■レポートで補助科目を表示したい
1-1. 補助科目を表示させたい勘定科目の右端3点リーダーをクリックし「タグの表示設定」>「補助科目」をクリック。
1-2.表示させたい補助科目にチェックを入れて「登録」をクリック。
1-3.表示させたい勘定科目の下に補助科目が表示されます。予算と実績が入っていれば、補助科目粒度での予実管理が可能です。
■レポートで勘定科目の内訳を部門別に表示したい
1-1. 部門別に表示させたい勘定科目の右端3点リーダーをクリックし「タグの表示設定」>「部門」をクリック。
1-2.表示させたい部門にチェックを入れて「登録」をクリック。
1-3.表示させたい勘定科目の下に部門名が表示されます。
■レポートで従業員数を用いて一人あたり売上高を表示したい
1-1.従業員数は財務データにないため、非財務項目の追加と従業員数の計画値、実績値を詳細計画で入力する必要があります。
1-2.管理>非財務項目>「+非財務項目の新規登録」より、下記内容で非財務項目の設定を行い、「保存」をクリック。
非財務項目名 | 従業員数 |
全社共通または部門別 | 全社共通 |
数値タイプ | 整数 |
端数処理 | 切り捨て |
タグ別の合算 | する |
期間の合算 | 末時点の数値 |
2-1.計画>詳細計画>従業員数を追加したい計画バージョンを選択。
2-2.「+詳細計画の新規登録」より複数部門がある場合はタグカテゴリに「部門」を設定し、「保存」をクリック。
2-3.「+項目の新規登録」>「一件登録」をクリックし、下記内容を設定し「登録」をクリック。繰り返して対象の部門すべてを登録。
※「CSV一括登録」機能を用いて、非財務項目の一括登録を行いたい場合はこちらのマニュアルを参考ください。
非財務項目 | 従業員数 |
分類 | 非財務項目 |
タグ | 部門を選択 |
種類 | 直接入力 |
2-4.「計画」タブに計画数値を入力し、「変更を保存」をクリック。※「数値の一括反映」機能を用いて、非財務項目の数値の一括反映を行いたい場合はこちらのマニュアルを参考ください。
2-5.「実績」タブに実績数値を入力し、「変更を保存」をクリック。※「数値の一括反映」機能を用いて、非財務項目の数値の一括反映を行いたい場合はこちらのマニュアルを参考ください。
3-1.分析>レポートから「カスタムレポートの新規作成」をクリック。売上高とそのほか表示させたい会計項目と従業員数を選択。
3-2.レポートが作成されたら、「+指標」ボタンをクリック。
3-3.計算式を「売上高÷従業員数」に設定し、「登録」をクリック。
3-4.最下部に追加されます。(書式設定から表示位置や色を変更できます。)
■レポートで人件費を用いて人件費レポートを表示したい
1-1. 勘定科目グループで販管費を人件費とその他経費でグルーピングを行います。
1-2.カスタムレポートで会計項目と非財務項目から従業員数を選択し作成。(例では推移表を作成します)
※従業員数の非財務項目の追加・詳細計画への入力は「レポートで従業員数を用いて一人あたり売上高を表示したい」をご参照ください。
1-3.下記指標をそれぞれ設定することで人件費レポートを作成することが可能です。
(※例では付加価値を営業利益としていますが、御社に合った数値項目を参照ください。)
項目 | 計算式 | 数値タイプ |
人件費率 | 人件費÷売上高 | 百分率 |
労働分配率 | 人件費÷付加価値(営業利益) | 百分率 |
一人当たり売上高 | 売上高÷従業員数 | 整数 |
一人当たり付加価値 | 付加価値(営業利益)÷従業員数 | 整数 |
一人当たり人件費 | 人件費÷従業員数 | 整数 |
■レポートで変動費・固定費を表示し、限界利益を見たい
1-1.ここでは変動費=仕入れ+販管費内の変動費、固定費=販管費内の固定費とした会社の例をご紹介します。(変動費と固定費の定義は御社に合った項目でご設定ください)
1-2.勘定科目グループで販管費を変動費と固定費でグルーピングを行います。(※属性を超えたグルーピングはできません)
1-3.カスタムレポートで任意の会計項目にチェックを入れ作成します。(例では推移表を作成しています。)
1-4.指標の追加で変動費、限界利益、限界利益率、損益分岐点を追加します。
項目 | 計算式 | 数値タイプ |
変動費 | 当期仕入+変動費(販管費) | 整数 |
限界利益 | 売上高 - 変動費 | 整数 |
限界利益率 | 限界利益 ÷ 売上高 | 百分率 |
損益分岐点 | 固定費÷限界利益率 | 整数 |
■レポートで人件費・研究開発費・広告宣伝費を分けて見たい(例:SaaS企業)
1-1.ここでは販管費を人件費・研究開発費・広告宣伝費の3つに分類した会社の例をご紹介します。(人件費・広告宣伝費・研究開発費の定義は御社に合った項目でご設定ください)
1-2.勘定科目グループで販管費を人件費・研究開発費・広告宣伝費でグルーピングを行います。(※属性を超えたグルーピングはできません)
1-3.カスタムレポートで任意の会計項目にチェックを入れ作成します。(例では推移表を作成しています。)
1-4.指標の追加で人件費(対売上高比率)・研究開発費(対売上高比率)・広告宣伝費(対売上高比率)・営業利益率を追加します。
項目 | 計算式 | 数値タイプ |
人件費(対売上高比率) | 人件費 ÷ 売上高 | 百分率 |
