シートの検索窓で表示を変更したのに、集計結果が変わらないのはなぜかというご質問をいただきます。
今回は、実際の画面を通して、この現象の要因を解説いたします。
以下のシートでは、「取引先名」に26レコードが登録されています。
そのため、集計結果もレコード数をカウントしており、「26」と表示されています。
ここで、検索窓に「【い】取引先名11」と入力して、取引先名のレコードを絞り込むと、表示されているレコードは「【い】取引先名」の1件のみになりますが、集計結果のレコード数は26のままで変化がありません。
この現象の原因は、「検索窓」の仕様にあります。
レコードの表示数を変更する方法には、以下の2種類があります。
検索窓
絞り込み（フィルター）機能
どちらもシート上で表示レコード数を変更できますが、検索窓はあくまでも一時的な非表示を行っているだけで、集計結果のレコード数には影響しません。
実際の画面で、検索窓と絞り込み機能の違いを比較しながら、集計結果の違いを確認してみましょう。
画像1：検索窓による表示変更後の画面
画像2：絞り込み機能を使用した画面
画像1
画像2
画像のとおり、どちらも表示されているレコード数は1件ですが、集計結果は異なります。
そのため、絞り込んだ状態での集計を行いたい場合は、検索窓ではなく「絞り込み」機能をご利用ください。