1. アクセス方法
ダッシュボード画面で 「ウィジェットを追加」 を開き、ウィジェット一覧から 「科目分類レポート」(「グラフ」 と 「KPI」 のタグが付いています)を選択します。追加後は、ダッシュボード上のウィジェットをクリックすると、詳細な分析画面(拡大表示)が開きます。
科目分類には、貸借対照表(B/S)側の分類(例: 流動資産)と損益計算書(P/L)側の分類(例: 売上高)があり、選んだ分類によって表示できる指標や設定項目が変わります。
2. 科目分類レポートとは
集約表示: 選んだ科目分類の配下にある勘定科目をまとめて集計し、1つのグラフ・テーブルとして表示します。
B/S科目とP/L科目で表示が異なる:
B/S科目(流動資産・固定負債など): 月末残高を扱い、残高の推移や前年同月との比較を確認できます。内訳分析・移動平均・累計表示・着地見込は対象外です。
P/L科目(売上高・販管費など): 各月の発生額を扱い、内訳分析・移動平均・期末着地見込などが使えます。
3. ウィジェットを追加する
新規追加画面と、追加後の設定変更画面(「ウィジェットの設定」)で、以下の項目を設定します。追加時は 「追加」、設定変更時は 「更新」 ボタンで保存します。
No. | 名前 | 説明 |
① | 科目分類(必須) | 集計対象の科目分類を選びます(例: 売上高)。 |
② | 内訳 | 数値をさらに細かい軸で分解します(「なし」「部門」「取引先」「品目」)。利用できる軸は連携サービスによって異なります。P/L科目のときのみ表示されます。 |
③ | 表示モード(必須) | ダッシュボード上での表示形式を選びます。 |
(1) 入力項目の仕様
フィールド | 仕様 |
タイトル | 入力タイプ: テキスト / 必須 / 科目分類と表示モードから自動で初期値が入ります(例: 「売上高(科目分類) - 月次」) |
科目分類 | 入力タイプ: ドロップダウン(階層選択)/ 必須 / プレースホルダー: 「科目分類を選択してください」 |
内訳 | 入力タイプ: 選択(なし / 部門 / 取引先 / 品目)/ 任意 / P/L科目のときのみ表示 / 選べる軸は連携サービスにより異なる |
対象部門・対象取引先・対象品目 | 内訳で「部門」「取引先」「品目」を選んだときに表示。絞り込み対象を複数選択できます |
表示モード | 入力タイプ: 選択 / 必須 / 初期値: 月次 |
表示年度 | 入力タイプ: チェックボックス(前々期 / 前期 / 今期)/ 必須(1つ以上)/ 初期値: 前期・今期 |
金額レンジ [円] | 入力タイプ: 数値(最小〜最大)/ 任意 / 初期値: 自動 |
ダッシュボード | 入力タイプ: ドロップダウン / 必須(配置先の選択) |
メモ | 入力タイプ: 複数行テキスト / 任意 |
金額レンジの下には 「数値がレンジ外の場合、チャートに表示されない可能性があります」 と注意書きが表示されます。
(2) 表示モードの選択肢
表示モード | 内容 | B/S | P/L |
月次 | 各月の値を月ごとに並べて表示します | ✓ | ✓ |
累計 | 期首からの累計額を表示します | – | ✓ |
長期推移 | 過去3期分の推移を時系列で連続して表示します | ✓ | ✓ |
今月 | 基準日の当月のみを表示します | ✓ | ✓ |
今期累計 | 期初から当月までの累計値を表示します | – | ✓ |
・月次
・累計
・長期推移
・今月
・今期累計
B/S科目では「累計」「今期累計」は選べません。B/S科目にこれらが設定されていた場合は、自動的に「月次」で表示されます。
4. 分析画面の構成(B/S科目)
B/S科目(例: 流動資産)では、残高に着目した指標が表示されます。内訳・移動平均・累計表示・着地見込は表示されません。
No. | 名前 | 説明 |
① | PDFエクスポート | クリックするとウィジェット内のコンテンツを PDF として出力するためのプレビュー画面が表示されます |