研究開発費(対売上高比率) | 研究開発費 ÷ 売上高 | 百分率 |
広告宣伝費(対売上高比率) | 広告宣伝費 ÷ 売上高 | 百分率 |
営業利益率 | 営業利益 ÷ 売上高 | 百分率 |
■前月比・前月差額を出したい
1-1. このページでは、カスタムレポート上で前月比や前月差額を出すための方法を紹介します。
前提として、列の追加で前月比を追加することはできません。
代替案として、指標を使用して各勘定科目ごとに前月比や前月差額を出す方法となっています。
1-2. 作成したカスタムレポートを選択し、右上の「+指標」をクリック。
1-3. 前月比や前月差額の設定を行います。
前月比であれば下記画像の設定を行ってください。
前月差額であれば計算式を「売上高-[前月]売上高」に設定してください。
1-4. 作成した指標は、レポートの一番下に表示されるため、必要に応じて書式設定で位置を変更してください。
書式設定についてのマニュアルはこちら。
下記、完成イメージとなります。
■KPIレポート(客数、単価)を作成したい(例:一般企業)
1-1.客数、客単価のデータは財務データにないため、非財務項目の追加と各データの計画値、実績値を詳細計画で入力する必要があります。
1-2.予算の作成方法「数と単価を掛け合わせて売上予算を作成する」のマニュアルをご参考に非財務項目の登録と詳細計画にて予算と実績の数値をご入力ください。
1-3.分析>レポートから「カスタムレポートの新規作成」をクリック。売上高とKPI項目を選択。(例では推移表を作成しています)
1-4.レポートが作成されます。
■動画
■KPIレポート(MRR、ARPA)を作成したい(例:SaaS企業)
1-1.MRR、販売単価(ARPA)などのデータは財務データにないため、非財務項目の追加と各データの計画値、実績値を詳細計画で入力する必要があります。
1-2.管理>非財務項目>「+非財務項目の新規登録」より、下記内容で非財務項目の設定を行い、「保存」をクリック。
新規契約件数
販売単価
新規MRR
継続率(※解約率も継続率と同様に表現可能です)
継続MRR
非財務項目名 | 新規契約件数 | 販売単価 | 新規MRR | 継続率 | 継続MRR |
全社共通または部門別 | 全社共通 | 全社共通 | 全社共通 | 全社共通 | 全社共通 |
数値タイプ | 整数 | 整数 | 整数 | 百分率 | 整数 |
端数処理 | 切り捨て | 切り捨て | 切り捨て | 切り捨て | 切り捨て |
タグ別の合算 | する | しない | する | しない | する |
期間の合算 | 末時点の数値 | 末時点の数値 | 末時点の数値 | 末時点の数値 | 末時点の数値 |
2-1.計画>詳細計画>KPIを設定したい計画バージョンを選択。
2-2.「+詳細計画の新規登録」より複数部門がある場合はタグカテゴリに「部門」を設定し、「保存」をクリック。
2-3.「+項目の新規登録」>「一件登録」をクリックし、下記内容を設定し「登録」をクリック。繰り返して対象の部門すべてを登録。
※「CSV一括登録」機能を用いて、非財務項目の一括登録を行いたい場合はこちらのマニュアルを参考ください。
非財務項目 | 新規契約件数 | 販売単価 | 新規MRR | 継続率 | 継続MRR |
分類 | 非財務項目 | 非財務項目 | 非財務項目 | 非財務項目 | 非財務項目 |
タグ | ※複数部門がある場合、部門をそれぞれ選択 | ※複数部門がある場合、部門をそれぞれ選択 | ※複数部門がある場合、部門をそれぞれ選択 | ※複数部門がある場合、部門をそれぞれ選択 | ※複数部門がある場合、部門をそれぞれ選択 |
種類 | 直接入力 | 直接入力 | 数式 | 直接入力 | 数式 |
予算の設定 |
|
| 販売単価×新規契約件数 |
| 前月 SaaS事業売上×継続率 |
2-4.SaaS事業売上高の右三点リーダーをクリックし、「編集」をクリック。
2-5.種類「数式」に変更し、計算式に「新規MRR+継続MRR」を入力し「更新」をクリック。
2-6.「計画」タブに計画数値を入力し、「変更を保存」をクリック。※「数値の一括反映」機能を用いて、非財務項目の数値の一括反映を行いたい場合はこちらのマニュアルを参考ください。
2-7.継続MRRの期初の月は計算式上0になってしまうため、直接数値を入力し、「変更を保存」をクリック。
2-8.「実績」タブに切り替え、新規契約件数と販売単価は実績数値を入力し「変更を保存」をクリック。※「数値の一括反映」機能を用いて、非財務項目の数値の一括反映を行いたい場合はこちらのマニュアルを参考ください。
2-9.新規MRR、継続MRR、継続率はそれぞれ右三点リーダー>「実績の反映」をクリックして種類を「数式」に変更し、下記計算式をそれぞれ設定し「更新」をクリック。
項目 | 新規MRR | 継続MRR | 継続率 |
計算式 | 新規契約数×販売単価 | SaaS事業売上高-新規MRR | 継続MRR÷前月SaaS事業売上高 |
2-10.継続率の期初の月は計算式上0乗算でNaN(計算エラー)になってしまうため、直接数値を入力し、「変更を保存」をクリック。複数部門がある場合は2-3.~2-9.を部門ごとに設定します。
3-1.分析>レポートから「カスタムレポートの新規作成」をクリック。売上高とKPI項目を選択。(例では推移表を作成しています)
3-2.レポートが作成されます。