概要
本記事ではYoomで使われている用語の詳細や用語の概念について説明します。
各機能の概要や操作方法については動画コンテンツを準備しておりますので、こちらもご参照ください。
以下の順番でプレイリストを視聴いただくことを推奨しております。
Yoomチュートリアル
データベースの操作方法
フローボットの操作方法
Yoom活用事例
目次
1.プロジェクト
プロジェクトの概要とフローボット・データベースの構成について
プロジェクトはいわゆるフォルダのような役割を指しております。
それぞれのプロジェクトの中に、Yoomデータベースとフローボットが紐づいています。
プロジェクトの操作方法詳細や削除については以下の記事をご参照ください。
2.データベース機能
データベース機能の概要図
データベースを利用してフローボットを起動(データベーストリガー)
事前にフローボットを作成しておくことで、各データベースの項目を引用しながらフローボットを起動することができます。
データベースを利用してフローボットを起動する方法一覧
データベースを利用してフローボットを起動する方法一覧
■レコードを選択して起動
データベース画面からフローボットを選択して起動することができます。
■新規作成されたら
データベースにレコードが追加されたら自動でフローボットを起動します。
■条件に合致するレコードが新たに作成されたら
データベースに特定の条件に合致するレコードが追加されたら自動でフローボットを起動します。
■更新されたら
データベース内でレコードが更新されたら自動でフローボットを起動します。
■条件に合致するレコードに更新されたら
データベース内で特定の条件に合致するレコードに更新されたら自動でフローボットを起動します。
■削除されたら
データベース内でレコードが削除されたら自動でフローボットを起動します。
■条件に合致するレコードが削除されたら
データベース内で特定の条件に合致するレコードが自動でフローボットを起動します。
データタイプ
列を新規作成する際に「文字列」や「数値」などのデータタイプを指定することができます。
データタイプ一覧
データタイプ一覧
・テキスト
・長文テキスト
・数値
・プルダウン
・複数セレクト
・日付
・日時
・単一のチェックボックス
・ファイル
・関数
データコネクトの概要
データコネクトはYoomのデータベースをハブとして様々なSaaSのデータベースと連携し、情報を集約・同期することができます。
動画で機能説明をご覧いただく場合は以下のURLよりご確認ください。
データコネクトはデータベース画面から設定することができます。
また使用するアプリを事前にマイアプリ登録しておく必要があります。
データコネクトは大きく2つの機能があります。
①「●●の一覧を取得する」
連携アプリの中にあるデータベース情報をYoomデータベースに転記するような形となり、2回目以降の更新では新規追加されたレコードの追加や、更新があったレコードの更新ができます。ただしアプリ側でレコードの削除が発生してもYoomデータベース側では削除されないので、手動で削除を対応する必要があります。
②「●●の情報を紐付ける」
いわゆるエクセルやスプレッドシートのvlookup関数のような役割で、
Yoomデータベースにある情報をキーコード(一致させる項目)として、アプリ側の情報を取得することができます。
例えばYoomデータベースにメールアドレスとスプレッドシートにあるメールアドレスをキーコード(一致させる項目)として、スプレッドシート側にある他の会社情報や担当者情報をYoomデータベースに紐付ける、といったことを実施することが可能です。
データコネクトを使ってデータベーストリガーを起動する
データコネクトとデータベーストリガーを併用することもできます。
例えば、契約管理でスプレッドシートにある会社情報の中でステータスが「見積書送付」に変わった企業一覧に対して、データコネクトが実施されたタイミングで「契約書を自動で作成しメール送付する」といった内容も実施可能です。
またデータコネクトの更新した内容をトリガーに「データベースを利用してフローボットを起動(データベーストリガー)」を起動する場合は、「データベーストリガー起動設定」をONにする必要があるのでご注意ください。
リレーション機能
リレーション機能はYoomデータベースの中で異なるテーブル間の情報を連携することができます。
データコネクト→Yoomデータベースで実施可能です。
動画で機能説明をご覧いただく場合は以下のURLよりご確認ください。
例えばですが、企業情報のテーブルにある会社名を「テーブル間で値が一致する列」として、担当者情報のテーブルから担当者情報を、請求履歴のテーブルから請求履歴の情報を、購入商品情報から購入商品情報の値をそれぞれ紐付けることができます。
3.フローボット機能
フローボット機能の概要
フローボット機能は単一の業務(オペレーションやオペレーション間の操作)を組み合わせて、一連の業務フローを進行するボットを作成できる機能です。
動画で機能説明をご覧いただく場合は以下のURLよりご確認ください。
フローボットの概念図
用語の概要としては以下です。(各用語の詳細はそれぞれの項目でご説明します)
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フローボット
一連の業務フロー
トリガー
フローボットを起動する時の条件
オペレーション
フローボットを構成する単一の業務
アウトプット
いわゆる「変数」のような役割で各オペレーション等を実行した結果に出力される値
オペレーション間の操作
オペレーション間をつなぐ役割
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トリガー
フローボットを起動する時の条件をトリガーと呼んでおります。
