【オンライン診療】発熱患者への活用事例
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対応者:大井脩司
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▼目次

1.発熱患者に対してオンライン診療を行うことのメリット

新型コロナウイルスの流行により、医療従事者・患者ともに徹底した感染対策が求められています。

特に発熱患者の場合、新型コロナウイルス感染の可能性を鑑別する必要があるため、直接来院されないよう、事前にお電話やWeb予約をご案内されている医療機関は多くいらっしゃるかと存じます。

診察/検査のための来院を必要とする場合であっても、対面診療前にオンライン診療を実施いただくことは、患者側にも医療機関側にもいくつかのメリットがあると考えられます。

▼患者側のメリット

  • 周囲の発熱患者との接触時間を減らすことができる

  • 診察後、症状に変化があった場合などに、自宅から相談することができる

  • 免疫が下がっている時でも、外出による負担や感染のリスクを軽減することができる

▼医療機関側のメリット

  • 対面診察前に患者の状態を確認しトリアージができる

  • 体調の悪い患者に対し、頻回な移動や待ち時間を最小限にすることができる

  • 事前の問診やカードでのお会計により、院内での滞在時間を減らすことができる(問診票の設定が必要)

  • 感染に不安がある患者の受診控えを防ぐことができる

  • 来院が必要となった場合も、事前に患者の状態を把握しているため、対面診療時間が短くなり、感染リスクを軽減できる。

2.発熱患者へのオンライン診療運用例

お電話、他社web予約システムで来院予約をしている場合の運用例をそれぞれご案内いたします。

ポイントとして、来院前にオンライン診療を活用して患者の容体を確認し、トリアージを実施していることが挙げられます。

▼お電話にて来院予約をしている場合

  1. 患者からお電話を受けたスタッフが、患者の状況を確認

  2. 発熱している場合は一律まずオンライン診療予約をご案内

    💡ポイント

    【オンライン診療】患者を招待する手順にて患者へSMSまたはメールを送り予約をとってもらうとスムーズです。

  3. 事前に問診に回答いただく

    ※予約導線中に問診に回答してもらうためには、問診票の設定が必要です。

    設定方法は以下のヘルプページをご参照ください。
    【オンライン診療】問診票を作成・編集する
    【オンライン診療】問診票を管理する

    メルプWeb問診等の他社web問診サービスを使って医療機関独自の問診に回答してもらう運用例もございます。

  4. オンラインで診察を行い、必要に応じて来院を指示します。
    💡ポイント:請求タイミングについて

    オンライン診療のみで完結する場合は、オンライン診療後に通常通り請求を行います。

    オンライン診療後に来院する患者の場合は「会計待ち」の状態で置いておくことで、対面診療後にまとめて決済を行うことができます。これにより、対面での金銭授受による接触を防ぐことができます。

  5. 来院して診察/検査を実施

  6. お会計はCLINICSアプリから行うため、患者には診察後そのまま帰宅いただく

  7. お会計を完了する
    (最初の予約〜お会計が日を跨いでも会計は実施できます。当日以外の診察について請求を行いたい時を参照してください )

▼他社Webシステムにて来院予約をしている場合

  1. 患者には普段お使いの来院予約システムから予約をいただく

  2. 事前に問診に回答いただく

    メルプWeb問診等の他社web問診サービスを使って医療機関独自の問診に回答してもらう運用例もございます。

  3. 問診結果を確認し、発熱している場合は、スタッフより患者へお電話などをし、オンライン診療予約をご案内
    💡ポイント

    【オンライン診療】患者を招待する手順にて患者へSMSまたはメールを送り予約をとってもらうとスムーズです。

  4. オンラインで診察を行い、必要に応じて来院を指示します。
    💡ポイント:請求タイミングについて

    オンライン診療のみで完結する場合は、オンライン診療後に通常通り請求を行います。オンライン診療後に来院する患者の場合は「会計待ち」の状態で置いておくことで、対面診療後にまとめて決済を行うことができます。これにより、対面での金銭授受による接触を防ぐことができます。

  5. 来院して診察/検査を実施

  6. お会計はCLINICSアプリから行うため、患者には診察後そのまま帰宅いただく

  7. お会計を完了する
    (最初の予約〜お会計が日を跨いでも会計は実施できます。当日以外の診察について請求を行いたい時を参照してください )

3.ホームページに掲載いただく内容の例

上述(2.発熱患者へのオンライン診療運用例)でご案内した運用を行う場合には、医療機関ホームページへ掲載することでスムーズにご案内することが可能となります。以下に記載内容の例をご案内します。

  • 発熱などの症状がある方は、まずCLINICSを利用したオンライン診療( ビデオ通話による診察)にて診察させていただきます。CLINICSのご予約がとれましたら、事前にWeb問診をお送りください。

  • 直接来院される際には、必ずWeb予約とWeb問診のご記入をお願いします。
    Web問診にご記入がない場合は、こちらからお電話させて頂きますので、ご了承ください。

▼発熱外来の患者案内のポイント

  • 医療機関ホームページのトップに、CLINICSへのリンクをわかりやすい場所に配置し、患者がアクセスしやすくする

  • 発熱している患者の予約〜診察の流れをわかりやすく記載する

4.診療メニューの作成例

発熱外来の診療メニューの作成例をご案内いたします。

作成方法は、【オンライン診療/予約】診療メニューを作成するをご参照ください。

診療メニュー名:発熱外来

診療メニュー紹介文:発熱症状がある方はこちらからご予約ください。当院に受診歴のない方もご予約可能です。

オンラインで診察した結果、症状に応じて来院をお願いする、もしくは他の医療機関への受診をお勧めする場合があります。

オンライン診療時にお手元に保険証・医療証をご準備ください。

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