■概要
このページでは、詳細計画の機能について説明しています。
詳細計画は勘定科目の予算内訳を作成する機能ですが、詳細計画の中にさらに階層を持たせることが出来ます。つまり、勘定科目の内訳を補助科目で作成し、補助科目の内訳をさらにKPIで作成するといったことも可能です。
作成した詳細計画は、会計期間を変更することで、一度作成した計算式を翌会計年度以降でも使いまわすことが出来ます。
詳細計画の複製について、詳細計画は1つの計画バージョンごとに複数の詳細計画を作成することが出来ます。計画バージョンをコピーすると詳細計画もコピーされます。
詳細計画は計画バージョンに紐づいて作成されているため、計画バージョンをコピーすること以外で詳細計画の複製は出来ません。
操作に迷う点などがありましたら、貴社導入担当者までご連絡ください。
用語解説
詳細計画
詳細計画とは、 財務データや非財務データを基礎に、様々な形で勘定科目ごとの予算を作成できる機能です。
勘定科目の計画の内訳を補助科目や各種タグを使用して作成することや、KPIを登録して内訳を作成することなどが出来ます。
利用シナリオ
補助科目や各種タグを使用して計画を作成したい場合
KPIを使用して計画を作成したい場合
特定の勘定科目の〇%を別の勘定科目の予算として立てるような、勘定科目の予算に連動する予算を立てたい場合
人員計画を立てたい場合
配賦のドライバを作成したい場合
利用上の注意点
1つの計画バージョンごとに作成可能な詳細計画数はありませんが、最大階層数は20階層までです。
詳細計画を作成する際に選択可能な勘定科目数の上限は、ありません。
部門別計画を使用している場合、詳細計画の新規作成時にタグカテゴリを「部門」を選んだうえで作成を始めてください。
1つの詳細計画で使用している勘定科目は、別の詳細計画の作成時に選択することはできません。必要に応じ、作成済みの詳細計画を削除し、新たな詳細計画を作成ください。
詳細計画を作成すると、後からタグカテゴリの変更が出来ません。
詳細計画で直接入力をする数値は、自動保存ではありません。数字を入力後、右下[変更を保存]をクリックください。
制限事項
操作権限の「全権」「入力」の方のみ操作が可能です
操作権限の「閲覧」の方は詳細計画を見ることも出来ません
詳細は、操作権限一覧表(法人(一般企業)プラン)をご確認ください。
紹介する操作
詳細計画一覧画面の操作
メニューバー[計画]>[詳細計画]より詳細計画の一覧画面が表示できます。詳細計画名をクリックすると、該当の詳細計画を表示できます。
下の階層に詳細計画がある場合、詳細計画の名称に+ボタンが表示されます。+ボタンをクリックすると、下の階層の詳細計画が表示されます。
詳細計画の並び替え
作成した詳細計画は各詳細計画の左側「六点リーダー」(添付赤枠)をドラッグ&ドロップすることで並び替えることが可能です。
詳細計画の編集
詳細計画の編集方法です。詳細計画の名称を変更することや勘定科目の追加・削除、メモの編集をすることが出来ます。
①編集[メモ帳とペンのマーク]をクリック
②「名称」「勘定科目」「メモ」を編集し[保存]
※タグカテゴリの修正は出来ないため、変更したい場合は、新規で作り直しす必要があります
勘定科目を削除する場合、以下の注意書きが表示されますので該当する項目のラジオボタンを選び[保存]をクリック
③右上に「詳細計画を更新しました」とポップアップが表示されると完了です
詳細計画の削除
詳細計画の削除方法です。詳細計画で階層を作成している場合、上位の階層の詳細計画を削除すると、下位の詳細計画はすべて削除されます。
復元操作が出来ませんのでご注意ください。
①削除[ゴミ箱マーク]をクリック
②2つのラジオボタンからどちらか選び[削除]をクリック
上部のラジオボタン:詳細計画で作成した勘定科目の計画数値は残ります。詳細計画のみ削除されます。
下部のラジオボタン:作成した詳細計画も数値もすべて削除されます。