② | 表示年度 | グラフとテーブルに表示する年度を選びます(前々期 / 前期 / 今期)。 |
③ | 今月残高 | 選択された月の月末時点の残高。 |
④ | 今期期首比 | 今期の期首開始残高からの増減額と増減率。 |
⑤ | 前年同月比 | 前年同月の月末残高からの増減額と増減率。 |
⑥ | 表示モード | グラフの表示形式を切り替えます(月次 / 長期推移)。 |
⑦ | テーブルの数値 | 勘定科目ごとの各月の月末残高。右端に期末残高列が付きます。 |
5. 分析画面の構成(P/L科目)
ウィジェットをクリックすると開く詳細画面です(例: 売上高)。ヘッダーの 「科目分類設定を編集」 から科目分類の設定画面へ移動できます。
No. | 名前 | 説明 |
① | PDFエクスポート | クリックするとウィジェット内のコンテンツを PDF として出力するためのプレビュー画面が表示されます |
② | 内訳 | 分解する軸を選びます(「なし」「部門」「取引先」「品目」「補助科目」)。「なし」は科目分類配下の勘定科目を集約表示します。選べる軸は連携サービスによって異なります。 |
③ | 対象部門 / 対象取引先 / 対象品目 | 内訳で選んだ軸の対象を絞り込みます。 |
④ | 予算選択 | 表示する予算・予測を選びます(「なし」「自動予測」「予算」)。 |
⑤ | 表示年度 | グラフとテーブルに表示する年度を選びます(前々期 / 前期 / 今期)。 |
⑥ | 今月 | 直近の実績月の発生額と前年同月比。 |
⑦ | 今期累計 | 期首から現在までの実績合計と前期同期比。 |
⑧ | 月次平均 | 今期の実績発生月の平均値。 |
⑨ | 期末着地見込 | 実績と将来予測を合わせた期末の見込み額。 |
⑩ | 表示モード | グラフの表示形式を切り替えます(月次 / 累計 / 長期推移)。 |
⑪ | 移動平均 | 移動平均線を点線で重ねて表示します(なし / 3ヶ月 / 6ヶ月 / 12ヶ月)。 |
⑫ | テーブルの数値 | 勘定科目ごとの各月の発生額。右端に合計(着地見込み)列が付きます。 |
Tips: 内訳・対象部門・表示年度・移動平均・予算選択の設定は、この分析画面の中でだけ有効です。閉じると元に戻り、ウィジェット自体の設定としては保存されません。
6. 設定項目の詳細
(1) 内訳
科目分類の数値を、さらに細かい軸で分解します。P/L科目でのみ利用できます。選べる軸は連携している会計サービスによって変わります。
内訳 | 内容 |
なし | 科目分類配下の勘定科目を集約して表示します。 |
部門 | 部門別に分解します。絞り込みをしない場合は上位5件+その他を表示します。 |
取引先 | 取引先別に分解します。絞り込みをしない場合は上位5件+その他を表示します。 |
品目 | 品目別に分解します。絞り込みをしない場合は上位5件+その他を表示します。freee連携時のみ利用できます。 |
補助科目 | 各勘定科目に紐づくすべての補助科目と「未選択」を表示します。マネーフォワード連携時のみ、かつ分析画面の中でのみ選べます。 |
部門・取引先はfreee・マネーフォワードのどちらでも利用できます。
(2) 予算選択(着地見込みの計算方法)
P/L科目の分析画面で、予測・予算の表示方法を切り替えます。
選択肢 | 内容 |
なし | 実績データのみを表示し、予測は表示しません。この場合、期末着地見込は「-」になります。 |
自動予測 | 着地見込みを自動予測した数値を表示します。予測方法を選べます。 |
予算 | 選んだ予算を用いて着地見込みを計算します。 |
(3) 移動平均
移動平均線を点線でグラフに重ねます。当月を含む直近の選択月数で平均し、月次表示では前期以前のデータも連続した時系列として参照します。選択した月数分のデータが揃わない期間は表示されません。累計表示のときは移動平均線は表示されません。
選択肢: なし / 3ヶ月 / 6ヶ月 / 12ヶ月(初期値: 6ヶ月)
(4) 金額レンジ
