はじめに
算定リマインド機能は、予め設定したルールに基づき、カルテ入力画面で「算定可能な処置・管理料」をお知らせしてくれる機能です。
算定漏れの防止: 月に1回の管理料や、半年に1回の検査など、忘れがちな項目の算定漏れを防ぎます。
医院独自のルール設定: 医院の方針に合わせて、リマインドの対象となる処置のリマインド頻度をカスタマイズできます。
設定方法
設定には以下2種類あります。
・標準設定:算定要件に基づきデフォルトで設定された算定頻度の適用設定
・独自設定:傷病グループとリマインド頻度を独自の設定でカスタマイズ
標準設定:傷病グループに該当する全ての患者が対象
1.[設定]>[カルテ関連]>[算定リマインド] を開く
2.[標準設定]デフォルトで設定された処置と算定頻度が表示されているため、算定リマインドに表示する場合ON・しない場合はOFFを設定する
3.各処置・管理料の傷病グループ・リマインド頻度の設定ができるため、リマインドを表示したい傷病名と算定頻度がデフォルトと違う場合は変更をする
①傷病グループで処置・管理料のリマインドをする対象の傷病名を[選択] より編集する
②リマインド頻度を何ヶ月に何回と設定をする
※デフォルトの算定単位・算定回数よりも短い間隔を指定したり、多い算定回数を設定することはできません
③誤って傷病グループやリマインド頻度を登録した場合に[初期値に戻す] からデフォルトの値に戻すことが可能です
設定例:歯科エックス線撮影 パノラマ撮影(デジタル)
・標準設定では6月に1回だが医療機関の方針で、自院では年に1回の算定リマインドにしたい
・傷病名は「P・G」を対象にしたい
設定方法
・傷病グループの[選択]でPを選択する
・リマインド頻度を12月に1回に変更して[保存]を押す
独自設定:特定の患者に対してデフォルトの算定頻度とは違う傷病名や頻度で別途リマインドしたい場合のみ設定
1.[設定]>[カルテ関連]>[算定リマインド] を開く
2.[独自設定]を選択し、[追加] を押す。
3.処置名・傷病グループ・リマインド頻度を選択し[登録]する
※デフォルトの算定単位・算定回数よりも短い間隔を指定したり、多い算定回数を設定することはできません
設定例:歯科疾患在宅療養管理料
・標準設定では1月に1回だが歯科医師訪問は2ヶ月を目安にしているので2ヶ月1回の算定リマインドにしたい
設定方法
①処置名:歯科疾患在宅療養管理料
②傷病グループ:自動反映・追加で傷病を追加する場合は[選択]から登録する
③リマインド頻度:2月に1回
算定リマインドの確認方法
リマインド対象処置がある場合に診療録下部の算定リマインドボタンに通知が表示されます。リマインドを開き、算定するものを選択し[チェック項目を算定]を押すと処置内容が反映される
患者毎の個別リマインド設定方法
診療録下部の算定リマインドボタンを押し[個別リマインド管理]を押す
患者独自で設定する処置はON・しない処置はOFF設定をして×で閉じる
※独自設定はデフォルトはOFFのため、個別設定でONに設定が必要になります
※同一処置に対して複数の設定をONにすることはできません
独自設定をリマインドした対象患者の確認方法
1.[設定]>[カルテ関連]>[算定リマインド] を開く
2.[独自設定]を選択し、該当の処置の[設定患者] を押す。
3.設定患者が表示される
よくある質問
Q. 設定したはずのリマインドが、算定リマインドに表示されません。
A. 以下の3点をご確認ください。
対象の傷病名が登録されていますか?
リマインドは、患者に登録されている傷病名と、リマインド設定の「傷病グループ」が一致した場合に表示されます。患者の診療録に適切な傷病名が登録されているかご確認ください。
リマインド頻度の期間内ですか?
例えば「6ヶ月に1回」と設定した場合、前回算定してから6ヶ月が経過しないと次のリマインドは表示されません。
リマインド設定がOFFになっていませんか?
本記事の患者毎の個別リマインド設定方法にて、該当患者のリマインドがOFFに設定されていないかご確認ください。
Q. 間違った設定をしてしまいました。元の設定に戻せますか?
A. 標準設定の場合、[初期値に戻す] ボタンをクリックするとデフォルト設定に戻ります。
独自設定の場合は、[削除] ボタンをクリックすると、削除できますので再度新たに登録をしてください。
Q. 独自設定は登録をすると該当の患者全てにリマインドが適用になるのですか?
A. 独自設定は登録後、患者毎の個別リマインド設定方法にてONの設定にする必要があります。
この記事で解決しない場合には最下部の😞を押してください。チャットサポートにつながります。