③右上に「詳細計画を削除しました」とポップアップが表示されると完了です
詳細計画の新規登録
詳細計画の登録方法
①[計画]>[詳細計画]をクリック
②詳細計画を作成したい「計画バージョン」をプルダウンより選択
③「詳細計画の新規登録」をクリック
③「名称」と「勘定科目」「タグカテゴリ」を選択し、「保存」をクリック
※非財務項目のみの詳細計画を作成する場合、勘定科目の入力は不要です。
※1つの詳細計画で使用している勘定科目は、別の詳細計画の作成時に選択することはできません。
必要に応じ、作成済みの詳細計画を削除し、新たな詳細計画を作成ください。
※タグカテゴリは後から修正が出来ません。
作成した詳細計画を月次計画画面から確認する方法
詳細計画を作成している勘定科目の場合、予算数値がリンク形式で表示されます。
予算数値をクリックすることで、詳細計画画面に遷移します。
作成した詳細計画の削除が可能です。
下の階層にも詳細計画がある場合、その詳細計画も削除されます。
詳細計画の階層を作成
詳細計画の階層の作成方法
詳細計画の勘定科目の下層に、補助科目や取引先などのより詳細な計画を作成する場合の手順です。
①勘定科目の右側のボタンから[展開]をクリック
②詳細計画の「名称」を入力し、より詳細に表示したい「タグカテゴリ」を選択し、[登録]をクリック
詳細計画が作成されました。
下層の詳細計画を確認する方法
詳細計画の数値が、さらに下層の詳細計画から構成されている場合、予算数値がリンク形式で表示されます。
予算数値をクリックすることで、下層の詳細計画画面に遷移します。
詳細計画の入力画面の操作
詳細計画画面の説明(表テーブル外)
①パンくずリスト
詳細計画内のどの階層の詳細計画画面かを表示します。
上位階層へは青字になっている詳細計画名をクリックすることで、その詳細計画に遷移します。
②詳細計画情報
詳細計画作成時に選択した計画バージョン名や勘定科目、タグカテゴリなどが表示されます。
③会計期間
詳細計画で表示する会計期間をプルダウンから選択可能です。
④計画期間
詳細計画に予算を入力する期間をプルダウンから選択可能です。
⑤数値の一括反映
入力種類が「直接入力」の数値を、更新できる機能です。
詳しくは、詳細計画の一括数値入力(CSVインポート)を確認ください。
⑥+項目の新規登録
勘定科目や非財務項目を新規登録し、項目に追加します。
注意事項
「直接入力」設定以外の勘定科目・非財務項目の数値を設定することは出来ません。
数字以外の入力をされている場合は取り込むことが出来ません。
ヘッダーには12ヶ月分の列が必要です。
A~C列のヘッダーの名称を変更した場合、正常に取り込まれません。また、D~O列のヘッダーの「年/月」形式を変更した場合も正常に取り込まれません。
保存は「CSV(コンマ区切り)」で行ってください。「CSV UTF-8(コンマ区切り)(*.csv)」だと正常に取り込まれません。
詳細計画画面の説明(表テーブル内)
①並び替え機能
並び替えたい項目をクリックし、ドラッグすることで並び替えが可能です。
②項目
登録している勘定科目や非財務項目が表示されます。
勘定科目は「参照」の勘定科目以外は詳細計画作成時に選択した勘定科目のみ表示されます。
③タグ
Primaryタグカテゴリのタグが表示されます。詳細計画の下層の詳細計画の場合、下層の詳細計画作成時に設定したタグカテゴリも一緒に表示されます。
各タグ名:各タグカテゴリのタグ名が表示されます。
[未設定]:タグに設定されている以外のタグのことです。非表示や削除はできません。
すべて:同一勘定科目のタグと未設定、非表示にしているタグの勘定科目合計値が表示されます。
※非表示にしているタグがある場合、「未設定」と「非表示」にしているタグの合計値が表示されます。
④削除
行の一番右[三点リーダー]>[削除]をクリックします。
選択した項目を詳細計画から削除します。