グラフの縦軸の最小値・最大値を手動で指定できます。初期状態は「自動」です。指定した範囲の外にある数値は、グラフに表示されないことがあります。
7. PDF エクスポートプレビュー画面
分析画面上部の PDF エクスポートボタンを押すと、PDF レポート作成画面が開きます。この時点で、分析画面で選択していた条件がそのまま引き継がれます。
No. | 名前 | 説明 |
① | 集計内容 | 分析画面と同じく表示・印刷する対象科目、内訳、予算などを選択することができます |
② | 印刷設定 | 明細表の文字サイズおよび内訳の階層を展開して印刷するかを設定できます |
③ | PDFダウンロード | クリックすると印刷プレビューに表示されている内容を PDF として作成・ダウンロードします。出力されるPDFは A4横向きの複数ページ構成です。 |
④ | 印刷プレビュー | 現在の集計内容および印刷設定をもとに印刷時のプレビューが表示されます。設定内容はプレビューにリアルタイムで反映されます |
8. 編集・削除と権限
ダッシュボード上のウィジェットの操作メニューから、設定の編集・削除ができます。
閲覧(グラフ・テーブル・KPIの表示)は、その会社のメンバー全員が行えます。
作成・編集・削除は、編集権限を持つユーザーのみが行えます。編集権限がない場合、操作メニューは無効化されます。
9. 活用場面
科目分類ごとに3期比較を行うことは、企業の財務状況や経営効率を深く理解するために有用です。
(例)
科目分類 | 比較の目的 | 分析の際の確認ポイント |
売上原価 | 原価管理の効率性と仕入れ価格の変動 | 原材料価格の高騰や非効率な仕入れがないか。 |
有形固定資産 | 設備投資の状況と将来への貢献度 | 固定資産が増加している場合、その投資が将来の売上高や生産能力の向上にどれだけ貢献しているか。 |
FAQ
内訳で「補助科目」が選べません
補助科目は、ウィジェットの追加・設定画面では選べず、ダッシュボード上のウィジェットをクリックして開く分析画面の中でのみ選択できます。また、補助科目はマネーフォワード由来のデータでのみ利用できます。
貸借対照表(B/S)の科目で「内訳」や「移動平均」が表示されません
B/S科目(流動資産など)は月末残高を扱うため、内訳分析・移動平均・累計表示・期末着地見込には対応していません。これらはP/L科目(売上高など)でのみ利用できます。
期末着地見込が「-」と表示されます
分析画面の 「予算選択」 で「なし」が選ばれていると、実績のみが表示され、着地見込みは計算されません。「自動予測」または「予算」を選ぶと表示されます。
分析画面で変更した内訳や表示年度が、次に開くと元に戻ります
内訳・対象部門・表示年度・移動平均・予算選択は、分析画面の中でだけ有効な一時的な設定です。ウィジェット自体の設定として保存したい項目(科目分類・表示モード・表示年度など)は、ウィジェットの設定画面から変更してください。
内訳で対象(部門・取引先・品目)を選ばないとどうなりますか?
動作は画面によって異なります。
ウィジェットの作成・編集画面: 内訳の軸だけを選んで対象を1つも選ばなかった場合、その絞り込みは保存されず、内訳「なし」(分解なし)のウィジェットとして作成・更新されます。特定の軸で分解した状態を保存したい場合は、対象を1つ以上選択してください。
ドリルダウン画面: 絞り込み対象を選ばない場合は、その軸の合計上位5件+その他が自動的に表示されます。補助科目の場合は、全補助科目と「未選択」が表示されます。
グラフに一部の数値が表示されません
「金額レンジ」 で指定した最小値・最大値の範囲外にある数値は、グラフに表示されないことがあります。すべての数値を表示したい場合は、金額レンジを「自動」に戻してください。
グラフやテーブルに何も表示されません
対象の科目分類に、選んだ期間の実績データがない場合は、グラフ・テーブルが空の状態で表示されます。表示年度の選択や、対象の会計期間にデータが取り込まれているかを確認してください。なお、移動平均は必要な月数分のデータが揃わない期間は線が表示されません。








