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資金計画

予算と「予定仕訳」を組み合わせて、未来月のキャッシュフローを試算する画面です。最新実績月までは確定したキャッシュフローを、最新実績月より後の月は予算と予定仕訳から導出した予測キャッシュフローを、キャッシュフロー計算書と同じフォーマットで一貫表示します。

アクセス方法: サイドメニューの 「予算管理」 から対象の予算を開き、画面上部の 「資金計画」 タブをクリックします。パンくずリストは「ホーム / 予算管理 / [予算名] / 資金計画」になります。

1. 画面構成

No.

範囲名

説明

資金計画タブ

同じ予算の中で「損益計画」と「資金計画」を切り替える

表示する年度

資金計画プレビューの対象会計年度を切り替える

最新実績月

この月までは実績、翌月以降は予算と予定仕訳に基づく予測として扱われる基準月

表示オプション

通貨単位と表示する科目の範囲を切り替える

現金化設定

P/L科目ごとに、現金化までの遅延・前倒し・経由科目を設定する

借入連携

借入管理に登録した借入を資金計画に自動反映する

予算の設定

予算自体の名前・対象年度などを編集する

資金計画プレビュー

営業C/F・投資C/F・財務C/F・期末キャッシュ残高のKPIと月次推移チャート

資金計画テーブル

キャッシュフロー計算書と同じ形式で月次のキャッシュフロー詳細を表示する

2. 操作

(1) 表示する年度と最新実績月を切り替える

画面上部の 「表示する年度」 で、資金計画の対象会計年度を選びます。予算データが登録されている年度には「使用中」のタグが表示されます。

「最新実績月」 では、確定済みの実績として扱う最後の月を指定します。「期首」「前月」「今月」「来月」のプリセットボタンで素早く切り替えられます。最新実績月を過去に遡って選び直すと、過去の月も予算ベースの予測値に切り替わるため、過去まで含めた予算編集のシミュレーションが可能です。

(2) 表示オプションを調整する

画面右上の 「表示オプション」 ボタンから、表示単位と科目フィルタを変更できます。変更は即座に反映されます。

項目

選択肢

通貨単位

円 / 千円 / 百万円

表示する科目

よく使う科目 / 全ての科目

「よく使う科目」 を選ぶと、実績または予算に数値がある科目、もしくは予定仕訳に登場する科目(および現預金)だけを表示します。

(3) 資金計画プレビューで全体感を確認する

画面中央の 「資金計画プレビュー」 に、対象年度の主要KPIと月次推移チャートが表示されます。

KPI

説明

営業C/F

営業活動による期内のキャッシュ純増減

投資C/F

投資活動による期内のキャッシュ純増減

財務C/F

財務活動による期内のキャッシュ純増減(借入返済を含む)

期末キャッシュ残高

期間末(最終月)の現預金見込み残高。期首からの増減も併せて表示されます

チャートは縦軸の左側に月次のC/F区分(棒グラフ)、右側に期末残高(折れ線)が表示されます。最新実績月までは塗りつぶしの棒、それ以降は斜線模様の棒で区別されます。

(4) 資金計画テーブルで月次キャッシュフローを確認する

「資金計画」 テーブルは、キャッシュフロー計算書と同じフォーマットで月次の数値を表示します。各列の月見出しには 「実績」 または 「予算」 のタグが付き、最新実績月を境に切り替わります。