数式が組まれている場合、削除が出来ません。数式から削除したい項目を外したうえで対応ください。
※参照した勘定科目は、削除が出来ません。「非表示」を実施してください。(この場合の非表示は削除と同意義です)
⑤非表示
行の一番右[三点リーダー]>[非表示]をクリックします。
選択した項目を詳細計画内で非表示にします。
非表示にした場合、③タグが「その他」の項目に集約されます。
再表示したい場合は画面右上の「+項目の新規登録」から該当の項目を再度登録ください。
⑥編集
行の一番右[三点リーダー]>[編集]をクリックします。
詳細計画作成時に設定した予算の入力方法や数式を再編集します。
⑦展開
行の一番右[三点リーダー]>[展開]をクリックします。
選択した項目の内訳を、補助科目・各種タグ・非財務項目を使用して作成することが出来ます。
詳しくは、詳細計画の階層の作成方法を参照ください。
詳細計画への項目の追加
追加方法は、「一件登録」、「CSV一括登録」の2種類あります。
仕訳に使用している勘定科目とタグカテゴリの組み合わせを選択した場合、選択した勘定科目と一緒に仕訳に付与されているタグが自動的に表示されます。仕訳で使用されていない組み合わせの場合は、自動的に表示されないため新しく追加をする必要があります。
注意事項
非財務項目や選択したタグカテゴリ以外のタグを追加した場合、予算計画の数値と連動をしません。
連動をさせたい場合は、○○をご確認ください。
一件登録
勘定科目・補助科目・各種タグの追加方法と非財務項目の追加方法で少し異なります。
勘定科目・補助科目・各種タグの追加方法
①メニューバー[計画]>[詳細計画]>作成したい詳細計画名をクリック
②画面右側の[+項目の新規登録]をクリック
③分類は[勘定科目]のままで、種類を選んで[登録]をクリック
種類では、詳細計画作成時に選択したタグカテゴリのタグの数値入力方法を選べます。
直接入力を選んだ場合、使用されていないタグを呼び出して文字をセルに入力できます。
数式を選んだ場合、詳細計画に表示されている項目を使用して四則演算を組むことができます。
参照を選んだ場合、参考にしたい勘定科目を引用してくることができます。(参照先での数値の入力は出来ません)
※詳細計画を作成時に、勘定科目またはタグカテゴリの選択がない場合、種類は[参照]しか選ぶことが出来ません
種類の詳しい説明は、予算の設定の種類を確認ください。
非財務項目の追加方法
https://intercom.help/manageboard/ja/articles/5685303
①メニューバー[計画]>[詳細計画]>作成したい詳細計画名をクリック
②画面右側の[+項目の新規登録]をクリック
③分類で[非財務項目]を選択し、使用したい非財務項目を選び、予算の設定から「種類」を選択し、[保存]をクリック
※必要に応じて各タグを選択します。複数タグで非財務項目を使用する場合は、タグを選択します。
種類の詳しい説明は、予算の設定の種類を確認ください。
予算の設定の種類
直接入力
予算の値を直接入力する場合、予算の設定>種類で「直接入力」を選択してください。
①[直接入力]を選択
※必要に応じて各タグを選択ください
②[登録]ボタンをクリック
登録した項目は詳細計画の最下部に追加されます。予算列に直接値を入力ください
数式
予算の値を数式を設定して自動計算したい場合、予算の設定>種類で[数式]を選択してください。
①[数式]を選択し、「計算式」を入力
※必要に応じて各タグを選択ください
※数式に使用可能な勘定科目・非財務項目は、詳細計画に登録済みの勘定科目・非財務項目のみです
※当月・前月の勘定科目・非財務項目の選択が可能です
②[登録]ボタンをクリック
登録した項目は詳細計画の最下部に追加されます。
項目の上下移動をする方法は、非財務項目の名称の左側にある[六点リーダー]をクリックし、置きたい場所までドラッグをしてください。
参照
参照とは、詳細計画の画面上、任意の非財務項目の数値を表示する機能です。あくまで表示のみで、計算基礎には含まれません。
