付に必要な情報を取得

4.作成したファイルを添付し、メールを送付

ループ処理が終了し、左側のフローが進行します。

左側のフローにオペレーションがない場合は、フローボットが終了します。

注意事項

  • 繰り返し対象のアウトプットは、リスト形式のアウトプットのみ利用可能です。

  • 繰り返し対象のアウトプットは、IDやメールアドレスなど一意の値である必要があります。

  • 繰り返し処理内であっても、AI機能を除き1オペレーション=1タスクが消費されます。

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