トリガーの種類一覧
トリガーの種類一覧
■手動トリガー
手動でフローボットを起動することができます。
■フォームトリガー
自由にフォームを作成することができ、フォーム入力が完了したタイミングでフローボットを起動することができます。
■スケジュールトリガー
毎日●時、毎月●日、といった形でスケジュールを設定してフローボットを起動することができます。
■メールトリガー
メールトリガー用に作成したメールに対して、設定した特定の条件のメールを受信した時にフローボットを起動することができます。
■アプリトリガー
各アプリの特定の動作が発生した時にフローボットを起動することができます。
オペレーション
オペレーションはフローボットを構成する単一のタスクを指しております。
オペレーションの種類の種類一覧
オペレーションの種類の種類一覧
■担当者へ対応を依頼する
対応マニュアルを作成し、実行タイミングに担当者へ対応を依頼できます。
また対応完了後に入力フォームを作成することができ、入力した項目はアウトプットとして別の「オペレーション」や「オペレーション間の操作」で利用することができます。
■承認を依頼する
担当者へ承認を依頼することができます。
■データを操作・変換する
値の変換や計算処理、日付の変更、ファイル名の変換などの変換処理を実施します。
■アプリと連携する
様々なシステムとAPIで連携し、システム操作を自動化します。
■データベースを操作する
スプレッドシート・kintoneでデータの検索や保存が簡単に実行できます。
レコード単位の操作が可能です。
■書類を発行する
雛形をもとに書類をPDFで発行します。
■メールを送る
メールの送信を行います。
■別のフローボットを起動する
別のフローボットを起動することができます。
また「アプリと連携する」では様々なアプリと連携が可能です。
連携アプリ一覧についてはサービスサイトをご参照ください。
オペレーション間の操作
オペレーション間の操作は分岐処理・ループ処理・並列処理など、オペレーション間を繋ぐ役割があります。
オペレーション間の操作の一覧
オペレーション間の操作の一覧
■分岐する
アウトプットの値に応じて、フローを分岐することができます。
■同じ処理を繰り返す
繰り返し同じ処理を実行することができます。
■進行先を切り替える
アウトプットの値に応じて、進行フローを切り替えることができます。
2つ以上の進行先を作成することも可能です。
■並列で進行する
複数のフローを同時に進行することができます。
■待機する
次のオペレーションの実行開始を指定の時間待機させることができます。
■移動コマンド
分岐先などで、任意のオペレーションに移動することができます。
アウトプット
アウトプットはいわゆる変数のような役割を果たしており、フォームトリガーを使って入力した項目や、データベースから取得した項目、アプリ連携で取得した項目などを、別のオペレーションを操作する際に変数として利用することができます。
アクション
アクションは各オペレーションで実行できる操作を指しております。
各オペレーションでどうような操作ができるかは、オペレーション設定画面からご確認いただけます。
例えばGoogleDriveをアプリ連携すると以下のようなアクションが実施可能です。
4.その他
マイアプリ
「アプリと連携する」のオペレーションを実行する際に各アプリのアプリ登録を実施する必要があります。
左サイドバーの「マイアプリ」からか各「アプリと連携する」の設定画面上からマイアプリ登録が可能です。
左サイドバーのマイアプリ登録画面
各「アプリと連携する」からのマイアプリ登録画面
マイタスク
マイタスクは「担当者へ対応を依頼する」や「依頼を承認する」など、手動対応が必要な場合、マイタスクから実施することができます。
左サイドバーから確認することができます。
タスク実行数
タスク実行に応じて料金が変動します。タスク実行数はフローボットの中で実行されたオペレーションの数やデータコネクト等を利用するとカウントされます。
タスク実行数のカウント方法の詳細ついては以下の記事をご参照ください。
ライセンス
ライセンスはYoomで発行しているアカウントを指しており、ライセンス数に応じて費用が変わります。
ワークスペースのメンバー管理からライセンス数を確認することができます。
正規表現
正規表現とは、文字列の集合を一つの文字列で表現する方法の一つで、文章から文字列を抽出したり、ある文章の文字列を置換する、等に使用します。
Yoomでは「データを操作・変換する」の「データの抽出(正規表現)」や「データの置換(正規表現)」等で使用いたします。
正規表現の記載方法については以下の記事をご参照ください。
テンプレート
Yoomでは様々なテンプレートが準備されております。
テンプレートを活用することで、フローボットの設計方法のキャッチアップできたり、フローボットの作成スピードを早めることができるので、より効率的なフローボット作成が可能となります。
またサービスサイトからもテンプレートを検索することができます。
JSONPath
JSON PathはJSONデータ内の要素を検索および選択するためのクエリ言語です。
レスポンス結果から任意のデータを抽出することができます。
以下画像のように「+」ボタンを選択することでデータを抽出することが可能です。
またリスト形式で抽出する場合など、自身でJSONPathを記載する必要がある場合は、
以下の記事を参照にしてください。
cron
スケジュールトリガーを設定の際に、cron設定を選択することでより柔軟なスケジュール設定が可能となります。
cronの記述方法については以下の記事をご参照ください。
関連キーワード
関連キーワード
概要,考え方,チュートリアル,初めて,はじめて,最初,何を,わからない,初回,Yoom,ワード,キーワード,概念,操作