①[参照]を選択
※必要に応じて各タグを選択ください
②[登録]ボタンをクリック
登録した項目は詳細計画の最下部に追加されます。
項目の上下移動をする方法は、非財務項目の名称の左側にある[六点リーダー]をクリックし、置きたい場所までドラッグをしてください。
※詳細計画から削除をしたい場合は、対象行の一番右[三点リーダー]>[非表示]より対応ください
CSV一括登録
詳細計画で使用する勘定科目・非財務項目を一括で登録する機能の紹介をしています。
注意事項
他の詳細計画で使用している勘定科目・非財務項目の登録は出来ません。
Manageboardに登録されていない非財務項目・勘定科目を詳細計画に登録することは出来ません。先に管理>勘定科目、もしくは管理>非財務項目から詳細計画で使用したい項目を登録ください。
保存は「CSV(コンマ区切り)」で行ってください。「CSV UTF-8(コンマ区切り)(*.csv)」だと正常に取り込まれません。
①[計画]>[詳細計画]>任意の詳細計画を選択
②[+項目の新規登録]>[CSV一括登録]をクリック
③[テンプレート]をクリックし、CSVファイルをダウンロード
④ダウンロードしたファイルを開き、登録したい「勘定科目」もしくは「非財務項目」の名称を入力し、タグ列にタグ名を入力し、保存。
※タグカテゴリを使用せず、登録したい場合は空欄で構いません。
※他の詳細計画で使用している勘定科目・非財務項目の登録は出来ません。
※保存は「CSV(コンマ区切り)」で行ってください。「CSV UTF-8(コンマ区切り)(*.csv)」だと正常に取り込まれません。
⑥「項目をインポートしました」というポップアップが表示され、取り込みが完了です
※取り込んだ勘定科目・非財務項目は詳細計画の画面下部に表示されます。必要に応じて各項目の左側の部分(添付赤枠)をドラッグ&ドロップし、並び替えを行ってください。
詳細計画の一括数値入力(CSVインポート)
詳細計画の数値をCSVデータで一括で入力する方法について紹介しています。
一括入力できる項目は、「直接入力」設定で登録している項目のみになります。
注意事項
「直接入力」設定以外の勘定科目・非財務項目の数値を設定することは出来ません。
数字以外の入力をされている場合は取り込むことが出来ません。
ヘッダーには12ヶ月分の列が必要です。
A~C列のヘッダーの名称を変更した場合、正常に取り込まれません。また、D~O列のヘッダーの「年/月」形式を変更した場合も正常に取り込まれません。
保存は「CSV(コンマ区切り)」で行ってください。「CSV UTF-8(コンマ区切り)(*.csv)」だと正常に取り込まれません。
①[計画]>[詳細計画]>任意の詳細計画を選択
②[数値の一括反映]をクリック
③詳細計画を入力したい[会計期間]を選択し、[テンプレート]をクリック
④ダウンロードしたファイルを開き、D~O列に予算数値を入力し、保存
※直接入力の設定がされている項目のみダウンロードされます。
※ヘッダーには12ヶ月分の列が必要です。
※予算値の必要がない項目は「0」を入力ください。
※インポートの都度、ファイルに入力したすべての項目の数値が上書きされます。特定の項目のみの上書きは出来ませんのでご注意ください。
※保存は「CSV(コンマ区切り)」で行ってください。「CSV UTF-8(コンマ区切り)(*.csv)」だと正常に取り込まれません。
⑤③の画面にて[ファイルを選択]し、[反映する]をクリック
⑥「詳細計画を一括更新しました。」というポップアップが表示されると完了です
詳細計画の一括数値入力(Googleスプレッドシート連携)
詳細計画の数値をGoogleスプレッドシート連携で一括で入力する方法について、Googleスプレッドシート連携のマニュアルを参考に操作できます。
一括入力できる項目は、「直接入力」設定で登録している項目のみになります。