  • 各行は左端の三角アイコンで折りたたみ・展開できます。表頭の左端のアイコンですべての行をまとめて折りたたみ/展開もできます。

  • 右端の 「合計」 列には期間内の合計値が表示されます。

  • 予定仕訳の影響を受けたセルにはバッジが表示されます。マウスを乗せると科目と金額のプレビューが出ます。

(5) 予定仕訳ドロワーで予定仕訳の一覧を確認する

未来日付に発生予定の資金の動きを 「予定仕訳」 として登録できます。予定仕訳はキャッシュフロー予測にのみ反映され、実績の帳簿や仕訳には影響しません。

資金計画テーブル右上の 「予定仕訳を確認」 ボタンを押すと、予定仕訳ドロワーが開きます。

仕訳はキャッシュフロー区分(営業・投資・財務・その他)でグループ化されて表示されます。各セクションは折りたたみ可能で、件数や未保存件数がヘッダーに表示されます。

(6) 新しい予定仕訳を追加する

ドロワー上部の 「新しい予定仕訳を追加」 フォームで入力します。

フィールド

必須

入力タイプ

仕様

予定日

必須

日付

最新会計年度の開始から3年先まで

借方

必須

勘定科目セレクト

貸方と同じ科目は指定できません

貸方

必須

勘定科目セレクト

借方と同じ科目は指定できません

金額

必須

数値

1円以上の整数

メモ

任意

テキスト

最大500文字

借方と貸方の間にある 「貸借反転」 ボタン(⇆アイコン)で、選んだ借方・貸方を入れ替えられます。入力後、 「追加」 ボタンで一覧に追加されます。

入力エラー時には以下のメッセージが表示されます。

エラーメッセージ

原因

"予定日を選択してください"

予定日が未入力

"借方科目を選択してください"

借方が未選択

"貸方科目を選択してください"

貸方が未選択

"借方と貸方に同じ科目は指定できません"

借方・貸方が同一科目

"金額を入力してください"

金額が未入力

"金額は1円以上で入力してください"

金額が0以下

(7) 既存の予定仕訳を編集・複製・削除する

予定仕訳一覧の各行は、そのまま値を書き換えて編集できます。

  • 行右側の 複製 アイコンで、同じ内容の新しい行を作れます。

  • 削除 アイコンを押すと「この予定仕訳を削除しますか?」と確認ダイアログが出ます。保存済みの仕訳を削除した場合は、保存するまでは 「削除予定」 タグに切り替わり、左端の取り消しアイコンで削除予定を取り消せます。

仕訳の状態は以下のタグで区別されます。

タグ

意味

保存済

データベースに保存されている

未保存

追加したばかりで未保存

変更あり

保存済みの行を編集中

削除予定

削除マークが付いており、保存で確定する

(8) セルから直接予定仕訳を追加する

資金計画テーブルの月次セルをクリックすると、その月・その科目に絞った予定仕訳モーダルが開きます。一覧から追加するよりも、対象の科目・月を間違えにくいので、ピンポイントで予定を入れたい場合に便利です。

予定日のデフォルトはその月の1日、借方は科目行の科目で自動入力されます。

(9) 変更を保存する/やめる

予定仕訳の追加・編集・削除は、すべてブラウザ内で一時的に保持されます。実際にデータベースへ反映するには保存操作が必要です。資金計画プレビュー右上の 「変更を保存」 / 「変更をやめる」 ボタンから操作します。

  • 「変更を保存」 で、変更内容をまとめて保存します。保存後は「予定仕訳を保存しました」と通知されます。

  • 「変更をやめる」 で、保存前の変更をすべて破棄します。確認ダイアログ「未保存の変更をやめます。よろしいですか?」で確定します。

未保存の変更がある間だけ、これらのボタンが有効化されます。保存に失敗した場合は「予定仕訳を保存できませんでした」と通知され、変更はそのまま未保存の状態で残ります(再度お試しください)。

(10) 借入連携でローンを資金計画に反映する

借入管理に登録した借入を、資金計画に自動反映できます。連携した借入の 借入実行(入金)元本返済利息支払 が、予定仕訳と同じように資金計画に表示されます。

画面右上の 「借入連携」 ボタンを押すと、借入連携モーダルが開きます。ボタンの後ろの括弧内に現在連携中の借入の件数が表示されます。

操作

説明

連携する

借入名の左のチェックボックスをONにする

連携を解除する

チェックボックスをOFFにする

検索する

上部の検索ボックスに借入名・銀行・番号の一部を入力する

最後に 「更新」 ボタンで確定すると「連携ローンを更新しました」と通知されます。変更を確定せずに閉じる場合は 「キャンセル」 ボタンを使います。更新に失敗した場合は「連携ローンを更新できませんでした」と通知されます。

