この記事では、処方の入力方法についてまとめています。
院内・院外処方共通
事前に[処方マスタ]で医院で利用する処方を登録します。処方マスタの登録方法はこちらをご参照ください。
なお、登録したい医薬品が検索しても出ない場合はこちらをご参照ください。
院外処方の入力方法
[診療録]>[処置追加]>[処方]>[院外処方]から登録ができます。
各チェックボックスについて
チェックボックス | 詳細 |
一般名 | 原則として一般名処方加算対象となる後発医薬品にのみに掲出します。チェックをした場合、一般名での処方(例:カロナール→アセトアミノフェン錠)となり、一般名処方加算が算定されます。チェックをつけた場合[変更不可][患者希望]はチェックできなくなります |
変更不可 | 医療上の理由(患者のアレルギー等)で選択した医薬品以外の処方を不可とする場合にチェックを行います。チェックした場合、処方箋の変更不可の欄に「×」が付きます |
患者希望 | (2024年10月1日から)患者希望による先発医薬品(長期収載品)を処方する場合、差額の1/4を患者の自己負担(選定療養)とする場合にチェックします。 |
いずれにもチェックしない | 後発医薬品への変更可能な処方箋となる、もしくは後発医薬品の存在しない医薬品、後発医薬品のみ存在するに医薬品に該当するため、一般名処方加算対象になりません |
*医師の判断などで長期収載品を処方する場合はコメントを記載します:[処置追加]>[コメント]で以下の内容いずれかを検索してください。
・剤形上の違いにより、長期収載品を処方等の必要があるため
・長期収載品と後発医薬品で薬事上承認された効能・効果に差異があるため
・患者が後発医薬品を使用した際、副作用や、他の医薬品との飲み合わせによる相互作用、長期収載品との間で治療効果に差異があったため
・学会が作成しているガイドラインにおいて、長期収載品を使用している患者について後発医薬品へ切り替えないことが推奨されているため
・後発医薬品の在庫状況等を踏まえ後発医薬品を提供することが困難なため
・医療上の必要性があると医師又は歯科医師が判断したため(処方箋の「変更不可(医療上必要)」欄に「レ」又は「×」の記載があった場合等
・剤形上の違いにより、長期収載品を調剤する必要があると薬剤師が判断したため
院内処方の入力方法
[診療録]>[処置追加]>[処方]>[院外処方]から登録ができます。
なお、院内採用品に後発医薬品がなく長期収載品を処方する場合は以下の摘要コメントを入力します。
後発医薬品の在庫状況等を踏まえ後発医薬品を提供することが困難なため
処方例:院外処方
いくつかのユースケースにそってチェックボックスの利用方法をご案内します。
一般名処方加算を加算する場合の処方箋
一般名処方加算が可能な医薬品を選択し、[一般名]にチェックをしてください。
処方箋レイアウト
医療上の理由から選択した医薬品以外の変更を不可とする場合の処方箋
医薬品選択後、[変更不可]にチェックをしてください。
処方箋レイアウト
一般名処方加算を加算する医薬品と変更を不可とする医薬品が混在した場合の処方箋
一つ目の医薬品を選択後、[一般名]or[変更不可]にチェックをしてください。
[薬剤追加]を選択し、2つ目の医薬品を選択後、[一般名]or[変更不可]にチェックしてください 。
※作成する際には[分類]と[用法]および[用量]が同一のものでまとめてください
× 頓服と内服を一緒に登録する
× 1日3回毎食後の医薬品と1日1回食後の医薬品を一緒に登録する
処方箋レイアウト
一般名処方が可能でいずれもチェックしない場合
医薬品を選択後、いずれもチェックせず登録します。
一般名加算対象になりませんが、患者様の希望で後発医薬品に変更可能です。
処方箋レイアウト
患者希望で長期収載品を選定療養として処方する場合
[患者希望]にチェックを行います。
患者希望の欄に「×」が記載されます。
なお、選定療養対象外の医薬品にチェックをつけた場合も患者希望の欄に「×」が表示されます。
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