連携で自動生成された仕訳は、予定仕訳ドロワー内に 「ローン」 タグ付きで表示され、内容に応じて 「借入実行」「元本」「利息」 のサブタグで区別されます。これらの仕訳は借入マスタが発生源のため、資金計画画面では直接編集・削除できません。返済額や利率の変更は借入管理側で行ってください。

(11) P/L科目の現金化設定でタイミングを調整する

売上や費用は、P/L計上時点と実際の入出金にズレが生じるのが一般的です(例: 売上高は計上の翌月に入金される、買掛金は2ヶ月後に支払う)。 「現金化設定」 ではこのズレを科目ごとに表現することで、より実態に近い資金繰り予測ができます。

画面右上の 「現金化設定」 ボタンを押すと、設定ドロワーが開きます。

デフォルト現金化先を設定する

ドロワー上部の 「デフォルト現金化先」 で、タイミングが設定されていないP/L科目が即時に現金化される対象口座(現預金勘定)を選びます。設定すると「デフォルト現金化先を保存しました」と通知されます。これを設定するまで個別の現金化設定は利用できません。

科目ごとの配分ルールを編集する

科目行の左の 「+」 アイコンで詳細編集を開き、 「行を追加」 で配分ルールを並べていきます(1科目あたり最大5行)。

フィールド

入力タイプ

仕様

配分%

整数

1〜100

遅延月数

整数

-12〜12(0は不可。マイナスは前倒し)

中間勘定

勘定科目

売掛金・買掛金・未払金など、経由する科目

配分先現金勘定

現預金勘定

最終的な着金先口座

配分%の合計が100%未満の場合、残りの%はデフォルト現金化先へ即時現金化として扱われます。

各行のフォーム下部にはプレビューが表示されます(例: 「100% が 1ヶ月 遅れで 売掛金 経由で サブ銀行 に現金化」)。 「保存」 ボタンで確定すると「「〇〇」の現金化のタイミングを保存しました」と通知されます(〇〇には対象のP/L科目名が入ります)。設定をまとめて未設定状態に戻すには 「現金化のタイミングを削除」 を使うと「「〇〇」の現金化のタイミングを削除しました」と通知されます。保存・削除に失敗した場合は「現金化のタイミングを保存できませんでした」「現金化のタイミングを削除できませんでした」と通知されます。

入力エラー時には以下のメッセージが表示されます。

エラーメッセージ

原因

"数値を入力してください"

配分%や遅延月数に数値以外を入力した

"整数を入力してください"

配分%や遅延月数に小数を入力した

"0より大きい値を入力してください"

配分%が0以下

"100以下の値を入力してください"

配分%が100超

"-12ヶ月以上を入力してください"

遅延月数が-12未満

"12ヶ月以下を入力してください"

遅延月数が12超

"0 は指定できません(即時配分はルール無しで表現してください)"

遅延月数に0を入力

"中間勘定を選択してください"

中間勘定が未選択

"配分先現金勘定を選択してください"

配分先現金勘定が未選択

"配分ルールは最大 5 行までです"

ルール行が5を超過

"配分%の合計は 100 以下にしてください"

配分%の合計が100超

非資金項目に設定する

減価償却費・引当金繰入額のように、実際には現金の動きを伴わない費用は、行の右端の

切り替え後は「「〇〇」を非資金項目に設定しました」もしくは「「〇〇」の非資金項目設定を解除しました」と通知されます。

(12) AI CFOと一緒に資金計画を作る

資金計画テーブル右上の 「AI CFOと一緒に作る」 ボタンを押すと、AI CFOのチャットパネルが開き、新規チャットの入力欄に以下の初期プロンプトが設定されます。

自然な日本語で資金計画の前提や課題を伝えると、AI CFOが対話形式でヒアリングしながら助言します。

(13) CSVでダウンロードする

資金計画テーブル右上の 「CSVダウンロード」 ボタンで、表示中の資金計画データをCSV形式で書き出せます。実績月と予算月を含む全体がエクスポートされます。

3. データ・挙動の詳細

項目

説明

実績と予算の境目

「最新実績月」までは実績の帳簿データを採用し、その翌月以降は予算データと予定仕訳から算出した予測値を表示します

予定仕訳のスコープ

予定仕訳は予算ごとに保存され、損益計画・実績の帳簿・他の予算には影響しません

未保存の変更

追加・編集・削除した予定仕訳はブラウザ上に一時保存され、「変更を保存」を押すまでデータベースには反映されません

予算ロック時の動作

予算がロックされている場合、予定仕訳の追加・編集・保存と借入連携の更新は無効化されます(閲覧のみ可能)。借入連携モーダルには「この予算はロック中のため閲覧のみです」と表示されます

権限制限

閲覧専用ゲストは「借入連携」「予算の設定」を編集できません。ボタンにマウスを乗せると「操作する権限がありません」と表示されます

借入連携の編集制限

借入連携で自動生成された仕訳は資金計画画面では直接編集できません。変更は借入管理側で行います

デフォルト現金化先と機能の有効化

「デフォルト現金化先」が未設定の場合、現金化設定機能全体が無効化されます。画面上部に警告と「設定する」ボタンが表示されます

データがない場合の表示

予算データが未登録の年度を選んだ場合や、対象の科目に実績・予算・予定仕訳がいずれも無い場合、資金計画テーブルには「表示するデータがありません」と表示されます。予定仕訳ドロワーの各セクションが空のときは「該当する予定仕訳はありません」、セルモーダルでは「このセルにはまだ予定仕訳がありません」と表示されます。借入連携モーダルでは、借入が未登録の場合に「借入が登録されていません。借入管理で追加してください。」、検索ヒットなしの場合に「該当する借入はありません」と表示されます

FAQ

予定仕訳は実績の帳簿に影響しますか?

いいえ。予定仕訳は資金計画の予測にのみ反映され、実績の仕訳・帳簿・損益計画には影響しません。

「変更を保存」を押さずに画面を閉じても入力内容は残りますか?

はい。予定仕訳の編集中の内容はブラウザに一時保存されているため、画面を閉じて再度開いても入力内容が残ります。ただし、別の端末・ブラウザでは反映されません。最終的に反映するには 「変更を保存」 を押してください。

借入連携で表示される仕訳を直接編集できますか?

いいえ。借入から自動生成された仕訳には 「ローン」 タグが付き、資金計画画面では編集・削除できません。返済額や利率の変更が必要な場合は、借入管理側で借入条件を更新してください。

「最新実績月」を変更すると何が変わりますか?

「最新実績月」以前の月は実績データ、その翌月以降は予算と予定仕訳から算出した予測データとして扱われます。最新実績月を遡って選び直すと、過去の月も予算ベースの予測値に切り替わります。

「非資金項目」とは何ですか?

実際の現金の動きを伴わない損益項目(例: 減価償却費、引当金繰入額)のことです。 「非資金項目」 にすると、その科目は将来の資金予測から完全に除外されます。

予算がロックされている場合でも資金計画は閲覧できますか?

はい。閲覧は可能ですが、予定仕訳の追加・編集・保存、借入連携の更新はできません。

複数の予算がある場合、資金計画はどう扱われますか?

予算ごとに独立して保存されます。シナリオ予算(例: ベストシナリオ、ワーストシナリオ)を切り替えると、それぞれの予算に紐づく予定仕訳と資金計画が表示されます。

「現金化設定」で配分%の合計を100%未満にしたらどうなりますか?

残りの%(100%から指定済みの合計を引いた値)は、 「デフォルト現金化先」 へ即時現金化として扱われます。

こちらの回答で解決しましたか?